ひとりぶろぐ

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遅いWiFi内蔵SDカードにサヨナラ!デジタル一眼レフのWiFi化なら絶対コレ!PQI Air Card

      2016/04/30

もくじ

WiFi内蔵SDカードはなぜ全部遅いの?

ひとりぶろぐのmoyashi (@hitoriblog) です。

無線LAN内蔵SDカード、WiFi内蔵SDカードというカテゴリの製品が大好きで、いろいろ集めてしまっています。

DSC00672

Eye-Fi、FlashAir、Flucard Pro。

しかし、これらのWiFi内蔵SDカードってClass 6で遅いんですよね。

WiFi内蔵SDカードはRAW撮りに耐えられない

コンパクトデジカメと組み合わせて使う分にはJPEG撮って出しになるからファイルサイズは自ずと小さくなり、それほどこの遅さが気になることは無いかもしれませんが、RAWで撮影、JPEG+RAWで撮影しようという、デジタル一眼レフでありがちなシチュエーションにおいては、その遅さが露呈してしまいます。

RAWのファイルサイズは一般的に、JPEGの何倍ものサイズになるからです。

Twitter突っ込み対応: RAWは無線で飛ばさない?

IMG 0424

僕はJPEG+RAWで撮って、JPEGを取り出しています。

同時記録できないカメラだと、確かに意味は薄いかもしれないですね。

SIGMAのカメラだと問題が顕著

DSC00703

僕はSIGMAのFoveon搭載デジタルカメラが好きなのですが、SIGMAのカメラは基本的にJPEGの画質がよろしくない。

RAWで撮影し、家に帰ってから現像するデジタル一眼レフに準じた撮影スタイルとなるのですが、SIGMAのカメラはまた、SDカードへのアクセス、本体の処理速度が他メーカーより群を抜いて遅く、そして並列処理が弱い模様で、これにClass 6のWiFi内蔵SDカードの遅さが加わると、殺人的な遅さになります。

DP2xにおいては、JPEG+RAWで3枚(3組)撮影するとSDカードへの書き込みが始まり、およそ1分操作がロックされます。

僕のようなガジェッターは、それでもiPhoneとの連携を重視して我慢して使っていたのですが、ある日ブチ切れました。

SIGMAのカメラを「普通」に使うためには、やはり速いSDカードがマスト。

SanDiskのExtreme ProでSIGMA DP2xが生まれ変わった! | ひとりぶろぐ

速いSDカードを初めて使ったときは、その速さに感動して泣きそうになりました。

DSC00711

速さと引きかえに、WiFi内蔵SDカードによるスマートフォン連携は諦めました。

程度の差はあれど、RAW撮りをしている人の中には、その遅さから、WiFi内蔵SDカードの利用を諦めた人もいるのではないでしょうか。

PQI Air Card、こいつは凄いぞ!

折角の利便性なのに、その遅さによって利用を諦めざるを得ないケースがあるWiFi内蔵SDカード。

Class 10の速いWiFi内蔵SDカードがあればいいのに。そう思い続けること二十余年。

そんな問題を抱えた我々にピッタリのソリューションがPQI Air Card!(続きは[Read More]から)

PQI Air Cardとは?

PQI Air Cardとは何でしょうか。

PQI Air Card使用説明書(PDF 1.2MB)

DSC00644

PQI Air Cardは、microSDHCカードを無線LAN内蔵SDカード化するアダプタです。

アダプタ側にWiFi化のための機能が実装されているので、そこに挿入するmicroSDHCカードは普通のものが使えます。

DSC00641

microSDHCカード(4GB〜32GB)をサポートしています。

DSC00649

これまでのWiFi内蔵SDカードは、ストレージ部分とWiFi部分が一体化していたため、ストレージ部分の容量やグレードを自由に選べませんでした。

また、容量いっぱいに使い切るようなケースでは、2枚目のWiFi内蔵SDカードを用意する必要があるなど、コスト的にも不合理な部分がありました。

WiFi部分とストレージ部分が分離するPQI Air Cardの構造は、理想的なものに思えます。

PQI Air Card対応デジカメ

PQI Air Cardの対応デジカメについては、こちらに情報があります。

PQI Air Card –

手持ちのSONY NEX F3、FinePix REAL 3D W3が対応機種として記載があり、動作しました。

対応機種に記載の無いSIGMA DP2xでもまた、動作しました。

同じく対象機種に記載の無いSIGMA DP2 Merrillでは「カードエラー」と表示され、動作しませんでした(吐血)。SIGMA DP1 Merrillでも恐らく同様でしょう。

他のWiFi内蔵SDカードと同じく、カメラによって動く動かないがありそうです。

最速のWiFi内蔵SDカードを構成する

PQI Air Cardには、16GB〜32GBのClass 10のmicroSDHCカードが付属するパッケージもありますが、付属するmicroSDHCカードのスピードが分からなかったため、僕は今回アダプタのみモデルを選択。

そして、30MB/sで現在恐らく最速クラスのmicroSDHCカードを別途購入しました。

Lexarが45MB/sのmicroSDHCを発表していますし、今後より速いmicroSDHCカードが登場した際には、それと差し替えて、さらなるアップグレードが図れるでしょう。

2012.10.26追記: 知人の @lynnlynn1 氏にmicroSDHC版のExtreme Proの存在を教えてもらいました。

ベンチマークがガチ速かったのでこれも注文しました。少し高いですが、最速を目指す方はこちらもご検討を。というか、僕は一体何をやっていたのか。

ディスクベンチマーク

まずは、最速クラスのSDHCカードであるSanDiskのExtrame Pro(95MB/s)、Eye-Fi、Flucard Pro、FlashAirとの速度比較をしてみたいと思います。

遅さがネックだったWiFi内蔵SDカード。PQI Air Cardに30MB/sで最速クラスのmicroSDHCカードを組み合わせれば、最強のWiFi内蔵SDカードになりえるかもしれません。楽しみです。

ベンチマークには、OS X用のXbenchを使用しました。

Xbench: Comprehensive Macintosh Benchmarking

Skitched 20121020 174600

Xbenchの算出するResults、つまり総合ポイントを評価の指標にしたいと思います。


SanDisk Extreme Pro(32GB – 95MB/s)

まずはSanDisk Extreme Proの結果から。

Skitched 20121020 175208

総合ポイント: 33.68

Results     33.68    
     System Info         
          Xbench Version          1.3
          System Version          10.8.2 (12C60)
          Physical RAM          16384 MB
          Model          MacBookPro10,1
          Drive Type          Apple SDXC Reader
     Disk Test     33.68    
          Sequential     62.99    
               Uncached Write     139.24     85.49 MB/sec [4K blocks]
               Uncached Write     73.73     41.72 MB/sec [256K blocks]
               Uncached Read     28.45     8.33 MB/sec [4K blocks]
               Uncached Read     131.53     66.11 MB/sec [256K blocks]
          Random     22.98    
               Uncached Write     15.57     1.65 MB/sec [4K blocks]
               Uncached Write     9.42     3.02 MB/sec [256K blocks]
               Uncached Read     929.46     6.59 MB/sec [4K blocks]
               Uncached Read     389.03     72.19 MB/sec [256K blocks]

スカスカと非常に高速です。王者の貫禄。

SANDISK フラッシュカード SDSDXPA-032G-X46
サンディスク
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Eye-Fi Pro X2(8GB)

続いて、Eye-Fi Pro X2。

Skitched 20121020 175424

総合ポイント: 1.68

Results     1.68    
     System Info         
          Xbench Version          1.3
          System Version          10.8.2 (12C60)
          Physical RAM          16384 MB
          Model          MacBookPro10,1
          Drive Type          Apple SDXC Reader
     Disk Test     1.68    
          Sequential     24.30    
               Uncached Write     33.57     20.61 MB/sec [4K blocks]
               Uncached Write     17.60     9.96 MB/sec [256K blocks]
               Uncached Read     20.63     6.04 MB/sec [4K blocks]
               Uncached Read     33.85     17.01 MB/sec [256K blocks]
          Random     0.87    
               Uncached Write     0.23     0.02 MB/sec [4K blocks]
               Uncached Write     2.98     0.95 MB/sec [256K blocks]
               Uncached Read     831.45     5.89 MB/sec [4K blocks]
               Uncached Read     91.27     16.93 MB/sec [256K blocks]

Extreme Proと比較すると、相当遅いですね……。

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Trek 2000 Flucard Pro(8GB)

次は、Flucard Proいってみましょう。

Skitched 20121020 182226

総合ポイント: 1.19

Results	1.19	
	System Info		
		Xbench Version		1.3
		System Version		10.8.2 (12C60)
		Physical RAM		16384 MB
		Model		MacBookPro10,1
		Drive Type		Generic- SD/MMC
	Disk Test	1.19	
		Sequential	18.34	
			Uncached Write	12.86	7.89 MB/sec [4K blocks]
			Uncached Write	16.39	9.27 MB/sec [256K blocks]
			Uncached Read	19.24	5.63 MB/sec [4K blocks]
			Uncached Read	36.51	18.35 MB/sec [256K blocks]
		Random	0.62	
			Uncached Write	0.16	0.02 MB/sec [4K blocks]
			Uncached Write	2.75	0.88 MB/sec [256K blocks]
			Uncached Read	415.63	2.95 MB/sec [4K blocks]
			Uncached Read	95.50	17.72 MB/sec [256K blocks]

ややEye-Fiより遅いみたいですね。

Trek 2000 デジタルカメラ対応Wi-Fi機能付きSDカード 8GB Flucard8
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東芝FlashAir(8GB)

続いて、東芝FlashAir。

Skitched 20121020 181321

総合ポイント: 0.59

Results     0.59    
     System Info         
          Xbench Version          1.3
          System Version          10.8.2 (12C60)
          Physical RAM          16384 MB
          Model          MacBookPro10,1
          Drive Type          Apple SDXC Reader
     Disk Test     0.59    
          Sequential     15.15    
               Uncached Write     17.63     10.83 MB/sec [4K blocks]
               Uncached Write     10.98     6.21 MB/sec [256K blocks]
               Uncached Read     11.77     3.45 MB/sec [4K blocks]
               Uncached Read     31.91     16.04 MB/sec [256K blocks]
          Random     0.30    
               Uncached Write     0.08     0.01 MB/sec [4K blocks]
               Uncached Write     1.04     0.33 MB/sec [256K blocks]
               Uncached Read     349.04     2.47 MB/sec [4K blocks]
               Uncached Read     76.20     14.14 MB/sec [256K blocks]

意外にも、ほか二つよりグっと遅かったんですね。FlashAirは必殺技を覚えたので、別の価値が付加されましたが。

興奮の乾電池Evernote投稿マシンに!ポメラDM100が無線LAN内蔵SDカードFlashAirとEvernoteに対応 | ひとりぶろぐ

TOSHIBA FlashAir SDカード 8GB SD-WL008G
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PQI Air Card(32GB – 30MB/s)

さて、期待のニューカマー、PQI Air Card+SanDiskの30MB/s microSDHCです。

Skitched 20121020 182457

総合ポイント: 27.76

Results     27.76    
     System Info         
          Xbench Version          1.3
          System Version          10.8.2 (12C60)
          Physical RAM          16384 MB
          Model          MacBookPro10,1
          Drive Type          Apple SDXC Reader
     Disk Test     27.76    
          Sequential     22.69    
               Uncached Write     43.53     26.72 MB/sec [4K blocks]
               Uncached Write     13.91     7.87 MB/sec [256K blocks]
               Uncached Read     17.23     5.04 MB/sec [4K blocks]
               Uncached Read     42.68     21.45 MB/sec [256K blocks]
          Random     35.75    
               Uncached Write     14.25     1.51 MB/sec [4K blocks]
               Uncached Write     33.13     10.61 MB/sec [256K blocks]
               Uncached Read     527.57     3.74 MB/sec [4K blocks]
               Uncached Read     104.04     19.31 MB/sec [256K blocks]

これはHAEEEEEE! SanDisk Exreme Proとまではいかないものの、同列に語っていいレベルではないでしょうか。

SanDiskのExtreme ProでSIGMA DP2xが生まれ変わった!」で約11秒で終わった書き込みが、同じ条件で試したところ約22秒でした。FlashAirだと約58秒かかっていたので、雲泥の差です。

普通のmicroSD to SDカードアダプタを使ったときは、総合ポイント24.27と、やや遅くなりました。PQI Air Cardを使うことによってmicroSDHCのパフォーマンスが低下しているということは無さそうですね。


ディスクベンチマーク結果まとめ

総合ポイントをグラフにしてみると以下のようになります。

Skitched 20121021 000406

PQI Air Card+30MB/s microSDHCが、Extreme Proに肉薄。

それ以外のWiFi内蔵SDカードは、あるんだか無いんだか分からないぐらいです。

さて、俄然やる気になってきたところで、PQI Air Cardの機能紹介です。

PQI Air Card機能紹介

高水準のスピードが確保されることが分かったところで、肝心の機能はどんなものか紹介していきます。

プッシュ型のEye-Fi、プル型のFlashAir、Flucard Proという分類でいけば、後者のプル型に属します。

Eye-FiのようにPQI Air Cardから自動的に画像がやってくるということは無く、こちらから取りにいきます。

PQI Air Cardは、WiFiのアクセスポイント、Webサーバとして動作します。

Skitched 20121020 185956

PQI Air Cardを入れたデジカメの電源を入れて20秒ほどすると、PQI Air cardというアクセスポイントが見えるようになります(工場出荷設定時)。

Skitched 20121020 191054

このアクセスポイントに接続。工場出荷設定時はセキュリティのかかっていないオープンネットワークです。

同時に3台からアクセスできます。

IPアドレスがPQI Air Card側から払い出されるのを待って、ブラウザで http://192.168.1.1、ないしは http://air.card にアクセス。

Skitched 20121020 191457

PQI Air Card上のWebページが見えます。基本的に、ここからカード上の画像、ファイルの閲覧、ダウンロード、各種設定が可能です。画像一覧の表示は、何かの障害か、というぐらいに簡素なものですね。基本的に、専用アプリを使ってくれということなのでしょう。

Skitched 20121020 193212

iPhoneから見ても、Macから見たのと同じページが表示されます。

IMG 0403

設定画面は以下。PQI Air Card側からアクセスポイントに接続するときに使うHotspots、SSID、パスワードの有無、パスワード、チャンネル、そしてカメラの電源を入れたときに自動的にWiFiをオンにするかどうかが設定可能です。

Skitched 20121020 193742

パスワードを指定した場合は、WPA2で保護されます。

Skitched 20121020 195415

WiFi Auto Onをオフにした場合は、デジカメの電源を入れても自動的にWiFiがオンになることは無くなります。これで省電力運用を狙えますが、その場合は、管理用の画像を削除することでコントロールします。

DSC00716

管理画像は以下のパスに存在します。

.
├── DCIM
│   ├── 199_WIFI
│   │   ├── WSD00001.JPG
│   │   ├── WSD00002.JPG
│   │   └── WSD00003.JPG
│   └── MISC
└── MISC

Enable WiFi(WiFiの有効化)用画像

デジカメのプレビューモードで以下の画像(WSD00001.JPG)を探し、削除。すると、WiFiが活動を開始します。削除しても、次回のデジカメ起動時にはファイルが復活しているので大丈夫です。削除してからWiFiのアクセスポイントが見えるようになるまでに、20秒ほどかかります。

NewImage

Connect to Hotspot(WiFiアクセスポイントへの接続)用画像

デジカメのプレビューモードで以下の画像(WSD00002.JPG)を探し、削除。すると、設定のHotspotsに登録がある場合は、それらのホットスポット、即ちWiFiアクセスポイントに接続しに行きます。

PQI Air Cardは、自分がWiFiアクセスポイント、親機になれる一方で、子機としてWiFiアクセスポイントにアクセスしに行くこともできるのです。

Flucard Proのような自動アップロード機能は無いのですが、PQI Air CardをWiFiアクセスポイントとして機能させる場合は、そこに接続した機器がインターネットを利用できなくなって不便です。インターネットを使いつつ、PQI Air Cardから画像をダウンロードする必要があるケースで便利でしょう。

ただ、この画像を削除してもうまくWiFiアクセスポイントへの接続モードに入れないことがありました。一度PQI Air CardをWiFiアクセスポイントモードで起動し、後述の専用スマートフォンアプリからHotspot接続を指示すると確実です。

WSD00002

自宅の無線LANルータに接続させ、Mac→自宅無線LANルータ→PQI Air Cardという経路で接続できました。ポケットルータやテザリング可能なスマートフォンにつなぐことも可能かと思います。

ただ、IPアドレスはDHCPで割り振られるのが普通ですから、DHCPのテーブルを見るなどで、PQI Air Cardに割り振られたIPアドレスが何なのか確認できないと、アクセスしようが無いかもしれません。

Factory Reset(工場出荷設定適用)用画像

WiFiのパスワードを忘れた、などという場合は、工場出荷設定へのリセットが可能です。デジカメのプレビューモードで以下の画像を探し(WSD00003.JPG)、削除します。この操作をやっても、ほかの画像まで全部消えてしまう、ということはありません。あくまでもPQI Air Cardの設定の初期化というだけです。

WSD00003

管理用画像が復活しないとき

管理用画像を削除しても復活しない場合。

復活しないことがあるんです!(始まった

そんな場合は、管理用画像が入っているフォルダ、199_WIFI丸ごと削除します。

次回電源を入れたときには復活していると思います。

.
├── DCIM
│   ├── 199_WIFI
│   │   ├── WSD00001.JPG
│   │   ├── WSD00002.JPG
│   │   └── WSD00003.JPG
│   └── MISC
└── MISC

デジカメ単体ではできないので、SDカード上のファイルが削除できない環境だと困るんですが。

カードをフォーマットしたらどうなる?

管理用の画像があったりと、普通とはちょっと異なる使い方が要求されるPQI Air Cardですが、カードをフォーマットしたらどうなるでしょう?

やってみました。デジカメでカードをフォーマットし、電源を入れ直したら、自動的に管理用の画像が復活していました。

フォーマットしても大丈夫のようです。

スマートフォン用専用アプリ

iOS、Androidの各プラットフォーム用に専用アプリが用意されています。

アプリを使うと画像を複数選択して、一気にカード上の画像、ファイルをダウンロード可能なので便利です。

iOS版クライアント

iPadにも対応するユニバーサルアプリかつiOS 6対応ですが、2012.10.20現在はiPhone 5の4インチの画面には対応していません。

面白いことに、PQI Air CardにiOS側から画像を送ることも可能です。

PQI Air Card+ (Version 1.6.3) App
カテゴリ: ユーティリティ
価格: 無料
デベロッパ名: Power Quotient International
リリース日: 2012/01/04
対応デバイス:
現Ver.の平均評価: (無し / 0件の評価)
通算の平均評価: (5 / 2件の評価)
Game Center: 非対応
 

Android版クライアント

PQI AirCard+ 1.1.6 (無料)
カテゴリ: ツール
販売元: Power Quotient International Co., Ltd.
サイズ: 1,013k
インストール数: 1,000 – 5,000
更新日: 2012/10/19
対応OS: Android2.1 以上
平均評価: 2.7 (41件の評価)


iOS版の専用アプリPQI Air Card+の動作

iPhoneからPQI Air Card+を使う場合はどんな感じでしょうか?

手順を追ってみます。

画像の連続ダウンロード

IMG 0423

▲まずは、デジカメの電源を入れる、WiFi Auto Onをオフにしている場合は、管理用画像Enable WiFi(WSD00001.JPG)を削除。PQI Air CardのWiFiを機能させます。iPhoneから見えるようになるまでに20秒ほどかかります。

IMG 0410

▲画像をまとめてiPhoneのカメラロールにダウンロードしたいため、連続的に選択できるモードに移行します。右上のボタンをタップ。

IMG 0411

▲写真を選択ボタンをタップ。

IMG 0412

▲画像の右下にチェックボックスが表示されるので、ダウンロードしたい画像のチェックボックスをオンに。そして、左下のアルバムに保存ボタンをタップ。

IMG 0415

▲ダウンロードが始まります。

IMG 0417

▲ダウンロードが終われば、カメラロールにダウンロード指定した画像が保存されているはずです。

PQI Air Cardの設定

PQI Air Card上のWebページからもPQI Air Cardの設定ができましたが、同じことが専用アプリPQI Air Card+からもできます。

IMG 0421

管理用画像の削除でHotspot、即ちWiFiアクセスポイントへの接続がうまくいかないときは、PQI Air CardをWiFiアクセスポイントとして起動し、スマートフォンから専用アプリでアクセス。そして、以下のボタンをタップすることでモード切り替えをするという手順を踏んだ方が確実そう。

IMG 0422

アプリはあんまり出来がよろしくない

iOS版での話ですが、あんまりアプリは出来がよろしくありません。

処理中のアクティビティインジケータが表示されたまま、タイムアウトもせずにそのままハングアップすることが多々あります。

そんな場合は慌てず騒がずHomeボタン2回押し後、アイコン長押しで終了させてから起動し直してください。

IMG 0441

固定IP運用

FlashAirでやったときのように、固定IPで運用すると、動作が安定すると思いますよ。

「固定IPにすると通信の安定度が増す」の項をご参考ください。

iPhoneのお供に!無線LAN付きSDカードFlashAirの、極めて間違った楽しみ方 | ひとりぶろぐ

WiFi内蔵SDカードの本命登場!

こんな感じで、既存の製品を蹴散らす特徴を持ったPQI Air Cardは大変魅力的。

ぜひみなさんも手にしてはいかが?

まだまだこれから!PQI Air Cardのギーク的お楽しみ要素

実は、ここまでの説明はPQI Air Cardの魅力の半分までたどり着いたに過ぎません。

使用説明書に記載の無い世界へと突入します。

参考:

PQI Air CardでFTP – Lynx-EyEDの電音鍵盤 新館

PQI Air Cardはftpサーバとしても動作

PQI Air Cardの中ではftpサーバが動作しており、ftpクライアントで画像をダウンロード、あるいは任意のファイルをアップロード可能です。

Skitched 20121021 025344

▲PQI Air Cardに接続した後、ftpクライアントForkLiftで192.168.1.1、ないしは air.card に接続したところ。SDカードのルートディレクトリより上の階層が見られます。mtdフォルダの下には、PQI Air Cardの初期設定ファイルなどが存在。

mtdフォルダ内はすべてファクトリーリセットの対象かもしれませんが、いじらない方が賢明です。

ForkLift App
カテゴリ: 仕事効率化
価格: ¥1,700

ftpサーバということでファイル一覧が取りやすいですし、自動化しやすいといえます。

lftp、mirror、ftpmirrorのようにローカルとftpサーバの同期機能を持ったソフトウェアの利用なども面白そうです。

PQI Air Cardはtelnetでログイン可能

telnetで接続すると、ログインできてしまいます。

Skitched 20121021 025942

perl5.14が入っていました。

# perl -v

This is perl 5, version 14, subversion 1 (0x183190) built for unknown

Copyright 1987-2011, Larry Wall

Perl may be copied only under the terms of either the Artistic License or the
GNU General Public License, which may be found in the Perl 5 source kit.

Complete documentation for Perl, including FAQ lists, should be found on
this system using "man perl" or "perldoc perl".  If you have access to the
Internet, point your browser at http://www.perl.org/, the Perl Home Page.

モジュールもそれなりに入っていますね。WebページのCGIのために入ってる感じですかね。

# find / | grep -i perl
/usr/bin/perl
/usr/local/lib/perl5
/usr/local/lib/perl5/5.14
/usr/local/lib/perl5/5.14/warnings.pm
/usr/local/lib/perl5/5.14/Carp
/usr/local/lib/perl5/5.14/Carp/Heavy.pm
/usr/local/lib/perl5/5.14/vars.pm
/usr/local/lib/perl5/5.14/constant.pm
/usr/local/lib/perl5/5.14/Fcntl.pm
以下割愛

プロセスリスト取ってみました。

# ps w
  PID USER       VSZ STAT COMMAND
    1 0         1584 S    init
    2 0            0 SW   [kthreadd]
    3 0            0 SW   [ksoftirqd/0]
    4 0            0 SW   [events/0]
    5 0            0 SW   [khelper]
    6 0            0 SW   [async/mgr]
    7 0            0 SW   [sync_supers]
    8 0            0 SW   [bdi-default]
    9 0            0 SW   [kblockd/0]
   10 0            0 SW   [kmmcd]
   11 0            0 SW   [uart tx/0]
   12 0            0 SW   [spi_KeyAsic_ssi]
   13 0            0 SW   [kswapd0]
   14 0            0 SW   [aio/0]
   15 0            0 SW   [crypto/0]
   30 0            0 SWN  [jffs2_gcd_mtd0]
   32 0            0 SW   [switch/0]
   34 0            0 SW   [mmcqd]
   46 0         1576 S    kcard_app
   55 0         1592 S    tcpsvd 0 21 ftpd -w /mnt/
   57 0         1572 S    telnetd -l /bin/sh
   60 0         1628 S    boa
   63 0         1584 S    init
   86 0            0 SW   [AR6K Async]
   88 0            0 SW   [ksdioirqd/mmc1]
  104 0         1652 S    /usr/bin/perl /usr/bin/gen_hostapd_conf.pl
  106 0         1580 S    dnsd -c /etc/dnsd.conf -d
  110 0         1572 S    udhcpd /etc/udhcpd.conf
  112 0          816 S    hostapd -d /mnt/mtd/config/hostapd.conf
  822 0         1588 S    /bin/sh
  842 0         1568 R    ps w

その他

# mount
proc on /proc type proc (0)
/dev/mtdblock0 on /mnt/mtd type jffs2 (0)
none on /dev/pts type devpts (mode=0622)
/dev/mmcblk0p1 on /mnt/sd type vfat (shortname=winnt,iocharset=utf8,rw)
# df
Filesystem           1K-blocks      Used Available Use% Mounted on
/dev/mtdblock0            1024       212       812  21% /mnt/mtd
/dev/mmcblk0p1        31154688      1440  31153248   0% /mnt/sd

以下のファイルは、find / >/mnt/sd/DCIM/pqi_air_card_filelist.txt; sync; sync; syncで取得したPQI Air Card上のファイルリスト。

pqi_air_card_filelist.txt

ハッキングにはautorun.shを使う

PQI Air Cardのルートディレクトリにautorun.shというシェルスクリプトを置いておくと、PQI Air Card起動時に実行されます。

これを使って、PQI Air Card上に置いたディレクトリにパスを通したり、プログラムを実行したりができます。

SDカードのマウントポイントは/mnt/sdです。

例えば、PQI Air Cardのルートディレクトリに掘ったbinというディレクトリにパスを通したい場合は、autorun.shを以下のように書きます。

#!/bin/sh

export PATH=$PATH:/mnt/sd/bin

何らかの変更をOSに加える。例えば/www以下にhtmlを置いても、次回起動時には元に戻ってしまいます。

/mnt/sd以下、/mnt/mtd以下以外は、変更を加えても、一時的なものにとどまります。

変更を恒久的なものにしたい場合は、起動時にautorun.shを使って毎回/wwwにコピーするような方法を取る必要があります。

この辺りはFlucard Proと同じですね。

既存のページを置き換える場合のautorun.shは、以下のような感じで。

#!/bin/sh

rm /www/cgi-bin/kcard_photo.cgi
ln -s /mnt/sd/www/cgi-bin/kcard_photo.cgi /www/cgi-bin/

Hotspot(WiFiアクセスポイント)に強制的に接続するcgiが以下。

print "Content-type: text/html\n\n";
system("/usr/bin/w2");

これを/mnt/sd/www/cgi-bin/hotspot.cgiなどに置いておいて、autorun.shの中で/www/cgi-bin/にシンボリックリンクを張ると、http://air.card/cgi-bin/hotspot.cgiをたたくだけで、PQI Air Cardがクライアントとして機能し、Hotspot(WiFiアクセスポイント)につなぎに行くことができます。

ただし、このモードだと省電力機能の関係か、すぐにダンマリになってしまうので、PQI Air Cardに対してpingを実行し、ネットワークが遮断されないように励起(?)させておくといいです。

ハッキングについての詳しいことを書きました

デジカメ内部でRubyを動かす狂気!無線LAN内蔵SDカードアダプタPQI Air Cardの間違った使い方 | ひとりぶろぐ

PQI Air Cardヤバイ

PQI Air Cardは本当に素晴らしい! WiFi内蔵SDカード(アダプタ)としては極めつけ。やや荒削りなところはあるものの、しばらくはこれほどの製品は出ないのではないでしょうか。

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