スパークプラグの交換

スパークプラグの交換 #

スパークプラグはドライバーズシート下、車体右側にある。

走行距離10,000km以内で交換。スパークプラグは300円程度と安いので、健常なうちに交換した方がいいだろう。

新車にはTORCH製(中国製)のプラグが装着されている。特に問題ないが、NGK製に交換する人が多い。

以前はLG製が付いてきたそうだ。

APtrikes125用プラグ

標準タイプ(Alive Plus指定品)

低熱価タイプ

熱価とは、スパークプラグが受ける熱を発散させる度合いのことを示す。

記号意味
Dネジ径φ12、六角対辺Hex18.0mm
P絶縁体突き出し
R抵抗: レジスター
8熱価: 8
Eネジ長: 19.0mm
A追記号
-9火花ギャップ: 0.9mm

熱価は2(低熱価)〜10(高熱価)の8段階なので、DPR7EA-9も、DPR8EA-9も全体からすると高熱価(冷え型)に属する。

DPR7EA-9DPR8EA-9
低熱価高熱価
焼け型冷え型
ホットタイプコールドタイプ
プラグの温度が高くなりやすいプラグの温度が高くなりにくい
くすぶりにくい過熱しにくい
過熱しやすいくすぶりやすい
低速走行、短距離走行向け-

イリジウムIXの該当品

イリジウム系のプラグはカブると火花が飛ばなくなり、また碍子が割れやすいため、サバイバビリティが低い。

その一方で純正指定されているでもない限り性能がアップすることもないので非推奨。

イリジウム系プラグへの根拠なき信奉を「イリジウム神話」と称し、冷笑の対象にもなるそうだ。

レッカーの憂き目に遭う可能性が少なくないAPtrikes125に、障害点を増やすのは得策ではないだろう。

互換品として指定のあるMotoDXグレードはなし。

交換には、18mmのプラグレンチが必要。下掲のプラグレンチなら、サイドカバーを外さなくともプラグが外せるので便利だ。

車載用に便利なプラグレンチ

スパークプラグの交換方法 #

  1. 交換はプラグキャップを引っこ抜き(引っ張れば抜ける)、プラグをプラグレンチで外す。

  2. 古いプラグの碍子の焼け具合をチェックし、適正な焼け方かどうかをチェック。

  • プラグが白く焼けた状態(焼けすぎ)は温度が高くなっていることを示し、キャブレターのメインジェットの番手を上げる、ないしはプラグの熱価を上げる対策が必要とされる。
プラグの碍子の焼け色状態判定
白色焼けすぎ
灰色〜茶色良好
黒色くすぶり
  1. 新しいプラグをプラグレンチで締め込み、元の通りプラグキャップをはめて完了。