BROMPTONにキックスタンドを取り付けてみた
2016/05/24
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2016/05/24
もくじ
昨日、小径車に強い自転車専門店、和田サイクルに行ってきました。
かいぼりをやっている、井の頭公園の井の頭池を見物した帰りにちょっと寄りました。
ここは、知る人ぞ知る小径車の聖地。
店内でブロンプトン用と書いてあるキックスタンドを見かけたので、買ってきました。モノとしては、MINOURAのSL-BD-1みたいですね。SL-BD-1は、「SL-27」をBD-1用に改良したモデルだそうです。アルミ製。
スプリングが見えませんが、内蔵されています。
これがSL-BD-1だとして、重さは実測で148gだそうです。
優遊ポタリング - pottering in a leisurely manner –
この場で取り付けてもらって帰るのが基本のようで、買うときに「車体はどこですか?」と聞かれました。BROMPTONのノーマルタイヤに合わせて和田サイクルで曲げ加工をしているということで、Sハンドル車についているスリックタイヤ、コジャックだと、調整が異なるそうです。
この日は降雪の翌日で徒歩だったので、キックスタンドだけ買って帰りました。(続きは[Read More]から)
BROMPTONにキックスタンドが必要なのか?
BROMPTONは後輪を折り畳むとリアキャリアが接地し、その状態で自立します。
よって基本的にはスタンドは不要なのですが、リアキャリアにもベアリング入りの車輪がついていて、地面に傾斜があると動いていってしまうのです。かなり微妙な傾斜でもダメ。純正のイージーホイールだと少し転がりが悪いので、ここまでではありませんが。
これまでの経験では意外に傾斜した場所が多く、転がっていかない置き方、置き場所の試行錯誤に30秒〜1分ぐらいかかることもしばしば。
僕は、サイクリング中写真を撮りまくります。だれかといっしょに走ったら、多分嫌がられるぐらい。
それほどの頻度で撮影をするたびに、駐輪の試行錯誤をするのがちょっと面倒に感じてきました。
このような事情から、キックスタンドの必要を感じています。
キックスタンドのステーはこのような形状。ねじ1本、スプリングワッシャー1つ、ワッシャー3つ、ナット一つが付属。
キックスタンドのステーにはねじ穴が二つ開いているので、大きい穴の方はリアハブのボルトと共締め(写真中の大きな丸)、小さい方は泥よけ、キャリアのステーと共締め(写真中の×)するのかと思ったら、そうじゃない。
小さい穴の方は、何もない場所(写真中の小さい丸)に来るように取り付けるのでした。
キックスタンドのステーのL字に曲がっている部分(写真中上の矢印)、そしてキックスタンドのステーの小さい穴に締め込んだボルト(写真中下の矢印)とで挟み込む感じになり、リアハブのボルトを締めなくても軸回転しない。
リアハブのボルトを締め込むとかっちり固定されるという寸法。流用品なので、やや無理矢理感がありますが、大丈夫そうかな?
まずはリアハブのボルトを外す。(使っているコンビネーションレンチは持ち歩き用で、ガムテープを巻いてあります)
キックスタンドに付属のねじ類をステーの小さい穴の方に手でできる程度に締め込んでおく。
キックスタンドのステーの大きな穴にリアハブのシャフトを通し、取り付ける。向きは、こうにしかならないので、自明。
リアハブのナットを手で締めて、キックスタンドのステーの小さい穴のねじを、六角ナットがBROMPTONのフレームと平行に当たるよう調整しながら締め込む。
リアハブのナットを締めて完成。
小さい方のネジがリアキャリアのステーと共締めだったら、長いネジを買ってこなければならないところだったので難を逃れました。
こんな感じになりました。スタンドを下ろすと、外側に張り出します。
スタンドを跳ね上げると車体の方を向きます。
スタンドを跳ね上げれば、輪行の邪魔にはなりません。
クランクに取り付けたQRD2とほぼ張り出し量は同じなので、仕舞い寸法にも影響は出ません。
スタンドを下ろすと、こんな感じ。
違和感ありませんね。
また車重が少し重くなってしまいました。しばらくこれで試して、メリット、デメリットをはかりましょう。