タイヤの空気圧調整
キャンパー アルトピアーノ(CAMPER ALTOPIANO)のタイヤの空気圧調整は、月に1回以上する必要がある。
どのぐらいの空気圧に調整すればいいのだろうか?
ベース車であるタウンエースバンの取扱説明書によると、以下のような空気圧が指定されている。
タイヤサイズ | ホイールサイズ | 積載状態 | タイヤが 冷えているときの 空気圧kPa(kg/cm^2) | |
---|---|---|---|---|
前輪 | 後輪 | |||
165R13 8PR | 13x5J | 軽積載時 | 220(2.2) | 260(2.6) |
13x5J | 定積載時 | 220(2.2) | 450(4.5) |
納車時のタイヤの空気圧
筆者のキャンパー アルトピアーノ(CAMPER ALTOPIANO)の納車時のタイヤ空気圧は以下のようになっていた。
前輪 | 後輪 |
---|---|
2.5(250) | 2.8(280) |
※単位kPa(kg/cm^2)
筆者の個体はキャンパー アルトピアーノ(CAMPER ALTOPIANO)を製造しているジェームス246玉川店での整備後に納車されているため、この空気圧に意味を感じていて、これに合わせるようにしている。
キャンパー装備の分、軽積載時より後輪の空気圧を上げる必要がありそうだが、定積載時ほどではないと思われるのでこのぐらいではないだろうか?
空気圧のチェックをどこでやるか
ホームスタンドの安心感があるため、筆者は地元のガソリンスタンドに寄った際に空気圧のチェックをやるようにしている。
高速道路を走る際はタイヤの空気圧がとりわけ大きな影響を及ぼす可能性があるため、その前にやっておくべきだろう。
空気圧チェックは、給油機のレーンを離れて後続の迷惑にならないようにしてからやるのがマナーなので、それを徹底している。
フルサービスのガソリンスタンド(セルフサービスでない)であれば空気圧チェックをスタッフに頼むことが可能なので、給油ついでに頼むのもありだろう。
フルサービスのガソリンスタンドを探すには、gogo.gs(ゴーゴージーエス)を利用し絞り込みで「スタッフ給油」を指定するといい。
同様に「セルフスタンド」で絞り込むとセルフサービスのガソリンスタンドを検索できる。
gogo.gsはWebサイトだが、iOS、Androidの各スマートフォンアプリもある。
偶然にも、これを書いた翌日に東北道を80km/h〜90km/hで走っていたら、目の前を走っていたノアの後輪がバーストし、タイヤの破片を撒き散らしながら路肩に退避していった。
特に空気圧が指定より低いと発熱してバーストしやすい。
古いノアだったので、タイヤもヤレていたと思われる。
タイヤの空気圧は経時で低くなっていくため、定期的なチェックが欠かせないのだ。
空気入れ(エアーキャリー)の使い方
空気圧チェックと言われても、セルフスタンドでは何をどうすればチェックできるのか分からない人もいるかもしれない。
具体的には、大抵のガソリンスタンドに備え付けの空気入れ(エアーキャリー)を使ってする。
セルフサービスのガソリンスタンドにある空気入れ(エアーキャリー)は、来店者である我々が基本的には勝手に使っていいのだ。
空気入れ(エアーキャリー)には空気圧を測るエアゲージが付いており、タイヤのバルブに接続すると現在の空気圧が分かる。
空気入れ(エアーキャリー)には圧縮空気をためたタンクが付いていて、タイヤに空気を入れることができる。
また、しかるべき操作をするとタイヤから空気を抜くこともできる。
- 空気圧を測る
- 空気を入れる
- 空気を抜く
この三つの作用で空気圧を指定の圧力に調整するわけだ。
筆者はガソリンスタンドにある空気入れ(エアーキャリー)の使い方が分からず、長いこと気後れして使ってこなかった。
そんな人が筆者以外にもいるかもしれないので、空気入れ(エアーキャリー)の使い方をここに書いておこう。
空気入れ(エアーキャリー)は圧縮空気をエアータンクに充填する機能のあるスタンドにセットされた状態で置いてあるのが普通だ。
スタンドから、空気入れ(エアーキャリー)を上に持ち上げて外す。
持ち上げるとスタンド側の空気弁が自動的に閉じる。着け外しのための特別な操作は必要ないので心配することはない。ただ持ち上げるだけでいい。
キャンパー アルトピアーノ(CAMPER ALTOPIANO)のタイヤのバルブにはキャップが付いているので、それを外す。
バルブにはネジが切ってあり、キャップはねじ込まれているので反時計回りに回して外す。
ノズル部分にロックレバーがあるので、それを指で押さえる。
バルブに奥まで差し込んで手を離す。
操作部に「+」と「-」の二つのボタンがあるか、レバーの左右に「+」と「-」のマークがある場合、操作方法は直感で推測できると思うが、見渡しても操作部にボタンが一つ、あるいはレバーが1本の場合は、どうやって空気を入れたり抜いたりしていいのか分からず戸惑うだろう。
この場合は、握り方、押し方の強弱で動作が変わるタイプと予想されるので、そう想定して挙動を確認する。
操作 | 動作 |
---|---|
弱く握る(弱く押す) | 空気を抜く |
強く握る(強く押す) | 空気を入れる |
弱く握れば空気が抜ける。
弱く握れば空気が入る。多分そうなっているだろう。
キャンパー アルトピアーノ(CAMPER ALTOPIANO)の後輪に空気入れ(エアーキャリー)を接続し、エアゲージを見ると、空気圧は265(2.65)になっていた。
前回チェックしたのは1カ月以上前だったろうか。少し下がっているので2.8(280)まで入れる。
レバーを少しの間強く握っては離し、握っては離しと徐々に2.8(280)に近づけていく。通り過ぎてしまったらレバーを弱く握って空気を抜いて調整するわけだ。
終わったらバルブキャップを締める。
四輪すべて終えたら操作部のところに付いているリングをメインパイプの途中に付いている途切れたリングのところに引っ掛け、スタンドに戻す。
スタンドに戻すと使った分の空気が補充され、次の利用者がまた満タンから使えるようになるというわけだ。