PQI Air Cardが見違えるほど使いやすく!代替アプリAirPict for PQI Air Cardが登場
2014/01/24
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2014/01/24
もくじ
ひとりぶろぐのmoyashi (@hitoriblog) です。
以前紹介した無線LAN内蔵SDカードアダプタPQI Air Card。
東芝FlashAirのようにデジカメから無線LANで画像を転送する目的で使う製品ですが、ストレージ部分をmicroSDHCに分離したことで、microSDHCの容量やグレードを自由に選べる(※microSDHC4GB〜32GB、Class10まで)ところがナイスなポイント。
以前書いた紹介記事。
ひとりぶろぐ » 遅いWiFi内蔵SDカードにサヨナラ!デジタル一眼レフのWiFi化なら絶対コレ!PQI Air Card
PQI Air CardのOSにはLinuxが採用されており、アップデート機能をハックすることで、かなりカスタマイズが可能なことも魅力の一つです。
ひとりぶろぐ » デジカメ内部でRubyを動かす狂気!無線LAN内蔵SDカードアダプタPQI Air Cardの間違った使い方
これを応用して、ほかのカードではできないこんなことも。
ひとりぶろぐ » 革命的使用感!デジカメをPQI Air CardでiPhone 5のテザリング子機にするとすごく便利!
そんな素晴らしいPQI Air Cardにも欠点があります。
対応カメラが限られていることもそうですが、PQIからリリースされているスマートフォン用のアプリの出来がイマイチなことです。前出のエントリでも、アプリの不出来な部分について触れました。あれ以来、アプリがアップデートされる気配はありません。
僕としてはハックで遊べさえすればよく、アプリの出来については諦めていました。
PictShare – multiple photos/movies uploader
カテゴリ: Social Networking
販売元: 啓 Ito(サイズ: 3.2 MB)
全てのバージョンの評価: (230 件の評価)
アプリの出来に諦めていた我々を救うがごとく、PictShareで有名な @itok_twit さんがPQI Air Card用のアプリを作ってくださいました。現在、発売記念価格85円にてセール中です。(続きは[Read More]から)
AirPict for PQI Air Card
カテゴリ: Photo & Video
販売元: 啓 Ito(サイズ: 902 KB)
全てのバージョンの評価: (12 件の評価)
PQI Air Card用の純正アプリは以下です。
PQI Air Card+
カテゴリ: Utilities
販売元: Power Quotient International Co., Ltd.(サイズ: 16.9 MB)
全てのバージョンの評価: (35 件の評価)
とりあえず使えなくもないのですが、通信エラーが起きたときのエラー処理がうまくなく、プログレスインジケーターが表示されたまま、ストールしてしまうことが多いといえます。
そんな場合は、Homeボタン2度押し、PQI Air Card+アイコン長押しの例の操作でアプリを強制終了させ、再起動ということをやるわけですが、PQI Air Card+と付き合っていると、ほんとにそれをやる機会が多い。
PictShare作者 @itok_twit さんによる代替アプリAirPict for PQI Air Card。こちらはどうかというと、PictShareでの実績が示す通りで、品質が高い。
品質の一端を示すと、ダウンロードをキャンセルできるということがまずあります。
くだらないと思うなかれ、これは非常に重要。純正アプリは通信がうまくいかなかった場合、アプリを強制終了するしか選択肢がないのですから、キャンセル、リトライができるAirPict for PQI Air Cardは、もうそれだけで純正アプリと大差を付けているといえます。
純正アプリと使い方は変わりませんが、一応使い方を紹介します。
画像をすべてダウンロードし終わった直後、あるいはダウンロード済みの画像を選択した後「Download」を押したときに、画像に対する処理を選ぶメニュー、ないしはダイアログが表示されます。
ダウンロード済みの画像は、表示が薄くなるのでそれと分かります。
処理対象の画像が一つか複数かで表示されるメニューが変わります。
画像を一つダウンロードした直後、あるいはダウンロード済みの画像を一つ選択して「Download」をタップした場合は以下のようなメニューが表示されます。
この場合、メニューから明示的に「カメラロールに保存」を選択しないと、画像はAirPict for PQI Air Cardのローカルのディレクトリに保存されるだけで、カメラロールに書き出されないことに注意してください。
画像を複数枚ダウンロードした直後、あるいはダウンロード済みの画像を複数枚選択して「Download」をタップした場合は以下のようなダイアログが表示されます。
ダウンロード直後の場合、どちらの選択肢を選んでも、画像はカメラロールに書き出されます。
「PictShareで開く」を選んだ場合は、複数枚の画像がいっぺんにPictShareに渡されます。
この違いを理解してうまく使い分けたいところですね。
PQI Air Cardの動作をコントロールするための三つの管理用画像があります。
画像の一覧にこれが見えるのが普通ですが、AirPict for PQI Air Cardは、設定でこれを隠せるのが気が利いています。
PQI Air Cardは、自身が無線LANのアクセスポイントとして動作するモードと、無線LANルータの子機として動作するモード(インフラストラクチャモード)とを選択できます。
一方で、純正アプリはこの子機モードに対応できません。PQI Air Cardのホスト名がair.cardであるか、あるいはIPアドレスが192.168.1.1であることを前提とした作りであるためです。
AirPict for PQI Air Cardの場合は、設定でホスト名の変更が可能です。
AirPict for PQI Air Cardに設定したホスト名でPQI Air Cardに設定されたIPアドレスが引けるネットワーク環境ならば、子機モードに対応可能でしょう。
ただ、IPアドレスを入力しても必ず名前解決をしようとするようで、例えばPQI Air Cardを無線LANのアクセスポイントとして動かし、デフォルトのair.cardから192.168.1.1に変更しただけでは動きませんでした。IPアドレスが設定されていたら、それをそのまま使用するようになると、より多彩な環境に対応できるようになるでしょうね。
これから、iPhoneを親機にしたテザリングは珍しいことではなくなりますので、PQI Air Carの子機モードでの利便性を高めるために、URL Schemeにオプションを与えて起動したときに、ホスト名、ないしIPアドレスを指定できるといいですね。
しっかりした作りで安心して使えるAirPict for PQI Air Card。ちなみに、UIのデザインはLCD Clockで有名な @foryouinc さんです。(株式会社フォーユーの金田さんもPQI Air Cardユーザー)
イマイチな純正アプリPQI Air Card+の代わりにAirPict for PQI Air Cardを使えば、PQI Air Cardが見違えるでしょう。
おすすめです。
AirPict for PQI Air Card
カテゴリ: Photo & Video
販売元: 啓 Ito(サイズ: 902 KB)
全てのバージョンの評価: (12 件の評価)