「Anker PowerCore 5000」容量5000mAhの攻守ともに優れたモバイルバッテリー
2016/06/20
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2016/06/20
スマートフォン用の周辺機器でおなじみAnkerの新製品、モバイルバッテリーの「Anker PowerCore 5000」が2016年5月19日に発売になりました。
「Anker PowerCore 5000」は5,000mAhの容量を持ったスティック型モバイルバッテリー。
5,000mAhは、iPhone 6sを約2回フル充電可能な容量に相当します。
海外のレビューを見ると効率はなかなか高い模様で、iPhone 6sなら2.5回充電できそうだ、なんて記述も見かけました。
接続相手に合わせて電流を自動調節するPowerIQ、ケーブルの抵抗値に合わせて送り出しの電圧を自動調節するVoltageBoostの両方に対応。
5,000mAhクラスながら、最大2Aの出力に対応しています。入力電流も2Aで、円筒型のモバイルバッテリーとしては攻守ともに(?)優れた性能を発揮します。
自身への充電時には約1.8A流れて、フル充電まで3時間で完了。円筒形のモバイルバッテリーで入力2Aのものは現時点ではAnker PowerCore 5000以外に存在しないので、希少価値があります。
出力は1系統、入力はMicroUSB。残量表示のLEDは3段階です。
高さ10cm、直径幅3cmとコンパクト。重さは130g(確認中)。ポケットに入れても違和感がありません。
既存のモバイルバッテリーで価格や容量の近いものと比較してみました。
¥1,999だとcheero Power Plus 3 mini 6700mAhの方があらゆる面で勝りますが、入力(自身への充電スピード)においてはAnker PowerCore 5000が勝ります。
cheero Power Plus 3 mini 6700mAhの自身への充電には4時間39分かかり、15.0mAh/分のペース。入力電流の最高値は1.74A。
Anker PowerCore 5000の場合自身の充電は前述の通り入力電流の最高値は1.8Aで3時間で完了。
Anker PowerCoreの実容量が63%(平均より少し良いめの効率と想定)として、
(5000 * 0.63) / (60 * 3) = 17.5mA/分
ということで、やはり自身への充電ペースはcheero Power Plus 3 mini 6700mAhより勝りそうです。
メーカー | 型番 | LEDライト | 出力ポート数 | 1ポート当たり最大電流 | 出力調整機構 | 搭載セル容量 | 価格 | 1円当たり容量 | 重量 | 1g当たり容量 | 入力電流 |
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cheero | cheero Power Plus 3 mini 6700mAh | × | 1 | 2.1A | AUTO-IC | 6700mAh | ¥1,980 | 3.38mAh | 130.0g | 51.5mAh | 2A |
cheero | cheero Power Plus 3 stick 3350mAh | × | 1 | 1A | AUTO-IC | 3350mAh | ¥1,480 | 2.26mAh | 70.0g | 47.9mAh | 1.3A |
Anker | Anker PowerCore+ mini | × | 1 | 1A | PowerIQ | 3350mAh | ¥1,799 | 1.86mAh | 85.0g | 39.4mAh | 0.8A |
Aukey | PB-N37 | × | 1 | 1.5A | AIPower | 5000mAh | ¥1,499 | 3.34mAh | 131.5g | 38.0mAh | 1A |
Anker | Anker PowerCore 5000 | × | 1 | 2A | PowerIQ / VoltageBoost | 5000mAh | ¥1,999 | 2.50mAh | 130.0g | 38.5mAh | 2A |
Anker PowerCore 5000ならではの特性は、その形状を生かして自転車用の電源に最適であることです。円筒形のモバイルバッテリーとしては、現時点で最高性能を誇ります。
モバイルバッテリーになかなか面白い選択肢が登場しました。