REVOシートの下に収納を設ける
キャンパー アルトピアーノ(CAMPER ALTOPIANO)の居住空間のインテリアはシンプルでスッキリしている一方、収納が足りない傾向がある。
オプションとして冷蔵庫を選択した4WD車は収納が全くないといっても過言でないだろう。
収納を設けるにはいろいろな選択肢があると思うが、REVOシート下を活用する方法を紹介する。
REVOシート下は完全なデッドスペースなので、収納として活用することの意義は大きい。
REVOシート下用収納ボックスの製作
話は簡単で、REVOシートの下、左右に空いた細長いスペースにはまる収納ボックスを作ってはめるというものだ。
REVOシートの座面が蓋になって、普段は見えないからスッキリ収納できる。
稼げる容量は工具箱2つ分といった程度だが、なかなかどうして馬鹿にできない容量になる。
テーブルをどけたりといった手間が発生する可能性が高い床下収納と異なり、まずアクセスできるメリットがある一方、座面を上げるとシートベルトの受け側がいっしょに落ちてしまうデメリットもある。
移動中は運転席、助手席にしか座らない1人〜2人旅の場合気にする必要がないかもしれないが、左右のシートベルトを空の状態でカチっとはめて受け側がフロアに落ちてしまわないようにしてから座面を戻すという、REVOシート扱いにおいて必須のテクを知っているのが活用の前提になる。
製作の実際
材料はボール紙などの厚紙か、カッターで切れる程度の耐熱性のある樹脂シートだ。
筆者は100円ショップで販売されているプラダン(PP……ポリプロピレン製)とPPシートで作ったが、いずれも盛夏の暑さにやられて伸びてしまった。
それに代わる素材をまだ見付けていないので、ボール紙などの厚紙で作ることを今は推奨しよう。
用意したボール紙を下掲の図のようにカット。
といっても、小さくて見えないだろう。画像に、画像ファイルへの直接リンクを張っておいたので、画像をクリックして拡大してほしい。
100円ショップで売っているプラダンやPPシートのサイズに合わせて作ったため分割しているが、大きいボール紙が用意できる場合は分割する必要はない。
組み立てには両面ハトメを使った。
直径6mmのハトメに対し、必要な直径6.5mmの穴開けは、
- 交換式のポンチの先端(直径6.5mm)
- 穴開け対象の材料(ボール紙など)
- 100円ショップで買ったスタンプ台のシリコン
これをクランプで挟んで打ち抜くと騒音が出ず、効率がいいかもしれない。
両端のベロの部分を折ってフレームの鉄板を挟み、クリップで固定する。筆者はいったんは写真のように3Dプリンターで自作したクリップを使っていたが、塩梅がよくなかったので市販のダブルクリップに交換した。