iOS 9.2ではiPhoneでもデジカメやSDカードから画像読み込みが可能に

1 iOS 9.2が公開、iPhoneでの「Lightning – SDカードカメラリーダー」などの利用をサポート！
2 これは革命！デジタル一眼レフの写真をガンガン共有しよう
3 iPhone同士の接続 → 対応
4 第5世代以降のiPod touch → 非対応
5 iPhone 4s → 対応（条件あり）
6 iPad Camera Connection Kit ＋ Lightning – 30ピンアダプタ → 対応
7 サードパーティ製Lightningメモリカードリーダー → 対応状況不明

iOS 9.2が公開、iPhoneでの「Lightning – SDカードカメラリーダー」などの利用をサポート！

本日、AppleがiOSの最新バージョンiOS 9.2を公開しました。

iOS 9.2では多数の機能向上が図られましたが、最も革新度の高い新機能に、Lightningコネクタを搭載したiPhone 5以降での「Lightning – SDカードカメラリーダー」と「Lightning – USBカメラアダプタ」のサポートがあります。

実際の利用の様子は、iDownload Blogが動画にして公開していました。

これまでのiOSは、これらの周辺機器からの画像読み込みをiPadのみに限ってサポートしていました。

iOS 9.2では、それを5以降のiPhone、iPhone 6(s) Plusにも拡大してサポートするようになったというわけです。

参考:

これらの周辺機器がiPhoneで使えないことが悔しくて仕方がないと思ってきた人は、自分を含め結構な数にのぼると思いますが、そうした人にとって、今回のニュースは大変に痛快なものではないでしょうか。

iOS9.2のおかげでiphonでもUSBカメラコネクションが使える様になりました。 pic.twitter.com/gggvx5WI2c

— てぬぐいさん@ポンコツ (@teng_sama) 2015, 12月 8

ちなみに、これまでも、USBカメラアダプタをUSBオーディオインターフェースや、USBキーボードをiPhoneに接続する用途には使えていました。

参考:

これは革命！デジタル一眼レフの写真をガンガン共有しよう

デジカメからiPhoneへの画像転送にはFlashAirをはじめとするいろいろなWi-Fiストレージを利用してきましたが、転送スピード、安定性、バッテリ消費、接続の簡単さ、操作の手軽さなどの点で「iPad Camera Connection Kit」、「Lightning – SDカードカメラリーダー」、「Lightning – USBカメラアダプタ」を使った転送の快適度にかなうものはないと思ってきました。

今回のiOS 9.2の登場で、iPhoneでもこの方法での画像転送ができるようになったのなら、Wi-Fiストレージの持つ役割の半分以上は消失したのではないかと感じています。

Wi-Fiストレージって、外部メモリの直接的な読み取りを頑なにサポートしてこなかったiPhoneのために登場し、発展してきたようなものですよね？

デジカメからiPhoneへの画像転送は、iPhone内蔵カメラでは撮れないクオリティの写真が欲しいときにするもの。そうした写真は得てしてサイズが大きく、Wi-Fi転送ではなかなか捗らない。「Lightning – SDカードカメラリーダー」、「Lightning – USBカメラアダプタ」による高速転送が、そうしたフラストレーションを解消してくれます。

iPadを所有していないなどの理由で、これまで「Lightning – SDカードカメラリーダー」、「Lightning – USBカメラアダプタ」を使ったことがなければ、ぜひとも導入することをお勧めします。その快適さに、きっとびっくりするはずです。