より平坦なルートを!自転車通勤経路をWebサービス「ルートラボ」で最適化する
2016/03/24
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2016/03/24
もくじ
ひとりぶろぐのmoyashi (@hitoriblog) です。
最近は自転車がマイブーム。BROMPTONにメロメロ。秋口の涼しくなってきた頃合いから自転車通勤をやってみようと思っています。
職場までの自転車通勤ルート。何も考えないと国道を走るだけになりますが、若干ルートが冗長になるし、谷になっている渋谷を通過するので高低差が少しきつい。ような?
もっといいルートを開拓したい。そう思って使ったのが、最近Twitterで教えてもらって気に入ってるWebサービス、Yahoo! Japanのルートラボ。
ルートラボは、サイクリングコースや道案内などのルートを不特定多数の人に対して共有できるサービスです。
ルートは、サイト上に用意されたツールを用意して自分で描くことも、GPSロガーなどから取り込むこともできます。
ルートを描くと、あるいはルートを取り込むと自動的に高低差が計算され、グラフになって表示されます。以下の紫色のグラフが高低差のグラフです。
このことから、自転車用途を強く志向したサービスであるといえるかと思います。バイクや車は、あんまり高低差意識しないですもんね。
既に知られたサービスだと思いますので詳細は割愛しますが、自転車を電車に乗せる輪行をやる人にとっては神のようなサービスです。使ったことがなければ、ぜひ使ってみてください。
表示、動作にMicrosoft Silverlight 3.0以上が必要という、思わず飛び退いて後ずさる条件がありますが、サイトの魅力にはあらがえず、しぶしぶインストールして使っております。(続きは[Read More]から)
ルートラボは、自分でルートを描いていくことができます。ルートを描くと、すぐにコースの高低差が分かるようになっています。ルートの一部を変更したりもすぐできます。高低差が分かるので、よりフラットなルート探索の試行錯誤、評価がしやすいのです。
「ルートを描く」を選択。
こんな感じで、実際の通勤経路を再検討してみました。いろいろと面倒な渋谷を回避、でこぼこの少ないルートが出来ました。
ルートラボはスマートフォンに最適化されており、現在位置に追従してスクロールするので、Webブラウザさえあれば作ったルートをトレースして自転車で走ることはできます。
しかし、方向音痴である僕はヘッディングアップがないと困ったりしますので、出来たルートをGoogle Mapsにインポートします。
出来たルートはGoogle Mapsに取り込めるKMLとして書き出すことができます。
書き出したKMLをGoogle Mapsのマイマップにインポートします。
取り込みが終了し、Google Mapsのマイプレイスに「テスト」というマップが出来ました。
Google Mapsのマイマップ、ヘッディングアップに対応した地図アプリMy Maps Editorを使います。
これを使えば、作ったマップをヘッディングアップを効かせながら現在地追従で閲覧できるので、自転車でのトレースが楽です。
My Maps Editor
カテゴリ: Navigation
販売元: NextBusinessSystem Corporation(サイズ: 2.0 MB)
全てのバージョンの評価: (475 件の評価)
エラー回避のためにやらなければならないことがあります。「設定>マイマップ」を起動。My Maps Editorのアプリ内の設定ではないことに注意。
「Google Fusion Tables」をオフに。「Google マップ」はオンにしましょう。
「閉じる」ボタンで地図リスト画面を閉じて、ルートの辺りを表示させると、この通りルートラボで作ったルートが表示されました。
画面上、右から4番目の現在地追従ボタンを2回押してオレンジ色のアイコンにすると、ヘッディングアップが機能します。
ここまでやってきました。あとは、iPhoneを自転車のハンドルに固定して走るだけです。
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ルートラボで検討したルートを昨日実際に走ってみました。
ルートラボがなければ判断の指標がなく、僕には編み出せなかったルートだといえます。
思惑通り、国道をただ走るのよりは大きな起伏のないルートであることが確認できました。
しかし、ところどころ走るのが辛いところもありました。
例えば、首都高、中央分離帯を挟んで上り下りが分離しているところを横断して右折するのが前提の個所。一方通行を逆走する個所など。一方通行とはいえ、自転車を除く一方通行ですから交通ルール上は問題ないですが、そういう道に右折で入っていく場合は、信号や横断歩道がなかったりするのでパスするには工夫が必要です。自転車を押して横断歩道を渡ることになる部分もややあり、出来たコースのリファインは必要かと思いました。
しかしながら、ルートラボがあると、楽しい試行錯誤ができることは確かです。ぜひお試しを。
「iPhone単体でも、こういうことがやりたい!」そんなときは、キョリ測がやや便利です。
キョリ測
カテゴリ: Navigation
販売元: Mapion Co., Ltd.(サイズ: 3.9 MB)
全てのバージョンの評価: (158 件の評価)
ルートの途中をグニっと曲げたりということや書き出しができないので、ルートラボには及びません。
一方で、3D地図という地形の起伏が分かる高低差の少ないルートの検討の参考になる表示モードがあります。この表示はルートラボにも欲しいですね。
今回僕の得た知見はこんな感じですが、これがベストとも思っていません。何か面白い情報、ツールがあれば教えてください。