「cheero 2in1 Retractable USB Cable」巻き取り式Lightning&MicroUSB両用ケーブルのレビュー
2016/02/07
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2016/02/07
もくじ
iPhone、iPadなどのiOSデバイスで使えるLightningケーブルは何本持っていますか?
僕は切れまくる純正品の洗礼を受けて予備を各所に配置しており、もはや何本持っているか分からないぐらいです。
できれば、カバンも何も持っていないときでも、常時携帯していたい。
そんな使い方にもこたえてくれる、巻き取り式・リトラクタブルなケーブル「cheero 2in1 Retractable USB Cable」が、おなじみcheeroから登場しています。今回は、この製品をレビューしますね。
僕は昔から巻き取り式・リトラクタブルケーブルが大好きで、巻き取り歴はゆうに13年はあるでしょうか。巻き取り式の選択肢があれば、迷わずそちらを選ぶぐらいです。
カバンの中で絡まず、素早く片付けられ、また長さを調節できる巻き取り式・リトラクタブルのケーブルは、大概の場合において利便性が高いといえます。ゆえに、それを選んできました。
最初に出た巻き取り式のLightningケーブルは、AppleのMFi認証を取得していない、いわゆるパチモンケーブル(写真左)でした。それと「cheero 2in1 Retractable USB Cable」(サンプル提供: cheero)を並べて置くと、随分作りが違うことが分かります。
どちらも平たいきしめんケーブルを使っていることは同じですが、「cheero 2in1 Retractable USB Cable」の方はケーブルが太く、丈夫な作りになっていることが分かります。
長年巻き取り式・リトラクタブルケーブルを使ってきての経験から言えることは、巻き取り式はケーブルが断線しやすく、またケーブルを巻き取るリールが、中に内蔵されているゼンマイの反発力に端を発して破損しやすいということです。
大体どのメーカーの巻き取り式・リトラクタブルケーブルも強度は似たようなもので、壊れやすさは巻き取り式・リトラクタブルケーブルの利便性を獲得するための代償だと思ってきましたが、「cheero 2in1 Retractable USB Cable」の作りからはcheeroの威信にかけて、丈夫さを確保しようという意思が見えるかのようです。
「cheero 2in1 Retractable USB Cable」は、コネクタの先端がLightning、MicroUSBの2段になっていて、その両方を使い分けられるようになっています。
巻き取り式の利便性に2in1の利便性が合体しているのですから、これを便利と言わず何を便利といいましょうか。
先端のキャップ状になったLightning端子部分を外せばMicroUSB端子が出てきます。先端のLightning端子キャップはMicroUSB端子と樹脂のハーネスでつながっており、Lightning端子キャップを紛失しない工夫がなされています。
Lightning端子キャップを装着した状態では、iPhoneへの充電・データ通信ができます。もちろん、AppleのMFi認証を取得しており、急速充電にも対応しています。
外した状態ではAndroid端末などに接続ができるようになって便利です。
iOSデバイスユーザとしては、Android端末などとの併用より、モバイルバッテリへの充電にも使えるケーブルになる、ということに最も利便性を感じるかもしれません。
移動中はiPhoneへの充電に使い、宿に着いたらモバイルバッテリへの充電に、といった使い方が想定できます。
LightningとMicroUSBの2段重ねの状態で使った場合の使い勝手を損なわないよう、コネクタの丈が短くできているのは、地味ながらうれしいポイントです。コネクタの丈が長い他社の製品と比較すると、使い勝手に差が出ることがよく分かります。
「cheero 2in1 Retractable USB Cable」のケーブル長は70cm。バッテリをカバンの中に入れておいて、ケーブルだけ出してきて充電しながらスマートフォンを使う、という使い方をするには、少し物足りない長さかもしれません。
きしめん状かつ強度のあるケーブルなので、伸ばしたままにしていてもカバンの中で絡みにくく、扱いやすいといえます。
こうしたケーブルを巻き取るリールなので、1cmほどの厚みがあります。これまでの華奢な巻き取り式・リトラクタブルケーブルを見慣れた目からは巨大に見えます。
巻き取り式の便利さ。2in1の便利さの両方を備え、なおかつ強度に配慮したケーブルを採用した「cheero 2in1 Retractable USB Cable」。カバンに一つ入れておけば、長く活躍してくれそうです。
一方でケーブルが70cmと短く、使い方に制約が出る場合もありますから、普通のケーブルと賢く使い分けたいところです。