写真がいきなりイキイキする裏技!0円でできるバウンス撮影に感動した
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ひとりぶろぐのmoyashi (@hitoriblog) です。
デジカメで写真を撮影する際、内蔵フラッシュは絶対に使わない主義だったのですが、その考えが間違っていたことを分からされました。今日から内蔵フラッシャーとして生きていきます。
もくじ
百聞は一見にしかずです。まずは普通にフラッシュを使った写真を見てください。
濃いクッキリとした影が落ちていて、フラッシュをピカっと光らせた感がありありとした写真になっています。また、ディープローバーのLEDライトに照らされたダイオウイカのような、テカテカとした金属的光沢を放ってしまっています。これはいただけない。
続いては、裏技を適用した写真。(続きは[Read More]から)
とある裏技を適用し、フラッシュを使って撮影した写真がこれ。
フラッシュを使っているのにふんわりと柔らかい仕上がりになっていて、雰囲気、立体感があります。
こちらの写真の方がいいと思う人が大半でしょう。しかし、機材は何も変わりません。
この2パターンの間の違いはたった一つだけ。それはフラッシュの角度です。
「普通にフラッシュを使って撮影」は、こんな感じ。
「裏技を使いつつフラッシュを使って撮影」は、こう。
ポップアップ式のフラッシュが、指で押さえると上を向くことを利用して、あえてアサッテの方向にフラッシュを焚いているのです。
フラッシュの光を直接被写体に当てているか、いったん壁で反射させてから当てているかの違いと言い換えてもいいかもしれません。
間接的にフラッシュの光を当てる撮影法を「バウンス撮影」といいます。
すべてのデジカメの内蔵フラッシュで同じことができるわけではありませんが、デジカメの中にはこうした操作が可能なものがあります。
おさらいします。
普通はこう。
バウンス撮影はこうです。
角度を変えて、光の当たり方を調節することもできます。
角度を変えると、写真の表情が細やかに変わっていきます。非常に楽しい!
▲フラッシュ光を写真右ギリギリのところに当てたもの。フラッシュの光沢が肌に映り込んでしまっていますが、面白い表現になりました。
写真は光源次第ですね。ぜひ試してみてください。
バウンス撮影は、バウンス撮影に対応した外付けフラッシュを付ければ、ホットシューのあるデジカメならどれでもできますが、内蔵フラッシュでできてしまうところが目からウロコで、僕は非常に感激しました。
この裏技自体は別に僕が発見したのでも何でもなくて、既知のものです。
僕はNEX-F3を使っていますが、もちろんNEX-F3だけでできる裏技ではありません。
しかしながら、ポップアップ式フラッシュの構造に依存するため、できるデジカメは自ずと限定されてきます。
SONYでは、以下のような機種でできるようです。NEX-5Rは内蔵フラッシュ無し。DSC-HX200V、DSC-HX30Vはフラッシュの形状が違うのでできません。
@hitoriblog ついでにRX100も!
— tom_go (@tom_go) January 15, 2013
@hitoriblog 手元にRX100あったので、やってみたら確かに上を向きますね。 pic.twitter.com/cge5h1dV
— ぴよひこ (@piyohicom) January 15, 2013
Panasonicでは、DMC-GF1C、DMC-GX1でできるということです。
@hitoriblog GF1もGX1も。光量的に微妙ではあるけど。
— トブ iPhone (@tobu1) January 15, 2013
小型のRX100でできるというのが何ともオイシイですねぇ。やばい。
ほかにもできるデジカメがあったら教えてください。
NEX-F3で裏技によるバウンス撮影をすると、被写体によっては露出オーバーになったり、露出不足になったりしました。
この補正は、「明るさ・色あい>調光補正」からしました。
横位置でバウンス撮影をすると、フラッシュの反射光は上から来るので、今回の被写体のような場合は髪の毛の影が顔にかかってしまいます。
クシャクシャにしたコピー用紙を巻いて光を拡散させたLEDライト(LEDライト付きUSBバッテリ)で顔付近に下の方から補助光を当てました。
ひとりぶろぐ » 10,000mAh〜20,000mAhクラス激安USBバッテリ4種の容量をガチで調査
よく考えたらフラッシュ光を反射させるための鏡か紙を置くだけでもよかったかもしれません。
補助光を当てて、顔が影にならないようにしました。コントラストはマイルドになりましたが、顔が暗くない方がいいですね。
内蔵フラッシュの光量では、広い部屋などでの利用に限界が出てきますが、今回のような物撮りにおいては威力を存分に発揮するかと思います。
フラッシュの光量はガイドナンバーで表現しますが、30、50といったガイドナンバーの、光量の大きな外付けフラッシュを利用すると、より広範なシチュエーションで今回のようなバウンス撮影ができるようになります。