Mac OS Xでも地震速報「ゆれくるコール」の通知を受けたいと思ったからTFMYurekuruPatcher
2016/03/16
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2016/03/16
地震の発生を通知してくれるゆれくるコール。
iPhoneで愛用している人も多いのではないでしょうか。
iPhoneが近くにある場合はいいのですが、Macを使っている場合には、ゆれくるの通知をMacに寄越してほしいと思ったりします。
そこで、ゆれくるコールの通知をMacで受け取るべくゴソゴソとHackしてみました。
結果、iPhoneへのPush Notificationに匹敵するスピードと安定性で、ゆれくるコールを通知させることができるようになりました。(続きは[MORE]から)
もくじ
今回作ったTFMYurekuruPatcher(Twitter for Macの頭文字を取ってTFM)は、Mac用のTwitter公式クライアントであるTwitter for Macに当てるパッチです。以前、Twitter for Macで日本式非公式RTを可能にするTFMPatcherというものを作りましたが、そのバリエーションということになります。
Twitter for MacはUserStreamというプロトコルに対応しており、ほぼリアルタイムでツイートが流れてきます。
ゆれくるコールのアカウント、 @yurekuru をFollowしていれば、Twitter for Macは、リアルタイムでツイートを表示します。
それを検知してGrowlを表示し、かつ例の怖い「ブリンブリン」音を鳴らすようにするのがTFMYurekuruPatcherの効能です。
横にiPhoneを置いて通知の表示スピードを比較すると、これまでの実績ではTFMYurekuruPatcherでの通知の方が先に動作するようです。
このほかにMacで緊急地震速報をリアルタイムに近い形で受け取る手段が現状では無いと思いますし、Macの前に座っているシチュエーションでは、一定の利用価値はあるものと思います。
このソフトウェアを使ったこと、使えなかったことで生じる結果に責任を持ちません。
自己責任でお使いください。
Twitter for MacとGrowlをインストールしている環境を前提としています。
MentionなどがGrowlで通知できるようにしてください。
TFMYurekuruPatcherの動作にはSIMBLが必要です。
まずSIMBLをインストールします。解凍して出てきたpkgファイルをダブルクリックで起動した後は、インストーラの指示に従うだけでインストールは完了するかと思います。
Twitter for Macを起動項目に入れている場合には、スクリプト「TFMStartup」を使うとパッチが当たらないということがないかもしれません。
上記リンクからダウンロードしたzipファイルを解凍して出てくるTFMYurekuruPatcher.bundleを以下の場所に設置。
/ユーザ/YOUR_USER_NAME/ライブラリ/Appliction Support/SIMBL/Plugins
「YOUR_USER_NAME」は、実際には自分のユーザー名になります。また、「SIMBL/Plugins」が存在しない場合は、ディレクトリを作成します。
TFMYurekuruPatcherをインストール後、Twitter for Macを再起動します。
うまくTFMYurekuruPatcherが適用されていれば、Twitter for Macのメニューバーに「ゆれくるコール」の項目が追加されているはずです。
TFMYurekuruPatcherはタイムラインに流れてくる @yurekuru のつぶやきを監視していますので、Twitter for Macに設定しているアカウントで @yurekuru をフォローしないとなりません。
TFMYurekuruPatcherの設定は、Twitter for Macのメニューバーに追加された「ゆれくるコール」の項目からできます。
TFMYurekuruPatcher.bundleの中に音のファイルが入っているので、差し替えてください。
TFMYurekuruPatcher.bundle/Contents/Resources/TFMYurekuruPatcher.wav