目立つ錆への対処 #
運転席の側面に使われている六角穴付きボルトやエンジンマウントのボルトの先端等が赤く錆びて美観を損ねていると感じたので、対処を検討した。





目立つ部分ではないが、よく折れることが話題になるワイパーアームの付け根も対象にした。

レストア系の動画で赤錆を安定した黒錆に転換するケミカルが使われているのをよく見ていたので、Holtsから出ているサビチェンジャー(サビ転換材)を選択した。

- ホルツ 補修用品 錆止め&転換剤 サビチェンジャー ハケ塗りタイプ 70g Holts MH116 サビ取り不要
使用方法 #
- サビチェンジャーは鉄のみに使える
- 基本的に塗料のようなものなので、塗りたくない場所には塗らないようにする
- マフラーなど熱くなるところには使えない
- サビチェンジャーを使用した上から塗装をすることも可能
- 汚れ、油分等をしっかり落とす
- 塗布箇所周辺にマスキングテープでマスクする
- 使用前によく振る
- 本液を付属のハケで錆びた箇所に塗る
実施事次第 #
まずはシリコンオフで脱脂をした。
- ソフト99(SOFT99) 99工房 補修用品 シリコンオフ300 自動車補修の脱脂処理用 09170
シリコンオフを洗えるペーパータオルに吹き付け、それで拭き上げた。


洗えるペーパータオルはメンテナンス作業のあらゆる場面で重宝する。
- スコッティ ファイン 洗って使えるペーパータオル 強力厚手タイプ 47カットホワイト 1ロール
ボルトの六角穴の中は届かないので、その部分は綿棒を使った。

脱脂後の状態は以下のような感じだ。


ここにサビチェンジャーを塗っていく。筆者はマスキングを全くしなかったが、やっぱりやった方がいい。


よく容器を振った後、サビチェンジャーの液を付属のカップにあけて、付属の筆で塗っていく。意外と液体の粘度が高く、糸を引くほどだ。それがちょっとやりづらい。

一応少し時間をあけてたっぷり二度塗りしたが、説明書をよく読んだら薄く塗れと書いてあったのであまりよくない例になってしまった。


筆やカップは水で綺麗になったので、ウレタン系、アクリル系なのかもしれない。
作業後翌日の状態 #
翌日の状態が以下だ。
サビチェンジャーは塗布後、5分から10分ぐらいかけて黒い防錆被膜を形成するとのことなので、これ以上どうこうなることはないはずだ。
サビ由来の赤みが完全になくなるわけではないようだが、場所によってはかなり赤みが抑えられ、あまり気にならなくなった。
個人的にはやってよかったと思うと同時に、マスキングをしておけばよかったという反省が残った。








作業から3日経過後の状態 #
1月19日に作業。1月22日の状況に変化があったので追記する。
黒サビ化が目に見えて進行し、作業翌日時点では赤サビだったものが黒サビ化した。
特に六角穴付きボルトは真っ黒といっていい状態になり、見違えた。
サビチェンジャー塗布後の黒サビ化には、それなりに時間がかかることが分かった。





