香りがヤバイ!エースコックの「エスニックFUN トムヤム風焼きそば」を食べてみた
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2016年2月29日に発売されたばかりの新製品、エースコックのカップ焼きそば「エスニックFUN トムヤム風焼きそば」を食べてみましたよ。
タイ料理ではおなじみのスープ、トムヤムクンの味を再現したトムヤム風の焼きそばソースが特徴。辛さと酸味が共存する不思議な味わいです。
希望小売価格は220円(税抜)。内容量は126g。
日清が「カップヌードル トムヤムクンヌードル」をヒットさせ、「カップヌードル シンガポール風ラクサ」を加えてエスニックシリーズとして展開しているので、外野からはそれを後追いした製品という風に見えます。
製品名に「エスニックFUN」というシリーズ名のようなものが付いているので、エースコックもバリエーション展開するつもりかもしれませんね。
タイ料理屋には汁なしトムヤム麺というメニューがある店もあって、好物なので期待が高まります。
作り方は普通のカップソース焼きそばと同じで、熱湯3分です。
調味タレとかやくを取り出し、かやくだけを麺の上に乗せてお湯を注ぎ蓋をします。具にはえび、鶏肉そぼろ、チンゲン菜、赤ピーマンが含まれます。
3分経過したら湯切り口を剥がして湯を捨てます。念入りに湯切りしました。
蓋を剥がしたら、調味タレをかけて混ぜ合わせます。焼きそばソースとなる調味タレは、ポークエキス、豆板醤、唐辛子を加えた辛味のあるもの。これに、
ソース焼きそばと比較すると、調味タレの色が赤っぽく、ナポリタン的な見た目です。調味タレが洗剤のような異様な香りを放ちます。およそ食べ物とは思えないような香りです(笑)。
興味本位でトムヤム風焼きそばなるものを買って作ってる途中なんだけど臭いがもう最高に食えなさそう
— ひなり (@nuhuma) March 7, 2016
Twitterで検索して最初に出てきたツイートがドンピシャで、思わず吹き出しました(笑)。
早速食べてみました。麺はエースコックに特徴的な、スポンジのような食感です。焼きそばソースとよく絡みはしますね。
レモンのような、でもレモンではない、レモングラスともちょっと違う風味を強く感じます。ピリッとした唐辛子の辛味があり、そして、酸味が遅れてきます。
油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、砂糖)、たれ(植物油脂、発酵調味料、豚エキス、糖類、トマトケチャップ、香辛料、醸造酢、ソース、食塩、みそ、魚介エキス)、かやく(チンゲン菜、えび、味付鶏肉そぼろ、赤ピーマン)、加工でん粉、炭酸カルシウム、酒精、香料、調味料(核酸等)、酸味料、カラメル色素、かんすい、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、香辛料抽出物、ビタミンB1、紅麹色素、(原材料の一部に卵、乳成分、ごまを含む)
出典: エスニックFUN トムヤム風焼そば|商品情報|エースコック株式会社
原料を見てみると、正体の分からない「香辛料」というものが含まれるものの、タイの食材は使われていないようですね。
レモン的な風味と、辛さ、酸っぱさは感じて、どれもトムヤム風味を構成する要素なのですが、コブミカン、レモングラスそのものの風味とは違うからか、あるいは汁なしで旨みが弱いからか、全体としてはトムヤム風味からは離れています。
辛さはそれほどでもありません。ピリッとアクセントになっているぐらい。
Twitter検索を貼っておきますので、皆様の感想もご参照ください。評価は真っ二つに割れていますね。好き好んで買おうという人のバイアスは感じます。
とはいえ、カップ焼きそばから立ち上ってくるレモン的な香り、そして酸っぱかったり辛かったりする変わった味わいには半笑いを浮かべてしまうほどで、一種のエンターテインメントになっています。
合わない人には絶対合わないですが、ハマる人にはハマる味です。
僕はタイ料理が好きでパクチーもワッサワッサ食べて大丈夫なぐらいなのですが、「トムヤム風焼きそば」は十分に変わった味ではあるものの、タイの味とはちょっと違うかな? と感じました。
「カップヌードル シンガポール風ラクサ」の方はラクサペーストに本場タイ製のものを使用しており、「ああ、これはタイのものだ」という感覚があったのですが。
どっちみち、1年後にはなくなっていそうですので、お試しはお早めに!
エースコックは最近エスニック方面の商品展開を始めたようで、いろいろと関連商品が出ていますね。こちらは、なかなかの高評価です。