もっちり甘い「こだま食品 安納干し芋」をオーブンで焼いてホクホク食べてみた
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近年、街中で安納芋、べにはるかなどの、しっとり、ねっとり甘いさつまいもを見かけることが増えたなあと思っていたら、幕末、大正初期、昭和30年代に続く、焼き芋の第4次ブームが到来してるそうですよ?
焼き芋の移動販売車でも、安納芋をはじめとするブランド芋(?)を扱っているのをよく見ます。
そんな移動販売車で出会い、たちまち虜になってしまった安納芋。
安納芋は種子島の特産品で、水分を多く含み、生の状態で16度、時間をかけて焼くと40度にもなる糖度の高さは、サツマイモに対する先入観を木っ端微塵に打ち砕きます。
とても甘くておいしい安納芋ですが、大きさがそろわず、収穫量が少ないことから、これまでは農家が自家消費するのに栽培するぐらいで、市場に出回ることがなかったのだそうです。
何とももったいなや!
焼き芋の第4次ブームの流れで安納芋の関連商品がたくさん出てきているようで、見かけたら試しているのですが、安納芋を使った干し芋があると聞いて食べてみました。
それが「こだま食品 安納干し芋」。
渋くて食べようがない渋柿ですら干せばあそこまで甘くなるのですから、元から甘い安納芋を干したらさぞかし甘くなるのではないか。そんな期待感から購入しました。
パッケージのキャッチコピーによれば、
鹿児島県種子島産
安納干し芋
遠赤でじっくり焼き上げた、あまいあまい、焼き干し芋。
期待は否応なく高まります。
パッケージの裏書きを拝見。
安納芋は、種子島を代表するさつまいもで
蜜芋とも呼ばれ、甘くてしっとりとした食感です。他のさつまいもと比べて、澱粉が少なく糖分が多いのが特徴です。
本当に、食感から何から、普通のさつまいもとは違いすぎます。
お召し上がり方
- そのままお召し上がりください。
- グリルやオーブントースター等で軽くあぶると更に柔らかくなり、甘みが増して美味しくお召し上がり頂けます。
- ※電子レンジで加熱すると飴状になりますので、ご注意ください。
なるほど、仰せの通り、軽く焙ってから食べることにします。
裏書きに従い、焙ることに。アルミホイルの上に安納干し芋を乗せ、電子レンジへ。
いつも見る安納芋は小粒で、このような大きさのスティック状には切り出せそうもなく、これは本当に安納芋なのかとちょっと疑問に感じます。
電子レンジのトースターモードで炙ります。このときはお腹が減っていて、焼き上がるまでの時間がとても長く感じました。
焼き上がり、ホックホク状態に! これはやはり炙って食べるべきですね。
早速食べてみました。食感はもっちりとして、噛みごたえがあります。普通の干し芋と違い、歯にくっつくような粘着性は少し弱い感じです。
普通の干し芋と比較するとさすがに甘みは強いものの、干し芋で水分が少ないせいか、栗きんとんのようにねっとりとした焼き立ての安納芋と比較すると、甘みは少なく感じました。
しかし、風味は安納芋のそれで、やっぱりおいしい! あっという間に食べ切ってしまい、いくつか買っておかなかったことを後悔しました(笑)。
「こだま食品 安納干し芋」。安納芋好きとしては楽しめた一品ではありました。
楽しめはしたんですが、安納芋のシーズンは9月~2月。ちょうどシーズン中なので、干し芋100gに500円出すんだったら、3.5kgの安納芋を2,000円で買った方が満足できるんじゃなかろうか〜と思わずにはいられなかった、というのが正直なところです。
安納干し芋は、一つじゃ絶対物足らない(笑)。一度に二つ以上を推奨。
安納芋を買うなら、小粒で不揃い詰め放題のものが安くてオススメ!
安納芋を焼くなら749円で買える「いもやき器 やっくんDX」! ただし、センサー付きのガスコンロに注意