ひとりぶろぐ

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Googleマップのマイマップにアップロードしたルートが分割表示されてしまう問題にOS X/iOS上で対処する

   

サイクリングルートを記録したGPSのログは重要

サイクリングに行くと、必ずiPhoneのGPSでルートのログを取っています。僕はRunKeeperを利用。RunKeeperのWebサイトからGPX、KMLをダウンロードできます。

Running app and fitness community | RunKeeper

ブログにサイクリング関係の記事を書くときは、Googleマップのマイマップ(以前のマイマップの方)に作ったマップにGPXをアップロード。それを記事に埋め込むことも少なくありません。

ひとりぶろぐ » 鶴川-生麦 鶴見川サイクリング

こんな風にです。


より大きな地図で 2014-04-13 鶴川-生麦 鶴見川サイクリング を表示

サイクリングのエントリの本質であり、非常に情報価値が高いと思うのですが、意外にも、ルートのログをアップしているサイトはあまり多くない感じです。

スマートフォンでログを取る場合、ほぼ外部バッテリーが必須になるので、敷居が高いというのはありますけどね。

Googleマップのマイマップにアップロードされたルートはトレースしやすい

Googleマップのマイマップで公開されているルートは、iOSではMy Maps ProやGMapToolsで。

My Maps Pro ·App
カテゴリ: Navigation
販売元: Nelson Kwan(サイズ: 3.4 MB)
全てのバージョンの評価: (11 件の評価)

GMapTools(登山/旅行地図ツール)App
カテゴリ: Navigation
販売元: Takeshi Dodo(サイズ: 13.2 MB)
全てのバージョンの評価: (6 件の評価)

Androidでは見るだけマイマップGOLDで読み込んで現在地連動でルートを表示できます。

見るだけマイマップGOLD
カテゴリ: 旅行&地域
Google Playで詳細を見る

自転車のハンドル等にスマートフォンを固定しておけば、トレースしながら走ることが可能です。

ひとりぶろぐ » iPhone 5を自転車に固定!自転車用スマートフォンホルダーBM WORKS SLIM3を買ってみた

僕はサイクリングコースのプランニングが苦手で、公開されているルートをトレースするということをよくやりますし、このスタイルが気に入っています。

ポタリング、サイクリング系サイトには、GoogleマップのマイマップにGPSのログをどしどしアップし、公開してもらいたいところです。ルートラボでもいいですけどね。

ログが大きいとマイマップにアップロード後ルートが分割表示されてしまう

GPX、KML形式のルートのログをGoogleマップのマイマップにアップロードするときに、ログ内のポイント数が多いとマイマップ内のルート表示が複数ページに分割されてしまいます。

gpsbabel 14 05 02 18 43 5

分割されると、埋め込み用のマップもまた分割されてしまうので、ブログにルートの全容を掲載しようとしても一つのマップにまとめられなくて困ったことになります。

gpsbabel 14 05 02 18 45 4

分割されるポイント数のしきい値は1,000〜2,000ポイントの間であろうと思います。アップロードするたびに結果が違うので、はっきりした分割条件が分かりません。

この問題は、ログのサイズを小さくする、つまりログに内包されるポイント数を減らすと避けることができます。(続きは[Read More]から)

GPSBabelFEでログのポイント数を間引く

GPSのログのサイズを小さくするには、GPSBabelが使えます。

GPSBabel: convert, upload, download data from GPS and Map programs

GPSBabelはコマンドラインから使うものですが、(Mac) OS X向けにはGPSBabelFEというフロントエンド付きのものが用意されています。

GPSBabel Download

GUIで操作できるGPSBabelFEといえ、いろいろなことに使えるので、どうやったらログのサイズを小さくする目的を達成できるのか戸惑うかもしれません。


ポイントをたくさん含む大きなGPXを、指定ポイント数にまで間引いた小さなGPXに変換する操作を紹介します。

  • 1: 「Input」は「File」
  • 2: 「Format」は「GPX XML」
  • 3: 「Output」は「File」
  • 4: 「Format」は「GPX XML」

ここまでやったら5の「Filters」ボタンを押す。

gpsbabelfe 14 04 30 19 53 19

  • 1: 「Routes & Tracks」をクリック
  • 2: 「Simplily」のチェックボックスをオンに、「Limited to〜Points」は「1000」程度に
  • 3: 「OK」ボタンをクリック

gpsbabelfe 14 04 30 20 00 7

ウインドウ右下の「OK」ボタンをクリックすると処理が始まり、Outputで指定したファイルが生成されます。

gpsbabelfe 14 04 30 20 06 5

書き出されたログはポイント数がSimplifyで指定した1,000まで間引かれているので、これをGoogleマップのマイマップにアップロードすれば分割表示されません。

コマンドラインからやると以下のようになります。

gpsbabel -r -i gpx -f /path/to/in.gpx -x simplify,count=1000 -o gpx -F /path/to/out.gpx

形式変換も同時にできる

Input、OutputのFormatを変えれば、形式変換もできます。GPSBabelは非常に多様なフォーマットに対応しているので、選ぶのが大変ですけどね。よく使うKMLは、GPSBabelFEでは「Google Earth (Keyhole) Markup Language」という選択肢になっています。

GPXからKMLに形式変換する場合は、以下のような感じになります。

gpsbabel 14 05 02 16 36 3

コマンドラインからやると以下のようになります。

gpsbabel -r -i gpx -f /path/to/in.gpx -x simplify,count=1000 -o kml -F /path/to/out.kml

iOSだけでログを間引く

こうした処理をiOSだけでやりたいことがあるかもしれません。それには、さきほども登場したGMapToolsが使えます。

GMapTools(登山/旅行地図ツール)App
カテゴリ: Navigation
販売元: Takeshi Dodo(サイズ: 13.2 MB)
全てのバージョンの評価: (6 件の評価)

GMapToolsにOpen In…でGPXファイルを渡します。

IMG 3352

すると最適化とインポート処理が始まりますが、このときにポイント数も間引いてくれます。

IMG 3354

条件が分かりませんが、失敗することもあります。GMapToolsはかなり素晴らしいアプリですね。

IMG 3355

ちなみに、オンラインで公開されているルート情報を含むKML、GPXをマイマップにインポートしても、My Maps Pro、GMapTools、My Maps Editorで見たときにルートが透明ないしは白い線で表示されてしまうことがありますが、GMapToolsでインポートするとうまく修正してくれることがあります。

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