キングジム「ポータブック」XMC10発表・二つ折れキーボード搭載のA5サイズノートパソコン
2015/12/12
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2015/12/12
キングジムは、2015年11月30日に未公開の新製品に関するティーザーサイトと動画を公開。その謎めいた内容から話題沸騰していましたが、ついに製品発表の12月8日を迎えました。
発表された新製品は、中央で二つに折れ、回転して収納できる構造のフルキーボード「スライドアーク キーボード」の搭載を最大の特徴とする、Windows10 Home 64ビット搭載A5サイズノートパソコン「ポータブック」XMC10! 実売予想価格は9万円前後、発売日は2月12日。キングジム初のパソコンです。どこの家電メーカーもパソコンから撤退ムードを漂わせる中、堂々たる逆張りです。
展開時はフルサイズキーボードを使えながらも、持ち運び時の仕舞寸法は204mm × 153mmのA5サイズにとどめられるようになっています。「ポメラ」の血脈を色濃く感じますね。
「ポメラ」シリーズの最新機種かと思っていただけにちょっと脱力しましたが、「ポータブック」の登場で、2013年3月発売のDM25以降新機種の絶えているポメラシリーズの終息感が、より色濃くなったといえるでしょうか。最後に残った現行機種のDM100に至っては、2011年11月の発売です。
「ポータブック」を見て、バタフライキーボードを搭載したIBM ThinkPad 701cを思い出した人も少なくないでしょう。(これが言いたかっただけ)
Photo by Ged Carroll
「ポータブック」は、折りたたむとA5サイズというのはそそりますが、830gはちょっと重めですね。
全体的に地味に見える作りですが、使い勝手を考え抜いて仕様が選択・決定されているように感じます。
個性と価格面で人を選ぶ機種ですが、実用性を評価できる人にとっては唯一無二の存在になるかもしれませんね。
キングジム ポータブック PORTABOOK XMC10 専用ケースXMCC10付き 2月12日 新発売セット 予約 |