バックグラウンドでTwitterを画像検索して収集、プッシュ通知するNyatterが面白い
2016/03/24
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2016/03/24
もくじ
NyatterというiOSアプリが、コンピューターに自動的に仕事をやらせるのが好きな僕好みなので紹介します。
カテゴリ: Lifestyle
現在の価格: 無料(サイズ: 8.9 MB)
販売元: feedtailor Inc.
リリース日: 2014/01/22
現在のバージョンの評価: (0 件の評価)
全てのバージョンの評価: (0 件の評価)
Nyatterは、iOS 7の「Appのバックグラウンド更新」を前提とした作り。詳しいエントリが開発元feedtailorにアップされているので見てみてね。
Twitterでニヤニヤしよう!!画像収集支援iPhoneアプリ「Nyatter(ニヤッター)」を公開します | 関西/大阪のiPhone・iPadアプリ開発 feedtailor Inc. 社長ブログ
NyatterにTwitterの検索条件を登録して起動しておくと、バックグラウンドに回していても、定期的に登録した検索条件を使ってTwitterを検索。
ヒットしたものの中から、画像のURLつきのものをチョイス。設定によっては画像をダウンロードしてiPhone内に保存。また、設定によっては、プッシュ通知(ローカル通知)もしてくれます。
俺「Nyatterよ、「艦これ」という単語が含まれている画像付きのツイートを発見したら、すぐさま画像を確保して俺に教えなさい。俺がいいと言うまで、休むことはまかりならぬ」
Nyatter「ワカリヤシタ親方!」
数分後……。
Nyatter「親方!艦これ画像を発見したので諸々ヤットキヤシタ!」
俺「でかした!」
といった感じの働きをしてくれるのです。
Twitter検索のタスクがバックグラウンドで実行されるのは間欠的で、そのタイミングはOSに依存しているので、その間隔が何分か、とははっきり言えません。
1回のタスクの制限時間は30秒とOSで決まっているので、間を置いてパラパラと30秒のタスクが走るイメージです。(続きは[more]より)
ざっくりと、自分が強く興味を抱いている分野の動向を監視するのに使うと便利。
画像の投稿が多いアニメ、漫画系のトピックを監視していると釣果が期待できますね。
設定する検索条件例:
何か事件があったときに、現代ではまず報道機関より先に、Twitterユーザーが現地の様子を知らせてくれます。
設定する検索条件例:
好きな絵師の画像の投下だけを知りたい。
設定する検索条件例:
「from:ユーザー名」という検索式を使うと、特定のユーザーのツイート全部が検索にかかるようになります。Nyatterは画像のURLが添付されていないツイートを無視しますので、絵師のストーキングに最適。
「すぐ消します」系の画像も、常時監視で確保の確率がグンとアップ。
「from:ユーザー名」をORでつなげば、複数の絵師を一つの登録でフォロー可能。
Twitter検索の条件をうまく設定すると、Nyatterがより実用的なものになります。
Nyatterで取得した画像の一覧画面から実行できる「ZIPファイルで共有」。
画像を、画像が添付されていた元ツイートの情報を集めたインデックスファイルと共に「20140123_005413.zip」といったファイル名でZIPとして固め、いろいろな方法でZIPファイルを活用できるようになっています。
インデックスファイルはindex.jsonという固定のファイル名で、JSON形式です。
zipを受け取って自動処理的なことをできるアプリは、iOS界広しといえども、Pythonistaぐらいのものではないでしょうか。
Pythonistaは、iOS用のPython2.7です。こういうのが好きな人にはたまらないアレです。iOS 7専用になって、編集中に落ちる不具合が解消されて神アプリになりました。
作者のOle Zornさんは、DocSets for iOSの作者といえば、開発者には通りがいいでしょうか。
Pythonista
カテゴリ: Productivity
販売元: Ole Zorn(サイズ: 37.6 MB)
全てのバージョンの評価: (8 件の評価)
Nyatterの「ZIPファイルで共有」からPythonistaを選び、ZIPファイルをPythonistaに受け渡す。
すると、PythonistaのInboxにZIPファイルが保存されます。
ここで、自作のPythonスクリプト、nyatter2wordpress.pyを実行。
WordPressの管理画面を見てみると、「Nyatterから[20140123_102454.zip]」というnyatter2wordpress.pyから投稿されたエントリが増えています。
ZIPファイルから抜き出したツイートのURLからショートコードを生成。それが本文に貼られているので、プレビューすると、既にエントリ中にNyatterで収集したツイートが埋め込まれています。ショートコードの展開には、Modern Media Tweet Shortcodeというプラグインを使っています。
「だから?」って感じですが。
Pythonistaは、というかPython2.7は、標準でWordPressに投稿もできちゃうんですね。技術的にはPythonistaはPILも使えるし、画像をWordPressにもアップロードできますが、この場合は他人の画像なのでねぇ。
今のところ、収集した画像をモデレートできないので、整理のためにはZIPにする前に画像を個別削除するしかありませんが、お気に入りフラグを立てられる機能の実装、お気に入りフラグのインデックスファイルへの反映が予定されているそうです。
そうなると、処理対象を絞り込めることになるので、実用性が増しそうです。
Nyatterは無料アプリ。標準状態では特定の条件下で画像が黒く表示される不具合があります。これにはアップデートで対処予定のようです。
また、アプリ内購入で広告を非表示にすると、直るみたいです。
そのほか、まだまだ機能向上があるようですので、今後にも期待ですね。
Nyatterをバックグラウンドで動かしていると体験として結構新鮮なので、ぜひ試してみてください。
Nyatter
カテゴリ: Lifestyle
販売元: feedtailor Inc.(サイズ: 8.9 MB)
全てのバージョンの評価: (0 件の評価)