リアシート背もたれ裏を収納化する

リアシート背もたれ裏を収納化する #

リアシートにシートベルトを取り付ける作業をしている際に、リアシートの背もたれの裏側がデッドスペースになっていることに気づいた。

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そこで、リアシートの背もたれを付け外しできるように、背もたれ裏を収納スペースとして活用できるようにした。

3Dプリンターでそのためのパーツを製作。

3Dプリンター用のデータは以下で公開している。

取り付け用にトラスタッピング木ネジ M5 x 20mmを用意。

元々ここに使われているのはトラスタッピング木ネジ M5 x 16mmなので、4mmほど長くした。

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下部用のパーツは元々のステー取り付け穴に取り付けた。

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上部用のパーツはパイプに嵌合する都合上、新たに取り付け場所を決める。

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パーツのパイプ嵌め込み部をパイプに噛ませ、背もたれを元の位置に戻し、マスキングテープを駆使して適正な位置をマーキング。

長穴のセンターにねじをねじ込み、パーツがスライドできる程度に仮止めして、また背もたれを元の位置に戻す。

スマフォを背もたれの裏側に突っ込んで写真を撮り、長穴のどこがベストポジションか確認。

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それに合わせてねじを本締め。このようにして背もたれに必要なパーツを取り付けた。

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付け外しできるようにしたが、それによって新たに発生した異音は今のところない。上部パーツがパイプに噛んでいる限りはガタガタ動いたりしない。

ちなみに、元のネジ穴を半分流用したため、背もたれが元の位置より上がっている。

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元の位置まで下げようかと思ったが、座面を前にずらすより違和感が少ないし、実害もない。背もたれ下の部分の収納空間が大きくなるので、筆者はこれで満足している。

スペースの大きさ #

こうして活用できるようになった背もたれ裏のスペース。

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大きくはないが、小さくもない。使い方によっては便利に使える収納スペースになるのではないだろうか。

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活用例 #

このスペース専用のS字フックを3Dプリンターで作成した。

3Dプリンター用のデータは前出のものといっしょに公開してある。

直径20mmのパイプに合わせて作り、異音の元にならないよう配慮した。ガッチリパイプを咥え込む。

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個人的にはバーナーやガス缶、コーヒーセット、マグカップ、ウォーターバッグなどを入れておこうと思っている。

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折りたたみ傘を置いておくスペースとしてもよさそうだ。

オマケ:背もたれ縦フレーム用スペーサー #

背もたれを支える縦フレームの取り付け部分に不自然な空間があって、車体側の取り付け穴に不要な負荷がかかっているので、スペーサーを3Dプリンターで作成した。

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3Dプリンター用のデータは、今回登場の他のデータといっしょに公開してある。

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