Raspberry PiにSparkfunのガイガーカウンタSEN-09848をつないでみた
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前回はUSB温度/湿度センサーを接続して遊びました。
今度は、SparkfunのガイガーカウンタSEN-09848を接続して遊びます。(続きは[Read More]から)
SparkFunのガイガーカウンタSEN-09848をMac OS X+Rubyで使ってみた | ひとりぶろぐ |
以前Macに接続したのを踏襲。RubyがOS X標準の1.8からArch Linux標準の1.9になったので、そこでいろいろとひっかかりました。
SEN-09848自体は、Archi LinuxをインストールしたRaspberry Piに接続するだけで/dev/ttyUSB0として認識され、シリアルポートとしてすぐに使えるようになります。
# pacman -S minicom
# minicom -D /dev/ttyUSB0
minicomをインストールし、ポートを指定して起動。Ctrl+a zでメニューを出し、pでComm Parametersを出す。c, qと押してEnterで「9600 8N1」に設定できます。すると、0と1の羅列が表示され、動作が確認できるはずです。minicomはCtrl+a z qで終了させられます。
rubyの方が問題でした。rubyからシリアルポートを扱うruby-serialportのgemは古いバージョンのまま更新が止まっており、1.9に対応していません。
edebill/ruby-serialport |
こちらにあるものがruby1.9に対応しているので、これを手動でインストールします。
# pacman -S git
# cd /root
# git clone https://github.com/edebill/ruby-serialport.git
# cd ruby-serialport
# gem install echoe
# PATH=$PATH:/root/.gem/ruby/1.9.1/bin/
# rake compile
# rake install
rubyは既にインストールされている必要があります。上出のエントリを参照。
以下のrubyスクリプトを実行すると、ガイガーカウンタSEN-09848からの出力を集計して、/root/cpm.txtにログとして書き出します。
SEN-09848の場合、cpmからuSv/hへは、係数0.00833(セシウム137感度)を掛けることで変換できます。
Geiger counter page |
25cpmだったら0.20825uSv/hということです。自室の現在の平均値が25cpmですが、上出の1年前のエントリ中では12cpmとありますので、数値が上がっちゃってますね。
アルミ板でα線やβ線を遮断してはいません。
Arduino Duemilanove、秋月USBシリアルケーブルもSEN-09848と同じPL2303ドライバを使うので、/dev/ttyUSB0としてすぐ認識しました。
USB・シリアル変換ケーブル[スケルトン]: 電子工作便利商品 秋月電子通商 電子部品 ネット通販 |
これらとruby-serialportで通信できると思います。
3.3VのRaspberry PiのGPIOはトレラント機能が無いので、5V系の回路とのやりとりにはシリアル経由で5V系Arduinoを使うと楽かもしれません。