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折りたたみ自転車BROMPTONのチェーン洗浄を初めてやってみた!

      2016/01/23

チェーン洗浄初体験!BROMPTON愛ゆえに、ついに決心

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週末を実に楽しくしてくれる良き相棒、BROMPTONも買って半年ちょっと。2013年最大のトピックは、BROMPTONとの出会いでした。

ひとりぶろぐ » イギリスの折りたたみ自転車BROMPTON購入を決断した2本の動画

海岸を走ったり、未舗装路を走ったりもしたので、チェーンがジャリジャリと汚れており、洗浄をしようと思い立つも、全くどうしていいのか分からない。

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実は、生まれてこの方、チェーンの洗浄をしたことがありません。注油はしてましたが、洗浄はしたことがない。そういう人は少なくないのではないでしょうか。

いろいろな選択肢があるが、チェーン洗浄機を使う方法で

調べると、チェーン洗浄の方法は人によってやり方がいろいろ。

サイクルベースあさひのページが分かりやすいです。

チェーンを洗いましょう 自転車 サイクルベースあさひ ネットワーキング店 通販

  • 洗浄に使う液体
    • チェーンディグリーザー(台所洗剤を強力にしたような界面活性剤ベースの洗浄剤)
    • パーツクリーナー(揮発性の非塩素系溶剤)
    • 灯油
  • 洗浄に使う道具
    • チェーンを外す
      • ジュースのアルミボトル
      • ステンレスバット
      • ワイヤーブラシ
    • チェーンを外さない
      • チェーン洗浄機

チェーンを一度切断して、ミッシングリンク、パワーリンクと呼ばれるチェーンのコネクターで再度つなぎ合わせる。その部分は手ないしは専用工具で外せるようになるので、洗浄時はそこを外して自転車から完全にチェーンを取り外し、灯油を入れたアルミボトルにチェーンを入れてシェイク。ステンレスバットにあけて、ブラシで念入りに洗浄する方法。

チェーンは車体に取り付けたまま、洗浄液を満たしたチェーン洗浄機の中にチェーンを通し、ペダルを逆に回してチェーンを回し、洗浄する方法。

大きくはこの二つがあるようです。

BROMPTONは2012年モデル以降、チェーンに最初からパワーリンクがついていて、そこからチェーンを切り離して車体から完全に取り外すことができるようになっています。

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しかし、このパワーリンクは、2〜3回つけ外ししたら交換するよう案内があります。BROMPTONのM6Lについているパワーリンクは、SRAMの7SPD用。しかし、交換用として売っているのを見かけません。

また、チェーンを外して灯油で洗う方法は廃油の処理の問題が出てくるのでいろいろ面倒臭く、水溶性の界面活性剤を使う、一番面倒が少なそうなチェーン洗浄機を使う方法を採用してみました。

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(続きは[Read More]から)

自宅マンションに整備スペースがない

これまでチェーン洗浄の実行に及ばなかったのは、自宅であるマンションに整備スペースがないことも理由の一つになっていました。

オイルを扱う作業を室内でやるわけにいきません。それをどうしようかと思っていたのですが、近所の公園で作業できそうなスペースを見つけたので、案ずるより行うが易しとばかりに、公園での作業を試してみることにしました。

公園には水場がありますが、ホースを取り付けたりはできないので、ふんだんには水が使えないことは考慮しておく必要がありそうです。

チェーン洗浄の段取り

こんな段取りをイメージしました。

  1. チェーン洗浄機にチェーンディグリーザー(界面活性剤ベースの洗剤)を注入
  2. 自転車のチェーンにチェーン洗浄機を取り付け、ペダルを回して洗浄
  3. ウエスでチェーンを拭う
  4. パーツクリーナー(揮発性の溶剤)をチェーンやチェーンリング、リアコグに噴いてダメ押しの洗浄と脱水
  5. ウエスでチェーンを拭う
  6. チェーンルブ(チェーン油)をチェーンに塗布
  7. ウエスでチェーンを拭う


チェーン洗浄に使う道具をそろえる

思い立ったら実行です。道具をそろえました。

チェーン洗浄機

チェーン洗浄の要。洗浄液に浸した回転ブラシで、中を通すチェーンを洗浄する仕組み。

安価なチェーン洗浄機もありますが、評価が安定しているのがPARKTOOLのサイクロン。

PARKTOOLのサイクロンの初期型には、蓋を固定する金具が壊れたり、手でつかむハンドルが取れたりといった不具合があり、レビューが荒れていましたが、新型のCM-5.2ではその欠点を克服。ほかに洗浄液がセットのものもありますが、CM-5.2を指名買いしたかったので、これをチョイス。

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チェーンディグリーザー

植物性界面活性剤の洗剤。台所用洗剤とは一線を画す洗浄力ですが、液には粘性はなくシャバシャバとしています。このモータウン チェーンデグリーザーは無臭で、室内での作業をする際にもいいとか。

チェーンディグリーザーには揮発性のものもありますが、チェーン洗浄機の樹脂を冒す可能性があるので、界面活性剤にしました。

界面活性剤のものでもアルマイト(アルミ表面の着色加工)を剥がしてしまうそうなので、対象が金属でも注意を要します。

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ゴム手袋

自転車のメンテナンスは油汚れとの戦い。ゴム手袋をしていると、油汚れから手を守れます。僕の手は男としては標準的サイズだと思いますが、この上のLだと指先が少し余って作業性への影響があるので、男性でも特別手が大きくなければMがいいと思います。

「手を汚さない」ということは、自転車メンテナンスの精神的障壁を下げる上で重要なので、そろえました。

パーツクリーナー

揮発性の溶剤が入ったスプレー。スプレーといいつつ、かなりビシャビシャと液体が出てきます。

試しに液体を手に吹き付けると気化熱が奪われて冷たくなり、油分が奪われてカサカサになってしまいます。

油、油汚れを洗い流すために使います。巨大なスプレーの形をしていますが、意外と安くて1缶200円ぐらいです。しかし、1台の自転車の洗車に1本使う人もいるそうなので、4本まとめ買いしておきました。

樹脂などを冒すので、取り扱いには注意が必要です。

チェーンルブ

チェーンオイルです。洗浄しただけだとオイル切れ状態なので、洗浄後の注油に使います。飛び散りにくく、潤滑効果が長期間続く長寿命タイプだということで選びました。しかも安価。

ウエス

今回は100円ショップで買ってきたタオルを使いましたが、次回以降はペーパーウエスを使おうと思っています。

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新聞紙

作業中廃液がしたたるので、それを受け止める新聞紙です。新聞を取っていないのですが、無料で都合しました! 公共のスペースを使うので、後を濁さず。

ビニール袋

汚れた新聞紙、使い捨てゴム手袋、汚れたウエスなど、チェーン洗浄作業で出るゴミをまとめるビニール袋。普通はゴミ出し用に取ってありますよね。

公園へ

この寒空の下の作業に耐えうるよう、ハクキンカイロで武装。

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バックパックに道具一式を入れたビニール袋をひっかけ、ロードバイク用のスタンドもバックパックに突っ込んで近所の公園へ。

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下準備

BROMPTON用のメンテナンススタンドがないので、無理矢理ロードバイク用のスタンドでBROMPTONを立ててみます。

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チェーンの下に新聞紙を敷く。風が強いので重しを乗せておかないと飛んでいってしまいます。サイクルベースあさひのページでやっているように、車体側、タイヤも保護するように、L字型に敷けばよかったですね。今度はそうします。

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道具一式を並べてみました。

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ゴム手袋を装着。これはサイズがLで、やや余裕がありますが、ピッチリしたサイズの方が作業がやりやすいです。

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チェーン洗浄機の使用

チェーン洗浄機、PARKTOOLのサイクロンCM-5.2。

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左右にある金具を外して蓋を取り外します。

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蓋を外した状態。

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握り手を取り付けます。

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チェーンディグリーザー(界面活性剤ベースの洗剤)の霧吹き部分を外します。

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チェーン洗浄機へ、チェーンディグリーザーを注入します。このチェーンディグリーザーは1,000円ですが、これで4回〜5回分ありそうです。

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液面を示す「FILL」と印刷があるので、そこまで注ぎました。

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チェーンに沿うように取り付けます。

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蓋をかぶせ、さきほど外した両端の金具をパチンと戻してこのような状態に。

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しかし、ここでトラブルw ロードバイク用のスタンドではペダルが回せず、チェーン洗浄機による作業ができませんでした。MINOURA ワークスタンド RS-5000か、NITTO EX-20サイクルスタンドが欲しいところ。スタンドからおろし、車体を立てるために壁際に移動。

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ペダルを逆回転させて、チェーン洗浄機の中にチェーンを通していきます。チェーンが泡だらけになってきました。

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念入りに10分弱ぐらいペダルを逆回転させてチェーンを洗浄。チェーン洗浄機の中の洗浄液を見ると、灰色になっています。

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作業中、チェーンから洗浄液がしたたって、下に敷いた新聞紙に落ちます。洗浄液は溶け出した油で真っ黒。

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そろそろいいかと、チェーン洗浄機を取り外して中を見てみました。汚くはありますが、界面活性剤ベースのチェーンディグリーザーということで、チェーン洗浄機の中が油でベッタリという感じではありません。

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この段階で水で流すそうですが、水がふんだんには使えない環境なのでチェーンディグリーザーをウエスで拭う。チェーン洗浄機の中を水に交換して仕上げる人もいるようですね。今度はそうします。

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かなりきれいになって、チェーンの銀色が戻ってきました。

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パーツクリーナーの使用

続いて、パーツクリーナーでダメ押しの洗浄と脱水。パーツクリーナーには、付属のパイプをくっつけて広い範囲に飛び散らないようにしています。どこまでやったか分かるように、パワーリンクの部分から始めます。パーツクリーナーは、塗装や樹脂を冒すのでプラパーツの多いBROMPTONにパーツクリーナーを使うかどうかは悩みましたが、恐らくABSなので大丈夫だろうとたかをくくって使ってしまいました。

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チェーンルブの塗布

最後はチェーンルブ(チェーン油)です。

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例によって、パワーリンクのコマから始めて1周したら分かるようにします。使ったチェーンルブは、ハチミツぐらいの粘度。

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余分なチェーンルブをウエスで拭いて終了。

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パーツクリーナーをかけたスプロケット、リアコグにもチェーンルブをさしたのですが、ここにはグリスを使うべきなのでしょうか? その他、車体の清掃をしたのですが、そこは割愛します。

後片付け

作業の締めは後片付けです。汚いものを扱ったので、ここは重要。

下に敷いた新聞紙をゴミ入れのビニール袋に入れます。

チェーン洗浄機の中にたまった汚水をビニール袋に流します。ビニール袋に最初に入れた新聞紙は、汚水を吸わせる意味もあるのですね。

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チェーン洗浄機底にある磁石に、汚水中の鉄粉が集まっています。ウエスで落とせる汚れは落としておきます。

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家に帰ってから、チェーン洗浄機を流しで洗浄。油汚れを扱ったからには、内部は油でドロドロ……ということは全然なく、界面活性剤ベースのチェーンディグリーザーのおかげでチェーン洗浄機まできれいです。

回転ブラシも洗いますが、ここはチェーンに直接触れていた部分なので水で洗ってもしょうがなく、適当なところで切り上げます。

PARKTOOLのサイクロンは、消耗品がAmazonで買えるので、安心して使い倒せます。

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水であっという間にきれいになりました(ブラシを除く)。汚物があまり出ないのが、この方法のメリットですね。

ここまでやったらゴム手袋を外して、これもゴミ袋にポイ。手はきれいなままを保てました。

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出たゴミは、

  • 新聞紙1枚
  • ウエス1枚
  • ゴム手袋1組

ぐらいで、燃えるゴミに出せばOK。手も汚さず、大変だと思っていたチェーン洗浄があっけなく終わりました。

これなら、半年に1回といわず、もう少し頻度を上げてやってもよさそうですね。

溶けないものか心配ですが、チェーン洗浄機の中に灯油を入れる方法もあるそうで、消防法対応のガソリンの携行缶などの道具も準備してあります。

灯油は1リッター100円せず、大変安価。チェーンディグリーザーよりも洗浄力は高そうです。チェーンディグリーザーが500mlで1,000円するのと比較するとかなりコスト差があります。

しかし、チェーン洗浄機に付いた灯油を脱脂するのにパーツクリーナーは使えないし(樹脂が溶けるので)、チェーン洗浄機を室内保管することを考えると灯油臭いのは嫌なので、やっぱり灯油は使わない方がいいかしら。

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 - BROMPTON, 自転車