評価上昇中のWebコミック「アンゴルモア 元寇合戦記」が面白い
2016/03/05
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2016/03/05
今回は、Webコミックサービス「ComicWalker」で連載中、たかぎ七彦先生執筆のWebコミック「アンゴルモア
最近この作品の巷の評価が上がってきていて、単行本が売れに売れ、累計45万部突破なのだとか。
2015年2月から連載が開始されたので、連載開始から1年あまりが経過。単行本は、2016年2月23日に発売されたばかりの5巻まで発売されています。
今から742年前の1274年、歴史上初めて日本の国土が他国の侵攻を受けた事件である、元寇。
モンゴルとその属国
「アンゴルモア 元寇合戦記」は、この猛虎襲来・元寇(
歴史物の漫画は多かれど、元寇をテーマにしたコミックって、例がないのではないでしょうかね?
主人公の
対馬に着いた流人船を出迎えたのは、御家人
朽井迅三郎らは、輝日姫から高麗軍の大軍団を迎え撃つ防衛のための人員として「対馬のために死んでくれ」と告げられます。
その夜、輝日姫を拉致しようとするモンゴル軍の斥候隊の襲撃を受けるも、迅三郎らは義経流兵法で退ける。しかし、斥候隊にも義経流兵法の使い手が! モンゴル軍になぜ……? 物語はこのように幕を開けます。
源義経は、モンゴルに渡ってチンギス・ハンになった、という仮説があります。この仮説を設定に絡めたとしたら?
対馬での戦いは、史実としては敗北で終わっています。高麗兵による虐殺でとても大きな被害が出たといわれますが、それをどう物語として描き出すのか。
物語はまだクライマックスを迎えていませんが、最新刊5巻でストーリーが盛り上がりを見せています。
「皇国の守護者」(新城直衛)との類似性が指摘され、未完で終わった「皇国の守護者」を投影しながら読む人も少なくないようですが、そう指摘する人も「皇国の守護者が好きなら読め」と推薦するのが面白いところです。
ツンデレキャラの輝日姫の可愛さも、本作の魅力の一つです。人が死にまくる物語なので、何とか無事でいてほしいところ。
歴史物といっても、エンターテインメント寄りの内容になっているので、ぜひ構えず読んでみてください。
ただ、ちょっと残酷な表現が多いので、そういうのに弱い人はご注意を!