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「AUKEY PL-A1」実用性の高いスマートフォン用魚眼/広角/マクロレンズのレビュー

      2016/01/09

スマートフォンで撮影する写真の画角に選択肢を加えよう

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スマートフォンのカメラは基本的にやや広角寄りの単焦点レンズですが、スマートフォンを使った写真撮影でも、より広い範囲を撮影したいことや、印象的な風景に出会い、それをダイナミックな構図で写真に収めたいことはあります。

また、近年大流行の自撮りをするときに、風景を多く取り入れたい、より多くの人を写し込みたいこともあります。

こうしたシーンで使えるスマートフォン用のコンバージョンレンズが販売されています。

今回は、その一つである「AUKEY PL-A1」を紹介します。

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「AUKEY PL-A1」は、魚眼、広角、マクロの三つの領域をカバーできるコンバージョンレンズキットです。iPhone、Android端末などのスマートフォンやタブレットに対応。

実用的な画角を備え、画質的にも価格を考慮すれば納得できるレベルのものとなっており、おすすめできる製品です。

フルスクリーン魚眼レンズがポイントの「AUKEY PL-A1」

今回紹介の「AUKEY PL-A1」は、スマートフォン用周辺機器の製造・販売で知名度を上げてきたAUKEYのスマートフォン用コンバージョンレンズキット。AUKEY提供のサンプルを使ってレビューしていきます。

「AUKEY PL-A1」は、前述の通り魚眼、広角、マクロの三つの領域をカバーできるコンバージョンレンズキット。

特に注目すべきは「フルスクリーン魚眼レンズ」。

従来のスマートフォン向け魚眼レンズは全周魚眼風に円形の写真が撮影できるものであったのに対し、「AUKEY PL-A1」の「フルスクリーン魚眼レンズ」は画面の隅まで像を写し込むことができる対角魚眼です。

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撮影範囲を広く取りつつも、扱いやすいものになっています。

下掲の写真は、所有しているGIZMONの魚眼レンズで撮影したもの。丸い写真が撮れると一時はうれしくなりますが、飽きが早いといえます。

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「AUKEY PL-A1」製品概要

「AUKEY PL-A1」をパッケージから見ていきます。生成りの紙を使った、シンプルなパッケージが好印象。

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中のケースを横にスライドして出すと、レンズやクリップとご対面。

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内容物は下表の通り。

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アイテム 数量
魚眼レンズ 1
マクロ/広角レンズ 1
クリップ 2
レンズカバー 2
レンズクリーニングシート 1
取り扱い説明書 1

スマートフォンへの取り付けを担うクリップ

スマートフォンへは、同梱のクリップを使って固定。クリップは、樹脂の弾力を利用してスマートフォンを挟み込む構造になっています。厚さ13mmのスマートフォン、タブレットまで対応。

レンズのクリップへの固定ははめ込み式で、ネジ式のものと比較して組み立てが素早くできるようになっています。

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クリップ側のスマートフォンと触れる部分、そしてレンズの裏側はゴム製。スマートフォンを傷付けず、また簡単にはずれません。

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レンズについて

キットに含まれるレンズは下表のようになっています。レンズには高透明度ガラスが使用されており、グレアや反射が低減されています。

レンズ 特徴
フルスクリーン魚眼レンズ 画面いっぱいに周囲を約180度撮影可能
広角レンズ (0.67X) 未装着時との比較で面積比約2倍の範囲を撮影可能
マクロレンズ (10X) 最短撮影距離1cm~2.5cm

35mm換算で焦点距離33mmのiPhone 5sに本キットの0.67X広角レンズを装着すると、焦点距離は35mm換算で22mmになる計算です。

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フルスクリーン魚眼レンズは4枚構成

四隅の黒フチ発生回避のため、魚眼レンズは4枚構成と凝ったもの。

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広角レンズは2ピースに分割できる構造。根元の部分をマクロレンズとして使います。

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セットアップ

スマートフォンへのセットアップは、レンズがスマートフォン側のレンズの中央に来るよう挟み込むだけで完了。背面カメラへの装着時、保護ケースはケラレ発生の原因になるため、いったん外すことになります。

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フロントカメラへのセットアップ

自撮りの場合は、正面のカメラにセットアップします。

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実際に手にするまでは気づいていませんでしたが、自撮りの場合は腕の長さの制約を受け、スマートフォンをあまり遠くまで離せませんので、広角レンズ、魚眼レンズの効果に、とりわけありがたみを感じます。

使用上の注意点

使用に際し、注意すべきことがいくつかあります。

背面カメラ使用時は保護ケースが使用できない

さきほども言及した通り、背面カメラ使用時は保護ケースが使えないこと。保護ケースにはレンズ穴が開いていますが、その上から装着して使うとケラレ(四隅に黒い影が写り込む)が発生します。

正面のカメラに装着する場合は、保護ケースが使える場合が多いでしょうね。

フラッシュは使用できない

装着するスマートフォン・タブレットの構造に依存しますが、魚眼レンズ、広角レンズ共にフラッシュを覆うことになる可能性が高く、またレンズ自体がフラッシュの遮蔽物になりますから、フラッシュの併用には支障が出ます。

これはデジカメの種類を問わず、内蔵のフラッシュを使うときには発生する制約ですね。

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スマートフォンの持ち方に制約が発生

魚眼レンズは周囲を180度写すことができるため、スマートフォンを持った手が写り込んでしまいがちです。

魚眼レンズを使う際は、スマートフォンを指先で保持するような持ち方が必要となってきます。

取り扱いと使い勝手について

レンズはコンパクトで軽量なので手軽に持ち運びが可能な一方、スマートフォン側に位置するレンズは剥き出しなので、ホコリの付着を避けるよう気を使う必要があります。

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僕の場合は、埃除けのため、持ち運び時には口が閉じられるビニール袋に入れています。袋は付属していないので、別途用意することになります。

2016年1月9日追記: これを買った @niji2000pro さんからの情報で、巾着が付属する個体もあるそうです。@niji2000pro さんの場合、レンズ拭きの代わりに巾着が入っていたということですが、 @maa0216 さんのようにレンズ拭きと巾着の両方が入っているパターンもあるようです。

スマートフォン(僕の場合はiPhone 5s)への装着は何も難しいことはなく、慣れれば20秒ほどで完了します。

ただ、背面カメラへの装着のために保護ケースを外す必要がある、というのは嫌なものです。面倒なことはもちろん、保護ケースを外した撮影中にスマートフォンを落としてしまうことを心配してしまいます。

実写レビュー: 画角の比較

撮影テストの結果を紹介します。テストに使ったのは、iPhone 5sです。

同一地点から、未装着→広角レンズ→魚眼レンズとコンバージョンレンズを交換しながら撮影しました。

未装着

iPhone 5sのカメラそのままで撮影したものです。

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広角レンズ

広角レンズを装着して撮影。未装着の場合と比較して、かなり広々と撮影できるようになりました。その代わり、周辺部分のフォーカスが甘くなりました。不思議と、色収差は目立ちません。

中央部分のフォーカスはカッチリしているので、全体としては印象は悪くありません。

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魚眼レンズ

魚眼レンズを装着して撮影。広角レンズとは比較にならないほど広範囲を収めることができるようになりました。派手に像が歪み、周辺のフォーカスの甘さもありますが、4枚構成のレンズのおかげか、広角レンズと同程度のフォーカスの甘さでとどまっています。

ケラレが出ないはずの本レンズですが、左側に少しケラレが出ています。

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未装着

別のシチュエーションの作例を紹介します。

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広角レンズ

周辺のフォーカスが甘くなりますが、中央のフォーカスはしっかりしています。周辺減光はありません。

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魚眼レンズ

周辺減光は目立ちません。やはり左側の角にケラレが出ています。

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使う意義を見出せる画角と健闘の画質

Google Photosに、リサイズ前の画像をアップロードしておきました。

周辺部のフォーカスが甘くなるデメリットを受け入れる代わりに、広い画角が得られるトレードオフの関係にあるわけですが、使ってみた感じはアリですね。

未装着時との差が僅少で、画質劣化のデメリットばかり目立ってしまう広角レンズがある中、0.67Xははっきりと差が出ます。

ケラレが出ないといううたい文句の魚眼レンズにケラレが確認できてしまったのは残念ですが、在来製品と比較すれば雲泥の違いで、またいい塩梅に遠近感が強調された画角が非常に楽しい。後出の作例で分かる通り、ケラレが全く出ないこともあります。

魚眼レンズの作例

魚眼レンズがもたらす遠近感強調の特性を生かした消失点構図を中心とした作例を紹介します。

フルスクリーン魚眼レンズは効果的で、動きを感じる写真になっています。周辺部分のフォーカスの甘さも、あまり気になりません。

三軒茶屋付近246号

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世田谷線・太子堂付近踏切

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城沼公園・ローラー滑り台

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城沼公園・城沼

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目黒天空庭園・オーパス夢ひろば

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目黒天空庭園・クロスエアタワー

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目黒天空庭園

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大橋ジャンクション

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246号・大橋ジャンクション付近

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広角レンズの作例

今度は広角レンズです。魚眼レンズよりも演出性は低いものの、歪みが小さく実用性は高いものとなっています。

特に、自撮り用途においては非常に塩梅がよく、自撮り棒なしに風景をふんだんに取り込んだ自撮りが可能です。顔の歪みも気になりません。

城沼公園・遊具

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城沼公園・時計

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城沼公園

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城沼公園・エントランス

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城沼公園・広場

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目黒天空庭園・クロスエアタワー

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246号・大橋ジャンクション付近・自撮り

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マクロレンズの作例

マクロレンズは、50円玉を被写体に、未装着での接写との比較で見てみましょう。

未装着

未装着状態の接写では、これぐらいが限度です。

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マクロレンズ

マクロレンズを装着した状態だと、50円玉を画面いっぱいまで大きくできます。画質も良好です。

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自撮り用途にも最適

ここまでに見てきた通り、魚眼、広角、マクロそれぞれ使いどころあるレンズとなっており、スマートフォンでの写真撮影を間違いなく楽しくしてくれる「AUKEY PL-A1」は、写真好きな人にはおすすめできる製品です。

特に、自撮り棒なしで自然な構図での自撮りが可能というのは、必要な人には重宝されるポイントではないかと思います。

近年、自撮り棒の使用が禁じられている場所が増えていますので、自撮り棒の代替品としても有望ですね。

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