「Anker PowerCore 10000」軽量180gで10,000mAhのモバイルバッテリー登場!
2016/06/16
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2016/06/16
Ankerからまた魅力的なモバイルバッテリーが発売になりました。その名も「Anker PowerCore 10000」(Model A1263)。価格は2016年6月16日現在¥2,499。
10,000mAhの容量を持ちながらわずか重量180gという、2016年6月時点において、同クラス世界最小最軽量のモバイルバッテリーです。
大きさ(92 × 59 × 22mm)は、平均的な10,000mAhクラスのモバイルバッテリーより27%小さくなっています。おおよそクレジットカードの大きさと同じぐらい。
内蔵するのはPanasonic製の高品質なセル。iPhone 6sにおいて、4回フル充電が可能。
インテリジェントな機能として、接続機器に合わせて自動的に供給電流を自動調節するPowerIQ。ケーブルの抵抗値に合わせて供給電圧を自動調節するVoltageBoostの両方を搭載。最大2.4Aで急速充電可能ですが、Quick Charge 2.0 / 3.0には非対応。入力電流は2A。2AのACアダプタの使用が推奨されています。
外装はマット(つや消し)で、汚れや指紋がつきにくい仕上げ。高耐久二層シェルと耐火ポリカーボネートのマルチプロテクトシステムを採用。-40度から158度の耐熱温度・耐冷温度試験。耐熱衝撃性、振動テストをパスするタフさを備えています。
ただし、その小ささの代償として、出力ポートは一つのみ搭載となっています。
180gで10,000mAhというのはかなり魅力的なスペックですね。
ライバルのcheeroで言うと、10,050mAhの「cheero Power Plus 10050mAh DANBOARD version」が競合するモデル。こちらは2ポートで190gと、重量で10gの差。スペック上では結構競っていますが、価格が¥3,650とちょっと高いです。
容積は「cheero Power Plus 10050mAh DANBOARD version」が129.58cm³に対し、「Anker PowerCore 10000」が119.416cm³。
比較の表にしてみました。「Anker PowerCore 10000」の容量実測値は計ってないので分かりませんが、手持ちのモバイルバッテリ20機種の平均値61.8%を適用してみました。「cheero Power Plus 10050mAh DANBOARD version」は、こんなデザインながら性能のいい機種なんです。価格差が気にならなければ、そして2ポート欲しいなら、こちらも有力な選択肢になります。
※表は横スクロールします
メーカー | 型番 | 価格(2016.2現在) | LEDライト | 出力ポート数 | 1ポート当たり最大電流 | 合計最大電流 | 出力電流調整機構 | 搭載セル容量 | 容量実測値 | 効率 | サイズ(LWH) | 重量 | 1g当たり容量(実測値ベース) | 入力電流 | 充電時最高電流実測値 | 充電時間(分)実測値 | 充電時間(時間)実測値 | 1分あたり充電容量(実測値ベース) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
cheero | cheero Power Plus 10050mAh DANBOARD version | ¥3,650 | × | 2 | 3.4A | 3.4A | AUTO-IC | 10,050mAh | 6,500mAh | 64.7% | 95 × 62 × 22 mm | 190g | 34.2mAh | 2A | 2.2A | 306分 | 5時間06分 | 21.2mAh |
Anker | Anker PowerCore 10000 | ¥2,499 | × | 1 | 2.4A | 2.4A | PowerIQ VoltageBoost |
10,000mAh | 6,180mAh | 61.8% | 92 × 59 × 22mm | 180g | 34.3mAh | 2A | – | – | – | – |
容量実測値は、ルートアールのRT-USBVACを使って計測しました。今買うならRT-USBVAC3QCがオススメ。
「1g当たり容量(実測値ベース)」が突出していいのが分かります。手持ちの20機種の平均が27.4mAh。それより20%以上上回っています。これは高品質なPanasonicの最新のセルの威力でしょうね。
どちらもPanasonicの3,350mAhのセルを3本使っているのだと思いますが、「Anker PowerCore 10000」の方はキリのいい数字でうたっている感じなのでしょう。
出力ポートが1つしかないことに目がつぶれれば、「Anker PowerCore 10000」はおすすめのモバイルバッテリーです。