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Microsoft Silverlightの終焉

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WebブラウザがNPAPIを使った古いプラグインのサポートを停止する動きの中、NPAPIを使ったメディア再生プラグインMicrosoft Silverlight(以下Silverlight)は2015年7月にMicrosoftから使用中止の推奨がアナウンスされています。

Silverlightは現行のSilverlight 5が最新版であるものの、それがリリースされたのは2011年のこと。サポート期限はリリース10年後の2021年10月12日となっていますが、それまでに実質的な寿命を迎えることは間違いない見通しです。

Windows 10では、どこにインストールされているのか分かりづらいInternet Explorer 11はSilverlightをサポートするものの、Microsoftの新しいWebブラウザMicrosoft Edgeは、当初からSilverlightをサポートせず。

Google Chromeは、バージョン45でSilverlightをはじめとする古いプラグインが完全に実行不能に

FirefoxとSafariでSilverlightが利用ができますが、Firefoxは2016年でNPAPIのサポートを終了する模様です。

残るSafariについては「FirefoxがFlash以外のプラグインサポートを終了」に言及があるように、まだ見通しを示していないようです。

何にせよ、Silverlightはもうおしまいですね。

困ったのは「ルートラボ」

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はてブにあった以下のSilverlightに対するコメントは全く同感なのですが、不幸なことに個人的にSilverlightを使ったYahoo!の「ルートラボ」という地図を扱うWebサービスをそれなりに愛用しています。

出た瞬間から終わると思ってました(佐藤藍子風)

「ルートラボ」は以前からJavaScript版への移行を模索しており、7月のSilverlightの行く末に関するMicrosoftの発表を受けて、改めてJavaScript版への移行をアナウンスしています。

「ルートラボ」がなくなってしまうことを心配する必要はなくなったので一安心なのですが、まだSilverlight版の機能がJavaScript版上に完全に移行できているわけでなく、当面はSilverlightに頼らざるを得ません。

そこで改めてSilverlightのインストーラの確保を試みたのですが……。

MicrosoftのSilverlight 5のダウンロードページ

いつからか、MicrosoftのSilverlightのダウンロードページに行っても、Silverlightがダウンロードできなくなっていました。以下のリンクがかつてダウンロードページだったものですが、ここへ行くと、

「Silverlight page」というタイトルの、ダウンロードできない概要ページ(下掲リンク)に飛ばされます。説明に終息感が漂っていますね。ここからのリンク先にダウンロードページが見つかるかと思いきや、どうもなさそう。Microsoftとしては、これから新しく使うユーザを増やしたくないのですね。

結局、以下のページからSilverlight 5がダウンロードができました。

OS X 10.10.5上のSafari 9.0.2、Firefox 43.0.2において、Silverlight版の「ルートラボ」の動作が可能であることが確認できました。

なんとか、この状況が続くうちに、「ルートラボ」がJavaScript版への移行を完了してくれるといいのですが。

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