OS Xの写真.app(Photos.app)に取り込んだMPOファイル(3D写真)を書き出す方法
価値ある情報をユーザー視点で発信するブログ
iPhotoに取って代わりOS X Yosemite、OS X El Capitanで画像管理アプリとして標準搭載されるようになった写真.app (Photos.app)。
3Dカメラで撮影した3D写真のMPO形式のファイルも写真.app (Photos.app)に取り込むことができますが、MPOファイルとしての書き出し方が限定されており、分かりづらかったので情報共有しておきます。
もくじ
本題に入る前に、写真.app (Photos.app)に取り込んだMPOファイルをどう抽出するかについて触れておきます。
写真のどれかを選択して(サイドバーを選択しているとメニュー項目が有効にならないため)、メニュー「ファイル>新規スマートアルバム…」を実行。
「スマートアルバム名」には「MPOファイル」などと入力。
「次の条件に一致」では、「ファイル名が」を選択。その右に「.MPO」と入力。右端は「を含む」を選択。これで「OK」ボタンを押せば、「MPOファイル」という名前のMPOファイルだけが抽出されたスマートアルバムが出来ます。
メニュー「ウインドウ>情報」を選択し、情報ウインドウを表示させます。こうしておくと、現在選択している画像のファイル名が確認できるため、それがMPOファイルかどうかが分かるようになります。
MPOファイルはJPGファイルとペアで撮影する場合が多いため、それといっしょに管理したいニーズが強いかもしれません。その場合は、カメラ機種を含めてスマートアルバムを作るべきでしょう。
写真.app (Photos.app)に取り込んだMPOファイルを書き出そうとしてまずやるのは、Finder上へのドラッグ&ドロップでしょう。
しかし、これで得られるのは3D写真でないJPEGファイルです。
ドラッグ&ドロップで失敗して次に思いつくのは、メニュー「ファイル>書き出す…>n 枚の写真を書き出す…」の実行。
しかし、これで得られるのも、残念ながら3D写真でないJPEGファイルです。
ここまで失敗すると「ちょっと待てよ、シャレにならんぞ?」と焦り始めますが、安心してください。
メニュー「ファイル>書き出す…>未編集のオリジナルを書き出す…」の実行でMPOファイルのまま書き出せます。
「IPTC を XMP として書き出す」という書き出しオプションは未チェックでOKです。
一瞬、貴重なMPOファイルが失われたかとビビりましたが、書出し手段があってホっとしました。
それにしても、写真.app (Photos.app)は、写真をドラッグ&ドロップで別アプリに持っていけないことがほとんどで非常に使いづらいですね。
写真の編集ではレベル補正を多用するのですが、これも使いづらい。いちいち「Enter→調整→レベルまで下方向にスクロール→右端のホワイトポイントのスライダーをいじるためにスクロールバーが消えるまで待つ」ということを1,000万回ぐらい繰り返していて気が狂います。
余談ついでですが、市販の3Dデジカメの双璧であるFinePix REAL 3D W3とPanasonic DMC-3D1-Kの新品在庫がついに枯渇し始めて、価格が高騰気味になっています。
「立体視ブームは約10年おきにやってくる」というジンクスもあり、次に3Dデジカメが出るのは2020年ごろと予想されるので、興味のある方は確保をおすすめします。
以前は¥5,980で買えた固定焦点のトイ3Dデジカメ3D-COOLですら¥39,800とは一体……。
3DSですら2DSの発売で退潮傾向ですし、市場全体が立体視離れのフェーズに移ったことを察知しているのかもしれないですね。
ひとりぶろぐのFacebookページはこちらとなっております。ぜひ「いいね!」をお願いいたします: https://www.facebook.com/hitoriblogcom/
Twitterは @hitoriblog です。
MPO3DViewer
カテゴリ: Photography
販売元: SI Agency(サイズ: 6.8 MB)
全てのバージョンの評価: (0 件の評価)