日焼けで褪色したハンドルカバーの再生 #
左手でのシフト操作のため、ハンドルカバーの使用に課題のあるAPtrikes125。
筆者は左側のハンドルカバーに加工をして、手の出し入れがスムーズに行くようにしている。
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また、伸縮性のあるネオプレーン生地のハンドルカバーを使い、ハンドルのスイッチボックスごとハンドルカバーの中に収めることで操作性を損なわない工夫もしている。
ただ、このネオプレーン生地のハンドルカバーは日光による褪色がひどく、1シーズンで見すぼらしい見た目になってしまう。以下の写真は1年半ほど使ったものだ。
筆者の場合、夏でも付けっぱなしにしているので、シーズンが終わった時点で外して日陰に保管していればここまでにはならないだろう。

裏側には日は当たらないので、裏側には褪色がない。

買い換えはたやすいが、APtrikes125のための左手側の加工がやり直しになってしまう。
そこで、褪色したハンドルカバーを黒く染め直すことにした。
染めQによる染め直し #
染め直しに使ったのが染めQというスプレー塗料。

- Amazon | 染めQテクノロジィ(Somay-Q Technology) 染めQエアゾール ブラック 264ML 油彩 | スプレー塗料
これは配合された染料が微細なもので、また吹き出し口に工夫がなされており、普通のスプレー塗料より微細な粒子が吹き出すようになっているため、皮革製品や布のような柔らかい素材にも使うことができるものだ。
染めたくないメッキの金具を保護するマスクを作り……。


外せるパーツは外した。

そして、大きなゴミ袋を用意し、その中で作業をするようにした。


染めQで染め直しをした結果、日焼けした表側と裏側の区別が付かないほどになった。「再生」と称しても差し支えないレベルではないだろうか。


塗装した面は元より少しゴワゴワするようになったが、見た目には風合いは変わっておらず、個人的には許容範囲だ。
ロゴが印刷されていた部分もいい感じになっている。


染めQの代替品 #
染めQはプラスチックなどの塗装においても、素人作業でも綺麗に仕上がるので機会がある毎に使っているが、その欠点はちょっと高いことだ。
今回使った264mlのスプレーで3,000円ほどする。これで恐らく2回はハンドルカバーの染め直しができると思われる。
ハンドルカバーを買い直すよりは安く上がるものの、ほかに同等品を知らないのでしょうがなく使っていた。
ところが、最近では「そろそろ 染め GORO」という類似品が出回っているようだ。
- Amazon.co.jp: PROST’s そろそろ 染め GORO ブラック 300ml /エアゾールスプレー 塗料 カラースプレー : DIY・工具・ガーデン
こちらは300mlで1,980円と染めQの2/3以下の値段だ。
染めQより増量されているのでまず間違いなく2回は染め直しができるとすると、1回当たり1,000円で染め直しができることになる。