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NOOSYのSIMカッターでmicroSIMをnanoSIMにカットしてみた

      2015/12/19

iPhone 4sからiPhone 5へSIMを移植したい

iOS 6.1.3で温存していたiPhone 5。スリープ/スリープ解除ボタンが全く効かなくなっていましたが、iOS 7.1.1〜7.1.2がムニャムニャなので、ここぞとばかりに「iPhone 5 スリープ/スリープ解除ボタン交換プログラム」で無償修理依頼。

iPhone 5 スリープ/スリープ解除ボタン交換プログラム – Apple サポート

ちなみに、既にiOS 7.1.2が出ていたにもかかわらず、iOS 7.1.1で修理に出してiOS 7.1.1で戻ってきました。持ち込みの場合、「Apple Storeに直接来い」としか書いてないので、行けばすぐ対応してくれるのかと思い、Genius Barの予約を入れずに行ったらかなり待たされました。

この修理上がりのiPhone 5に、iPhone 4sに入れている3G契約のSIMを入れたい。

SoftBankでのSIMの形状変更は実質無理

iPhone 4s→iPhone 5なので、microSIMからnanoSIMに形状変更しないとSIMスロットに入らない。

SoftBankに持ち込んで正攻法で形状変更を依頼してみたところ、

  • 機種変更扱い
  • 2年縛りの違約金が発生
  • 手続き時点から2年縛りが新たに開始される

ということで、全く話にならないので途中から話を聞かずに退却。

SIMカッターにお出ましいただく

SIMはSoftBankから貸りている体なので、本来こんな勝手は許されないとは思いますが、紛失したと言えばSIMの再発行はしてもらえるので、将来紛失することに決めました。

SIMカッターでmicroSIMをnanoSIMサイズに打ち抜くことに。

キャリアの窓口に行くと、いつも不愉快な思いをさせられます。できるだけかかわり合いになりたくないので、カットに失敗したくない。

安いSIMカッターもある中で、ややお高めのNOOSYのSIMカッターを選択。

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この製品は、安めのSIMカッターではできないものが多い、microSIMからnanoSIMへの切り出しに対応。

安めのSIMカッターでは、標準SIMからnanoSIMに1サイズ飛びでカットすることしかできなかったりします。その場合、microSIMは標準SIMアダプタに装着してからSIMカッターに挿入することになるのですが、標準SIMアダプタが付属していないものがあったりなかったりのようで、その作りに左右されるという不確定要素が一つ増えるのが嫌で、microSIMからnanoSIMを直接切り出せるNOOSYのSIMカッターにしたのです。

この製品は、以下の2パターンの切り出しが可能。

  • 標準SIM → microSIM
  • microSIM → nanoSIM

セットには、以下が含まれます。

  • SIMカッター本体
  • イジェクトピン
  • SIMアダプタ3種
    • microSIM → 標準SIM
    • nanoSIM → 標準SIM
    • nanoSIM → microSIM
  • 紙やすり

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(続きは[Read More]から)

廃microSIMで練習

いきなり本番に取り掛かるのは怖いので、手持ちの契約が抜けた廃microSIMを用意。まずは、これで練習することにしました。

写真左の「手本のSIM」とあるのが、現在iPhone 5sで使っている正規のnanoSIM。右の2枚のmicroSIMが、練習に使う廃microSIM。

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廃microSIMをSIMカッター底面にあるmicroSIMスロットに挿入。横から滑り込ませるように挿入します。標準SIMは、写真右の方から逆方向に挿入するようになっています。

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スルリと滑り込ませます。SIMの向きを間違えると取り返しが付かないので、刻印通りに。

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microSIMを挿入する口が少し大きく、ガタ付くので真っすぐになるように調整。

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この後でひっくり返すことになるので、ずれないようにマスキングテープで仮止めしました。

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SIMカッターを上手に使うノウハウに、思い切って一気にバチンと押し込むというものがあります。恐る恐るゆっくりやると失敗するのです。両手を使ってやるか、片手でやるか迷いましたが、とりあえず片手で一気にやりました。(冒頭掲載の動画参照)

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バチン! と音がして打ち抜けました。うまくいっているようです。

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打ち抜いて枠状になったものが形状を保っているのを見ると、なかなかの切れ味であることが分かります。

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iPhone 5sで使っている正規のnanoSIMと並べてみました。打ち抜いた枠が黒く汚れているように見えますが、SIMに印刷された番号を画像処理ソフトで消した跡です。以降も同様です。

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iPhone 5sのSIMトレイに切り出したnanoSIMを乗せてみました。特に紙やすりで削る必要はありませんでした。

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iPhone 5sに挿入してみましたが、圏外表示(廃microSIMなので)になったので大丈夫そうです。

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SIMカッター付属のSIMアダプタにも、そのまま使えました。

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いよいよ本番

iPhone 4sから取り出した、生きているmicroSIMを使った本番に移ります。一度練習していると、大分安心できますね。

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SIMカッターのmicroSIMスロットに本番のmicroSIMをセット。セット位置は、写真の通り右下の角に合わせました。練習のように、マスキングテープで仮止め。

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一気にバチンと打ち抜きました。(冒頭掲載の動画参照)

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付属のnanoSIM → microSIMアダプタを使用。

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iPhone 4sに挿入してみましたが、問題ありません。

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nanoSIM → microSIMアダプタを外し、iPhone 5に挿入。こちらも問題ないように見えて、通信ができません。APNがLTEの設定から変えられません。残念ながら、SoftBankのSIM Lockがかかっている端末では、nanoSIM化した3Gの黒SIMは使えませんでした。

使えるようにするには、Jailbreakが必要です。Jailbreakした上で「【脱獄なし】iOS7をインストールしたシムフリーiPhone5でSoftBank版iPhone4 / 4Sの黒SIMを使う方法」の手順に従うと使えるようになります。Jailbreakしないと、iPhone構成ユーティリティーで作った設定プロファイルを適用できません。

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練習2回、本番1回と3回microSIMのカットをやってみましたが、失敗はしませんでした。安い方のSIMカッターを使ったことがないので比較はできませんが、このNOOSYのSIMカッターは悪い品ではなさそうです。

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