[JB]iPhoneのプッシュ通知をスマートウォッチMetaWatchに転送するMetaWatchNotifier

1 スマートウォッチが熱いけれどiOSでは冷え切ってる
2 MetaWatchの実用性が高い
3 I’m Watchは面白いけど実用性は低い
4 MetaWatchのiOSでの実用性を高めるMetaWatchNotifierを作った
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5 7ドット×7ドットの美咲フォントを使用
6 設定
7 MetaWatchNotifier初回起動時のセットアップについて
8 既知の問題
9 免責
10 動作確認環境
11 履歴
12 インストール
13 Amazonで買い物してく？

スマートウォッチが熱いけれどiOSでは冷え切ってる

ひとりぶろぐのmoyashi (@hitoriblog) です。

スマートフォンとBluetooth経由で連携する機能を搭載したスマートウォッチが、最近ガジェット好き方面（主に僕）で話題になっています。

僕はMetaWatchとI’m Watchを買いました。

Androidとの組み合わせにおいて最大の実用性を発揮する傾向があることから、スマートウォッチのためにAndroidを持ち歩くということをやっていましたが、やはりAndroidは持っていかなくなってしまいました。

気に入っているMetaWatchとiOSとの相性を良くするために頑張ってみました。（続きは[Read More]から）

MetaWatchの実用性が高い

MetaWatch BLACK – Home

実用性が高いのはMetaWatchです。バイブレータが付いており、また省電力な反射型表示装置を使っているため、表示を常時維持でき、一応時計としても機能します。

Specifications – MetaWatch

3気圧防水です。（STRATAは5気圧防水）

Bluetooth Low Energyに対応しているため、スマートフォン間の通信が省電力です。

少なくとも3日は無充電で使えます。日用品になりうるスペックを持っています。通知をビンビン鳴らしまくって1日経過したところで電池残量が80%です。

最近ファームウェアが1.35にアップデートされ、一気に完成度が高まりました。

MetaWatch | Updating your SmartWatch

アップデータはDeveloper clipでは使えないようですが、Developer clipしか持っていない場合は、OS X（Mac)の場合、実行ファイルの中にmspdebugで書き込めるhexが入っているので、それが使えます。

I’m Watchは面白いけど実用性は低い

i’m Smart

I’m WatchはTFT液晶を使っているため、普段は液晶を消しておく運用になりますが、普段消しておいてなお電池持ちが悪く、一日持ちません。なおかつバイブレータが付いていません。

通信がBluetooth PANであることもマイナスです。

iOSの場合、つまりテザリングでつなぎっぱなしということになるので、I’m Watchを使っている間はステータスバーが触れないばかりか、縦幅が2倍になってしまうので画面が狭くなります。

面白味があるのはI’m Watchですが、日用品にはなりえません。

MetaWatchのiOSでの実用性を高めるMetaWatchNotifierを作った

僕は、スマートウォッチには通知機能を求めています。

マナーモードにしているとバイブレーションが弱く、通知に気付けないiPhoneを補う役割を求めているのです。

しかし、iOSではOSがそれを許してくれません。

Jailbreak環境ではいろいろと手があるので、iOSのプッシュ通知をMetaWatch Manager for iOSを通じてMetaWatchに転送するTweak、MetaWatchNotifierを作ってみました。

MetaWatchNotifierを導入すると、上掲の動画のように、プッシュ通知をMetaWatchに転送できます。

7ドット×7ドットの美咲フォントを使用

MetaWatchNotifierは、通知画面のレンダリングに7ドット×7ドットで漢字まで表現した美咲フォントを使用しています。

MetaWatchの96ドット×96ドットの小さい画面でも、かなり文字が読めます。

設定

MetaWatchNotifierを導入すると、設定項目「設定＞MetaWatchNotifier」が出現します。

Keep Running:

MetaWatch Manager for iOSを自動的に起動するかどうかを決めます。何らかの理由で終了してしまったら自動的に再度起動させます。バックグラウンドのまま起動させようとするとMetaWatchと接続を開始してくれないので、都度前面に出てくる形での起動となっています。MetaWatch Manager for iOSが終了してしまうとMetaWatchとの通信は途切れますので、この動作で可用性を高めています。

Forwarding:

iOSのプッシュ通知をMetaWatchに転送します。

Number Of Times:

MetaWatchへ転送した通知がMetaWatchで表示されるときに動作させるバイブレーションの回数指定です。

Applies to:

MetaWatchへ通知を転送するアプリケーションを選択します。つまり、Forwardingをオンにし、Applies toで指定のアプリのスイッチをオンにして初めて通知が転送されます。

MetaWatchNotifier初回起動時のセットアップについて

MetaWatchNotifierで美咲フォントを使えるようにするため、フォントをMetaWatch Manager for iOSのアプリケーション内部にコピーし、アプリケーション情報ファイルInfo.plistを改変しています。その処理が走ると、最後にMetaWatch Manager for iOSの再起動を促します。