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「Coincheck」で暗号通貨を数日間トレードして分かったやってはいけないこと

      2017/03/29

最近、暗号通貨の取引所「Coincheck」で暗号通貨をトレードしています。

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こういう投機をやったことがなく、初体験にして強烈な面白さを感じているのですが今のところ負けています。

まず前提として、勝てるやり方をしていなかった(笑)。

かなり低レベルで恥ずかしいのですが、「Coincheck」チャットを見ていると同様のレベルの人がたくさんいそうだったので、失敗談として共有しておきます。

「Coincheck」のメニューには「コインを買う」、「コインを売る」というものがあるんですが、そこで買ったり売ったりしていたのがまずかった。

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どういうことか。

「コインを買う」、「コインを売る」を使ってはいけない

下掲の画像の左側が「コインを買う」なんですが、ここのレートがスクリーンショット撮影時1ビットコイン当たり117,543円。

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右側が「トレードビュー」。こちらもスクリーンショット撮影時「注文一覧」の左側、買い注文の一番上、つまり、最も高く買おうとしている人が設定していた指値のレートが1ビットコイン当たり116,891円。

「コインを買う」では最も高く買おうとしている人より、さらに652円も高いレートが設定されていたのですね。

通常、指値はライバルに勝つために1円単位で刻んでいくため、とんでもなく飛躍した高値です。

ある一時点のビットコインの買いレート
「コインを買う」のレート 117,543円
「トレードビュー」の買い注文最高レート 116,891円
差額 652円

逆に「コインを売る」の場合は、別の瞬間でレート1ビットコイン当たり116,538円。

同じ瞬間、「トレードビュー」で最も安く売ろうとしていた人が付けていたレートが1ビットコイン当たり117,132円。

ここでも594円の差額があり、「コインを売る」は凄く安いレートを設定してしまう傾向にあります。

ある一時点のビットコインの売りレート
「コインを売る」のレート 116,538円
「トレードビュー」の売り注文最安レート 117,132円
差額 594円

つまり、「コインを買う」で買い、「コインを売る」で売ると往復で1,246円もの差額になってしまうわけです。

「トレードビュー」の「注文一覧」に並んでいるのはそれぞれのユーザーが設定した指値。

あくまでも売り買いの希望価格でしかないので、需給の関係で注文が通らないことはあるわけですが、それでも注文の中で一番高く買い、一番安く売るようにすればほぼ注文は通ります。

従って、「コインを買う」、「コインを売る」を使わない。「トレードビュー」の指値で売買する、というのが「Coincheck」の基本となるわけです。

知らないと、普通に使ってしまいそうですよね。

「トレードビュー」から指値で売買した場合は現在手数料が無料なので、1円の差額でも利益になります。1,246円との落差がすごい!

アプリを使ってはいけない

「Coincheck」にはiOS用、Android用のアプリがありますが、チャートが簡易版でローソク足がなく、買いシグナル、売りシグナルを知ることができないばかりか、チャート自体の反映が遅いため、これを使っていると確実に損をします。

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少なくとも、ローソク足のチャートを見ることができるWeb版を利用することが大前提です。

指値での注文もできないため、全く使い所がありません。

捨ててOK。

ビットコイン以外の暗号通貨で刹那的な利ざやを取ろうとしてはいけない

ちなみに、「Coincheck」ではいろいろな暗号通貨を扱っていますが、指値が指定できるのはビットコインだけ。

それ以外の暗号通貨は「コインを買う」、「コインを売る」を使わざるを得ず、ビットコイン同様に高く買わされ、安く売らされます。

だから、相当安く買って、相当高く売らないと利益が出ません。

さっきの例のレート116,538円のビットコインに対する1,246円は、おおよそ10%。10%以上の値動きがないと利益が出ないってことですね。

11%上がっても、利益は1%ですからね。

買ってすぐ売るだけで10%損するということです。

いくらボラティリティが高い暗号通貨の世界とはいえ、常に10%以上の値動きを期待しなければならないのはキツイ。

指値が使えないビットコイン以外の暗号通貨は、デイトレード的なスタイルは諦め、暴落で買って塩漬けというやり方がよいのではないかと思いました。

指値で素早く注文するやり方

「トレードビュー」では、「注文一覧」が重要。常に注文がチラチラと動いています。

左側の緑色の数字が買いの指値。つまり、この値段で買いたいとユーザーが入れた注文が表示されています。

左側の赤色の数字が売りの指値。つまり、この値段で売りたいとユーザーが入れた注文が表示されています。

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買いの注文は指値が高い順に並んでいて、一番上は一番高い値段が指定された注文。

売りの注文は指値が安い順に並んでいて、一番上は一番安い値段が指定された注文。

いずれも、一番上から買われ、売られていくので、この位置をキープしなければなりません。

買いの注文の場合は一番上の値段より高く。

売りの注文の場合は一番上の値段より安く指値を設定するわけですが、1秒に3回ぐらい更新されているので、頑張って注文が通る指値を指定します。

APIを使うと+2円、-2円などと補正値を入れて瞬速で注文を被せられ、ゲットもリリースも手動でやるより格段に楽なのですが、そこは投資家の一人として頑張ってみてくださいね。

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ちなみに、値動きに置いていかれて不適切な指値の注文になってしまった、といった事情で注文をキャンセルしたい場合は、「注文一覧」の左側にある「未約定の注文」からキャンセルが可能です。

これもしばらく知らずにやっていた(笑)。マニュアル読もう←俺

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