無料VRスコープが駅で配布中!「suumo スコープ」でスマフォを仮想現実マシンにして遊ぼう
2016/02/28
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2016/02/28
もくじ
住宅情報誌「SUUMO新築マンション(首都圏版)」2016年2月23日号の特別ふろくは、何とVRスコープ(VRゴーグル)。フリーマガジンゆえに大変な人気で、次々と持ち去られています。首都圏版のみの付録ですが、Fujisan.co.jpで取り寄せも可能ですよ。通販でも、送料含めてなんと無料!Fujisan.co.jpは品切れになりました。SUUMO公式サイトからも無料で注文できるのですが、結局Fujisan.co.jpを利用しての取り寄せとのことで、インターネット経由の入手はもはやできないようです。
特別ふろくとなったVRスコープ(VRゴーグル)の名前は「suumo スコープ」。
「SUUMO新築マンション(首都圏版)」2015年9月1日号の付録になったことがあり、これは二代目だそうですよ。
その情報を聞きつけて、僕ももらってきました。ちょっと出遅れたのでもうないかなと思ったのですが、まだ間に合いました。
無料でVRスコープ(VRゴーグル)が手に入るとは、いい時代になったものです。
ここまで読んで少しでも興味があれば、すぐもらいにいきましょう!
suumoは、駅・スーパー・コンビニエンスストアに設置されたラックで配布されています。僕は駅でもらってきました。
suumoは毎週火曜日発行なので、次の号が発行される前日、2016年2月29日までに入手しましょう。
suumoに綴じ込まれた2枚の段ボールから部品を切り離して組み立てます。1枚はこんな様子。
もう一枚はこんな様子。レンズ、平面ファスナーなどが貼り付けられていて、結構コストがかかっていそうです。
パーツを切り離しました。ミシン目がきれいに入っていて、サクっとここまできます。
裏側を見ると、両面テープまで貼られています。無料なのにここまでしていただいて、なんだか申し訳ない。
使われているレンズは平面のフレネルレンズ。以前付録になったときは凸レンズだったようです。
説明書に従って組み立て。固定に必要な両面テープは所定の位置に貼り付けられているので、剥離紙をはがすだけで簡単に組み立てられます。
ハイ、完成。スーモくんをモチーフにしたカラーリングとデザインですね。
「suumo スコープ」のレンズ正面がハッチになっていて開くので、そこにスマートフォンをセットします。バンパーを装着していると、これが滑り止めになって塩梅がいいのです。
ハッチを閉じて、天面にある平面ファスナーでハッチを固定。使ったのはiPhone 5sですが、iPhone 6 Plusでも問題なさそうです。
早速使ってみました。フレネルレンズなので像の流れがありますが、大して気にならなくなります。
僕は近視で眼鏡をかけているのですが、できるだけレンズに目を近づけた方が没入感が高まることに気づいて、眼鏡を外して使うことにしました。
眼鏡を外すと、なぜか度がピッタリです。近視でない人が使ったらどうなってしまうんでしょう? 場合によっては、レンズの取り付け位置を前後させる必要があるかもしれません。
まずはSUUMOアプリから使ってみました。RICOH THETA Sで撮影したと思しき全天球画像で物件の内見ができるのですが、頭を動かすと視点がそれに伴って変わるので没入度が高いです。ヘッドトラッキングというやつですね。実際に内見をしているような気分になります。
環境中にマーカーが存在するので、それを一定時間注視すると部屋間の遷移やメニューへの帰還ができます。
ただし、実写なので、見えるのは2D映像です。
公式サイトには、「suumo スコープ」はSUUMOアプリ専用なので、それ以外の用途に使うなとあります。
本商品はSUUMOアプリ専用のVRスコープ(バーチャルリアリティスコープ)です。用途以外では使用しないでください
しかし、用途はそれに限定されません。
「suumo スコープ」同様のVRスコープ(VRゴーグル)用のアプリが流用できます。
代表的なのはGoogle Cardboard用のアプリ。FakeRift、タオバイザー、ハコスコのアプリも基本的には使用可能です。
App Store / Google Playをそれらの名前で検索すると、「suumo スコープ」で楽しめるアプリを発見できますよ。
App Storeで検索して発見したアプリを紹介。
SUUMOアプリと同じエンジンを使用しているハコマンションVRというアプリがありました。SUUMOアプリ同様なので、使用感は良好です。
ハコマンションVR
カテゴリ: Lifestyle
販売元: COSMOS INITIA Co.,Ltd.(サイズ: 43.0 MB)
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Unityちゃんに膝枕をしてもらえる「イチャまくら」も使えました。映像をリアルタイムで生成しているため、3DでUnityちゃんが見られます。
イチャまくら
カテゴリ: Entertainment
販売元: Up-frontier, Inc.(サイズ: 56.5 MB)
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「DINO TOWN」もOK。恐竜が闊歩する街中に放り出され、怯えながら逃げるも……。オススメです。
DINO TOWN
カテゴリ: Entertainment
販売元: Up-frontier, Inc.(サイズ: 51.4 MB)
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BotsNewのVRアプリが充実していますね。
ロケット打ち上げの様子を3Dで臨場感たっぷりに体験できる「Liftoff VR」はかなりオススメ。
宙に放り出された感覚が伴い、高所恐怖症の人はちびってしまうかも。
Liftoff VR for Google Cardboard – Launch Falcon Rockets
カテゴリ: Entertainment
販売元: Neel Murarka(サイズ: 84.3 MB)
全てのバージョンの評価: (0 件の評価)
スナイパーライフルを構えてスナイピングをするゲーム、「VR SNIPER」も使えました。狙いがぶれないように、現実世界の机や椅子を使って体を固定しながら遊ぶ必要があって、リアリティがあります。
VR SNIPER
カテゴリ: Games
販売元: Robert WIERTLEWSKI(サイズ: 50.3 MB)
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Google Cardboard用の公式アプリは、自分のiOS 9.0.2をインストールしたiPhone 5sでは動作不良でした。具体的には、左右でかなり視点が変わってしまい、3Dに見えないというものです。Google Cardboard用をうたうアプリには、そういうものが散見されました。Google Cardboardアプリは互換品をうたうVRスコープ(VRゴーグル)での使用を前提としていて、初期設定としてQRコードを読ませなければならないのですが、「suumo スコープ」にはQRコードがないので、そのような状態になってしまうようです。
@hitoriblog その部分が「suumoスコープを他のVRコンテンツに使わないでください」の正体です…(互換品にはQRコードがあるはずなので
— ようてん (@youten_redo) February 28, 2016
Google Cardboard
カテゴリ: Entertainment
販売元: Google, Inc.(サイズ: 68.7 MB)
全てのバージョンの評価: (8 件の評価)
Google Cardboard対応アプリはたくさんあるので、ぜひ探してみてください。面白いアプリを見つけたら教えてくださいね。
ここまでに紹介したアプリは、スマートフォンの加速度センサーを利用したヘッドトラッキングで没入度を高めたいわゆるVRアプリですが、「suumo スコープ」をただの3Dスコープとして使うこともできます。
何はともあれ、YouTubeアプリでしょう。
YouTube
カテゴリ: Photo & Video
販売元: Google, Inc.(サイズ: 39.7 MB)
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YouTubeアプリを使うと、「suumo スコープ」を3D動画ビュワーに仕立てられます。「3d side by side」、「3D 平行法」というキーワードで検索すると、「suumo スコープ」で楽しめる3Dコンテンツをたくさん見つけることができます。
サムネイルで左右に同じような映像が並んでいる動画があればビンゴです。再生機側で横方向に伸長することを前提に作られている動画が多いのですが、細かいことを気にしなければ楽しめる範疇です。
3Dの静止画を楽しめるアプリもあります。ただし、スマートフォンを「suumo スコープ」内に格納するので、タップ操作を必要とすると使いづらい。スライドショー付きのものを探したかったのですが、見つけられていません。
平行法の3D写真を集めてきて、iOS標準の写真アプリでスライドショーをするのが一番いいかもしれません。
アプリやコンテンツを楽しんでいると、自分でコンテンツを作りたくなるかもしれません。
コンテンツを自作するなら、周囲360度を一挙に写し込むことができるデジタルカメラ、RICOH THETA Sがおすすめです。おすすめというよりも、一択ですけれども。RICOH THETA S専用アプリはGoogle CardboardなどのVRスコープに対応しているので、「suumo スコープ」との組み合わせもOKです。
専用アプリには何点かサンプルが入っているので、それで楽しむこともできます。
RICOH THETA S
カテゴリ: Photo & Video
販売元: RICOH COMPANY,LTD.(サイズ: 16.0 MB)
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3D写真は専用の3Dデジカメで撮影すると完璧なのですが、製品が途絶えてしまい、近頃は相場が高騰し始めてしまっています。
いろいろ試してみてください。
Amazonなどには、頭部に固定でき、手を使わずに楽しめる¥2,000程度の安価なVRスコープが売っています。レンズ性能が上なので、VRスコープ(VRゴーグル)にハマったら、こういう製品に手を出すのもいいですね。