ひとりぶろぐ

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方向音痴が考えた、方向感覚を養うためのウェアラブルコンパス

   

Wearable compass for cultivating direction sense devised by directional tongue 00000

僕は方向音痴ですぐに方向感覚を失ってしまい、向かうべき方角と反対方向にすら進んでしまうほど。

ある道が向かう方角が地図との照合で分かっていても、90度右に曲がって45度左に曲がり、右にカーブする道をしばらく進み、と基準となる道からしばらく行くと、ついには完全に方向感覚を失ってしまう、といったような具合です。

スマートフォンはもちろん使いますが、方向感覚を補強するのとはちょっと違う感じです。

むしろ、マップアプリを「進行方向が上」表示にしてナビの言う通り進んでいると、自分がどこにいるのか、どこに向かっていくのかといった感覚がなくなっていきます。

電子コンパスはまたよく狂いますからね。常に少しずれていますし、90度ほど狂ってしまうこともしばしば。

進行方向を見失う恐怖から、しょっちゅうキャリブレーションをかけています。

アナログコンパスを再評価した

こんな体験から再評価したのがアナログコンパス。

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オイル式コンパスの名品の、針の動きの滑らかさは絶品で……といった語りは置いておいて、電源いらず、キャリブレーションの必要のないアナログコンパスの所持に意義を見出したのです。

使ってみるとなかなか新鮮な体験で、どちらが北か、そしてどっちに進んでいるのかということだけ意識すると、自分が空間の中を移動するイメージを強く持てるようになってきます。

常に身に着ける方法を考えた

コンパスを方向感覚を補強する感覚器官の一つとして使いたいという思いがあり、考案したのがバックパックのショルダーストラップ上に水平にマウントすること。

ショルダーストラップ上にコンパスを置く棚のようなものが必要だと考え、たまたま見つけたのがコレ。

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これを加工。糸鋸で一部切り落とす。

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この上に両面テープでコンパスを固定。

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ショルダーストラップに伸縮バンドで巻きつけました。

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実際に使ってみると?

使い続けるためにはブラッシュアップが必要としても、このセッティングは視線を胸に落とせば方角が確認できるため、思った通り便利!

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一度現在位置から目的地の方角を見定めた後は、目指す方角に向かっているかどうかを随時コンパスで確認すればおおよそ妙な方向に進まずに済み、行きたいのとは違う方角にしばらく進まざるを得なくなったとしても、そこからの復帰に見当が付けやすく、方向感覚が鍛えられる感じがあります。

日常生活にアナログコンパスを取り入れるとなかなか面白いので、レーザーカッターが使えるFabLab Setagayaで、もっと無駄のないコンパスショルダーシェルフ(棚)を作ってみたいですね!

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