「PictRuby」iOS用のプログラミング言語Rubyがv0.3にアップデート
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先日紹介したiOS上で動作するプログラミング言語Ruby、PictRubyがv0.3にアップデート。UTF8文字列を扱えるようになり、またURL Scheme経由で問い合わせなしにスクリプトを起動できるようになりました。
PictRubyは組み込み向けのRubyであるmrubyを内蔵しており、ネットワーク環境不要でRubyスクリプトが実行可能。(あえてこう断るのは、iOS上で動作するプログラミングアプリには、オンラインコンパイラが多いため)
PictRuby
カテゴリ: Productivity
販売元: Tomokazu Tsuruoka(サイズ: 1.8 MB)
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v0.2までは以下のような状況で、日本語の扱いがままなりませんでしたが、
"あいう".size #=> 9
v0.3ではmruby-string-utf8の導入で、動作が改善されています。
"あいう".size #=> 3
URL Scheme経由のスクリプトの起動ができるようになりました。
pictruby://script_name
Launcherを使うと、通知センターからスクリプトを起動できるようになります。
Launcher – 通知センターウィジェット搭載ランチャー
カテゴリ: Productivity
販売元: Cromulent Labs, Inc(サイズ: 18.9 MB)
全てのバージョンの評価: (538 件の評価)
PictRubyは、画像処理専用アプリとして端を発している関係で、メソッドconvertがエントリポイントとなっていました。
def convert # do something end
v0.3では、それに加えmainもエントリポイントとして扱われるようになりました。
def main # do something end
二つとも定義されていた場合には、定義の順番によらずmainだけ実行されます。
正規表現は利用できないようです。
[?]から参照できるヘルプの内容が古く、Clipboardクラスの説明がないなど不完全なものになっています。サンプルを参照した方がいいでしょう。
PictRubyGemというリポジトリがあり、登録スクリプトを簡単にダウンロードできるので、こちらを利用するといいですね。
ソースコード