Insta360 Goドック側バッテリーのバッテリードレイン問題の原因と暫定的な対策
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Insta360 Goというアクションカムがあります。
これは本体重量20g、大きさは親指大という常識はずれの小ささ、軽さを持ったアクションカムです。
この軽さのおかげで固定に大仰なマウントが不要で、カバンの肩紐に挟んだり、磁石付きのペンダントで胸元に固定したりという、普通のアクションカムには不可能なレベルの気軽な使い方ができるようになっています。
また、FlowStateという……まあいいや、結果として、とにかく日常高頻度で使う機会が巡ってくる、初めての生活密着型アクションカムといえます。
閑話休題、今回の記事はInsta360 Goが抱えるドック側バッテリーのバッテリードレイン問題についてです。
体感として「満充電にして置いておいたのに、いつの間にかドック側のバッテリーが空になっていた」ということが頻繁に起きます。
使う予定がある日は外出の直前まで充電を続けておく、というやり方でこれまで乗り切っていました。
Insta360社のスタッフの方と接触する機会があったGOROman氏(VR界隈で有名、X68000ユーザーとしても著名)に確認してもらった結果、その実態は「Insta360 Go側のBluetoothモジュールがオフにならない状態でドックに戻すと(ドック側のバッテリーを)延々消費」してしまう問題であって、本体側のBluetoothが自動でオフになった状態なら発生しないということです。
Insta360 Go側のBluetoothモジュールがオフにならない状態でドックに戻すと延々消費される不具合があるそうで、自動でオフになった状態でドックに戻せば問題は起きない模様です。Bluetoothの終了処理を早めるなどの対策をいましているそうです。 https://t.co/ILFuAXnMCJ
— ごろまん (@GOROman) November 7, 2019
自動でオフになった状態なら大丈夫との事です!
— ごろまん (@GOROman) November 7, 2019
「これならBluetoothモジュールはオフになったろう」と1時間ほど本体とドックを分離させて置いておいた後、元に戻して2日ほど置いておき、ドック側のバッテリー残量を確認。
結果はOK、ドックのバッテリーは空になっていませんでした。
Insta360社側ではこの問題を認識していて改修に取り組んでいるとのことなので、直るのを待つほかありません。
問題の発生原因と基本的な対策方法は分かったものの、Bluetoothがいつオフになるかは外見からは分からず、この問題を避けるためにいつまでドックに戻すのを待てばいいか分かりません。
そこで、対策を考案しました。1枚目の写真で出落ち感たっぷりですが、気を取り直して解説。
付箋紙を1枚用意します。
中程で折り目を作っておきます。
ボタンの出っ張りを逃がすドックの凹みの部分に粘着面が来るように貼り付けます。凹みに押し付けるイメージ。
普通に考えれば凹みを避けて貼ろうとすると思いますが、あえてこうします。
そして、余った部分をハサミでカットします。
通常時は付箋紙を折り返して使います。
ドック側のバッテリー残量を維持したいときは付箋紙を戻して端子を隠し、その上にInsta360 Go本体を置きます。
なお、付箋紙の折り目が端子に近いと接触不良を起こします。ゆえに、端子からできるだけ遠い位置で折り返すようにした方がいいです。
ファームウェアにこの問題への対策が入るまではこれで凌げるのではないでしょうか。
Insta360 Go、いろいろと気を使うことが多いのですが、使わなくならない初めてのアクションカムなので評価しています。