リアシート背もたれ裏を収納化する #
リアシートにシートベルトを取り付ける作業をしている際に、リアシートの背もたれの裏側がデッドスペースになっていることに気づいた。
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そこで、リアシートの背もたれを付け外しできるように、背もたれ裏を収納スペースとして活用できるようにした。
3Dプリンターでそのためのパーツを製作。
3Dプリンター用のデータは以下で公開している。
- Parts for rear seat backrest back modification for APtrikes125 by hitoriblog - Thingiverse
取り付け用にトラスタッピング木ネジ M5 x 20mmを用意。
元々ここに使われているのはトラスタッピング木ネジ M5 x 16mmなので、4mmほど長くした。

下部用のパーツは元々のステー取り付け穴に取り付けた。


上部用のパーツはパイプに嵌合する都合上、新たに取り付け場所を決める。

パーツのパイプ嵌め込み部をパイプに噛ませ、背もたれを元の位置に戻し、マスキングテープを駆使して適正な位置をマーキング。
長穴のセンターにねじをねじ込み、パーツがスライドできる程度に仮止めして、また背もたれを元の位置に戻す。
スマフォを背もたれの裏側に突っ込んで写真を撮り、長穴のどこがベストポジションか確認。

それに合わせてねじを本締め。このようにして背もたれに必要なパーツを取り付けた。

付け外しできるようにしたが、それによって新たに発生した異音は今のところない。上部パーツがパイプに噛んでいる限りはガタガタ動いたりしない。
ちなみに、元のネジ穴を半分流用したため、背もたれが元の位置より上がっている。

元の位置まで下げようかと思ったが、座面を前にずらすより違和感が少ないし、実害もない。背もたれ下の部分の収納空間が大きくなるので、筆者はこれで満足している。
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スペースの大きさ #
こうして活用できるようになった背もたれ裏のスペース。

大きくはないが、小さくもない。使い方によっては便利に使える収納スペースになるのではないだろうか。






活用例 #
このスペース専用のS字フックを3Dプリンターで作成した。
3Dプリンター用のデータは前出のものといっしょに公開してある。
- Parts for rear seat backrest back modification for APtrikes125 by hitoriblog - Thingiverse
直径20mmのパイプに合わせて作り、異音の元にならないよう配慮した。ガッチリパイプを咥え込む。


個人的にはバーナーやガス缶、コーヒーセット、マグカップ、ウォーターバッグなどを入れておこうと思っている。

折りたたみ傘を置いておくスペースとしてもよさそうだ。
オマケ:背もたれ縦フレーム用スペーサー #
背もたれを支える縦フレームの取り付け部分に不自然な空間があって、車体側の取り付け穴に不要な負荷がかかっているので、スペーサーを3Dプリンターで作成した。
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3Dプリンター用のデータは、今回登場の他のデータといっしょに公開してある。
