室内後端に天井棚を取り付ける
キャンパー アルトピアーノ(CAMPER ALTOPIANO)の収納スペースを増強するため、利便性を上げるためにサイドバーを取り付けた。
取り付けたサイドバーを活用し、リアゲートのすぐ内側、室内後端に天井棚を作った。
ここに棚を作ると後方視界を遮らず、居住空間への影響は少さく、物を取り出しやすく、室内側からも、リアゲート側からも物を出し入れできて便利だ。
実際のところはどうか分からないが、事故時に余計な危険を背負うことがなさそうな作りにすることを意識した。
天井棚製作の実際
筆者的なこだわりから、まずはサイドバーの間に2本の木の棒を渡すところから始めた。
こだわりがなければインテリアバーを使えばいいだろう。
ホームセンターのDCMくろがねやで見つけた直径18mmの木の棒をチョイス。
木の棒はいつでも外せるように、サイドバーにフック状のパーツで引っ掛けるだけの作りにした。パーツは3Dプリンターで作成した。(プリント用のデータは後出)
3DプリンターはKINGROON KP3Sを使用。
フィラメントはRepRapperのPETGを使用。2021年8月の猛暑の車内を耐えた。
PETGは銘柄によっては夏の車内の熱に耐えられないので注意が必要。
このパーツを両端にはめた場合、木の棒は1057mmにするとちょうどぐらいだ。この白木の棒は、色ニスで他の家具と色合わせをするつもりだが、それが実現するのはいつのことになるだろうか。
渡した2本の木の棒に、ダイソーのワイヤーネット(サイズは後で調べて記載)をタイラップで固定。余った左右のスペースに、セリアで(記憶が確かでない)買ったワイヤーバスケット(サイズは後で調べて記載)を同じくタイラップで固定。
荷物の落下防止に900x400mmのラゲージネットをかぶせる感じにした。ちなみに、このラゲージネットは袋状になっている。
ラゲージネットはフック状のパーツに引っ掛けて固定している。
ワイヤーネットの短辺と、ワイヤーバスケットの長辺は寸法がピッタリ同じというわけでないが、タイラップによる固定のアバウトさに助けられ何とかなっている。
一度天井棚として完成させた後、ワイヤーネットの下端をリアウインドウの上端まで下げれば容量を稼げると気づき、3Dプリンターで作成したフック状のパーツを現物合わせで改修。同時に嵌合がタイトになるよう、若干形状もリファインしている。
3Dプリンターで使えるSTLファイルを以下に掲載したので、プリントできる人は使ってみてほしい。
リアウインドウ直上まで位置を下げられ、後方視界を遮らない範囲で最大の容量を稼げるようになった。
まだ諸々カスタム作業途中ゆえに暮らし方がこなれていないが、現在は、以下のようなものをこの天井棚に置いている。
- ベッドパッド
- ブランケット
- シャンプー
- リンス
- タオル2枚
居住性への影響
この天井棚は後方視界を遮らない範囲で最大の容量を稼ぐ一方、その分居住性への影響は大きくなっていることになる。
リアゲート側のカウンターを取り外し、リアゲート側の居住まいがよくなるようにする方向性があるが、その方向性と競合することになる。
実際はどの程度かといえば、身長170cmの筆者が棚下に座ると棚が頭に当たる。
我が家の場合はこちら側には子供を座らせればよいかと思って問題視していないが、そうもいかない場合は棚の高さについて一考する必要があるだろう。