スマフォで散歩!「小田急沿線自然ふれあい歩道 お散歩ガイド」で鶴巻温泉を歩いてきた
2016/02/20
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2016/02/20
もくじ
郊外で、いい感じの里山に出会うと無性に興奮してしまう、ひとりぶろぐのmoyashi (@hitoriblog) です。
昨日折りたたみ自転車BROMPTONで熱海を訪れた折、熱海駅周辺のホテルの玄関口に置いてあったパンフレットで知ったスマートフォン用アプリ、「小田急沿線自然ふれあい歩道 お散歩ガイド」。
iOS版、Android版があります。
小田急電鉄の公式アプリで、沿線にある散歩コースのガイドとなっています。以下の3路線をカバー。
話によれば、元々冊子として配布していたものをアプリにしたものだとか。
これを使って、神奈川県秦野市の鶴巻温泉を歩いてきました。鶴巻温泉は下北沢から約50分。案外近い!(続きは[Read More]から)
トップメニューからは、散歩コースを様々な方法で絞り込むことができます。今回は、鶴巻温泉を散策したかったので、「駅名・路線で探す」を選択。
鶴巻温泉を選択。
今回は、鶴巻温泉駅コースを選んでみました。
コース説明、みどころ紹介、コースマップが見られます。
「このコースを歩く」をタップすると、地図表示へ。地図上にコースが描かれ、また自分の現在位置が表示されています。これによって、あらかじめ設定されたルートをなぞって歩くことが容易になっています。
惜しむらくは、iOS 6以上では使われているマップがApple純正マップで、あるべき道がなかったりといったことが生じていてイマイチ感があること。ただし、設定されたコースをなぞるという用途では、致命的な問題にはならない感じです。
Android版は、地図がGoogleマップなので完璧。Androidを羨ましく思ってしまいます。
iOS版は、現在地表示ボタンを押すといちいち縮尺が引いた状態に戻ってしまうので、やや使いにくい。これも、Android版はそのときの縮尺を維持するのでiOS版より使いやすい。
Android版は、デバイスの回転に応じて地図を回すヘッディングアップに対応していますが、iOS版はノースアップだけ。
両方持っていたら、Android版を使いましょう。
コース上には観光スポットのほか、ビューポイントというものが設定されています。これは、眺めのいい場所という意味。実際に歩いてみたところでは、なるほど、と納得するような場所が選ばれていました。
ビューポイントが近づいたら、カメラの用意です。
鶴巻温泉のある神奈川県秦野市は、四方を山に囲まれています。「小田急沿線自然ふれあい歩道 お散歩ガイド」の鶴巻温泉駅コースに導かれるまま、鶴巻温泉駅から住宅街を抜け、山の方へ。
農家と思しき民家の間を通って、小高い丘へ。
丘の上から市街地を一望できる、最初のビューポイントへ。
農家の点在する懐かしい感じのする山あいの里地の風景が二つ目のビューポイント。
ところどころに曼珠沙華が咲き誇っていました。
みかん畑脇の小道を行きます。
蕎麦が白い花をつけていました。
山の斜面に様々な畑が作られた、郷愁を誘う里山の風景。ビューポイント。
この辺り全体にいえることですが、人の手が隅々まで入った感じで、廃墟がほとんどなく美しい。そして美観を崩す余計なものが全然なく、何と言うか、昭和30年代、40年代といった時代が切り取られ、冷凍保存されたかのようです。
盛り土と石組みで土手を作った以外は、かなり自然な状態の鈴川。向こうに見える丹沢山地の山並みが美しい。丹沢から流れ出る鈴川は、自然の用水路といったところでしょうか。付近の果樹、稲作は、この鈴川によって支えられているとのこと。
収穫中の田んぼ。コンバインの確かな仕事っぷりをしばし眺めてしまう。
3時間ほどの行程。いつの間にか9月も終盤。涼しい風が吹き抜けて、非常に爽快な気分で散歩ができました。
観光スポットという観光スポットはなく、人通りもまばらでしたが、出たとこ勝負で「小田急沿線自然ふれあい歩道 お散歩ガイド」の促すままに散歩をした割には、今回紹介したような素敵な田園風景に出会うことができて大変満足できました。
散歩が好きな人にはおすすめできるアプリです。
こういうマップ連動の散歩ガイドというものは、バンバン出てもらいたいですね。特に散歩のモデルコースは大歓迎! 当面は小田急のお世話になることにしたいと思います。
こんな感じのいいアプリがあったら教えてください。