STEREO 2013年1月号付録のヘッドフォンアンプ付きUSB-DAC LXU-OT2をゲットしてオペアンプを換装
2016/03/02
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2016/03/02
ひとりぶろぐのmoyashi (@hitoriblog) です。
STEREO 2013年1月号付録のヘッドフォンアンプ付きUSB-DAC LXU-OT2をゲットしました。
アンプをはじめとするオーディオ機器メーカーとして有名なLUXMANと音楽之友社STEREO誌とのコラボ企画です。
LXU-OT2の前面にはボリュームとミニプラグのヘッドフォン端子、背面にはUSB端子とRCAピンコネクタのラインアウト(L/R)が付いてます。
Mac、PCなどのUSB端子に接続して、オーディオ出力を得るものです。
ノイズまみれのMac、PC内部からUSBケーブルを介してオーディオ回路を外部に追い出すこと、電解コンデンサなどオーディオ向けの部品を使用した回路で音質向上を狙っています。
劣悪なオーディオ出力しか持たないノートPCでも、これを接続さえすれば一定レベルの品質を持ったオーディオ出力が確保できる便利さがあります。
iPadにCamera Connection Kit経由で接続してみましたが、残念ながら「接続中のアクセサリは消費電力が大きすぎます」というエラーで動きませんでした。電源を別途供給するタイプのUSB Hub経由なら動くでしょう。
2016年3月追記: 外部から電源を供給する方法を模索してみました。
15インチRetina MacBook Proに接続して使ってみましたが、S/Nが高くヒスノイズは聞こえません。不満を感じる点もとりたてて無く、なかなかいい感じです。
Optionを押しながらスピーカーアイコンをクリックするとLXU-OT2を出力先として素早く選択できます。
音質はやや重心の低い音という感じ。
接続したヘッドフォンはSENNHEISER HD25-1(80Ω)です。(続きは[Read More]から)
LXU-OT2は基板むき出しで中身が丸見え。部品にすぐアクセスできます。
オペアンプはわざわざICソケットに挿した状態で実装されていて、交換が可能です。オペアンプはヘッドフォンアンプ用と、ラインアウト用とで二つ搭載されています。
手持ちのOPA2604APがあったので、ヘッドフォンアンプ側のオペアンプと交換してみました。
IC抜きを持っているので、それを使って抜きました。
傾いた状態で抜くとICの足がグニっと曲がって尻の穴がキュっとなるので、傾かないよう垂直方向を意識して抜いていきます。
デフォルトのJRC 4556AD(左)とOPA2604AP(右)。この8ピンDIPパッケージのオペアンプは大概互換性があるのです。互換性はあるのだけど、音質の傾向はモノによって千差万別。
手前のICが交換したOPA2604APです。
OPA2604APとJRC 4556ADを聞き比べると、OPA2604APはきらびやかでハキハキした音。
ボーカルが前に出てきます。JRC 4556ADは、それと比較すると、冒頭でも書いた通り重心が低く、ボーカルは引っ込みがち、地味な音に聞こえます。
OPA2604APの方が僕の好みに合っています。
実はヘッドフォンアンプは以前作ったOP27×4を使ったものがあって、こちらの方がLXU-OT2よりヘッドフォンのドライブ能力は高いのです。
LXU-OT2のラインアウトから自作ヘッドフォンアンプに接続する形で使うことにしました。
OPA2604APは、この構成にしたことで試しにラインアウト用のオペアンプと差し替えて使っています。
実用性があり、なおかつ手軽に改造ができるという楽しみ方もあって、よい付録ですね!