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iOS用Python内蔵超高機能テキストエディタEditorial 1.3のβテスター募集中

   

ぜひEditorial 1.3のβテストに参加を

Editorial for ios 13 beta 00004

当ブログで何度か紹介しているiOS用Python統合開発環境Pythonistaと同じ開発者、Ole Zorn氏によるテキストエディタ、Editorial 1.3のβテストが始まり、テスターを募集しています。

といっても、これを書くまでに時間がかかってしまって、募集を開始したのは一月前のことなのですが。

EditorialはiOS随一の強力なエディタなので、この機会にぜひ知っていただきたいなと。

現在のバージョンは1.2.1。その次が1.3ということになります。

EditorialApp
カテゴリ: Productivity
販売元: Ole Zorn(サイズ: 54.7 MB)
全てのバージョンの評価: (12 件の評価)

1.3はiPad Proの解像度、Split Screen対応を主眼としたバージョンで、このほか内蔵のPythonモジュールがPythonista 2.0準拠になっています。

Pythonistaはβ版のPythonista 3でPython 3.5.1を搭載しましたが、Editorial内蔵のPythonはEditorial 1.3でもPython 2.7.5から変更予定はありません。

1.3からはPythonistaで先行した禁断のobjc_utilモジュールがいよいよバンドルされ、元々用意されていたiOS関連の機能にアクセスするモジュールに頼らず、内蔵されたPythonでiOSのAPIを自由に呼び出せるようになりました。

ただし、Editorialは現状日本語の扱いにやや難を残すものとなっており、日本人テスターの参加が望まれるところです。

サインアップをしてみませんか?: >>Editorial 1.3 Beta Signup

Editorialとは?

Editorialは、Dropboxと同期するプレーンテキストエディタです。

Markdownの文法に完全に対応したMarkdownモードToDoをテキストで表現するTaskPaperモードシナリオや台本書きのためのFountainモードに対応しており、これら構造化されたテキストはヘッダーレベルで折りたたみ可能。

PlainTextはもちろん、HTML、JavaScript、CSSのシンタックスハイライティングにも対応。

対応シンタックスモード一覧
  • Plain Text
  • Markdown
  • TaskPaper
  • Fountain
  • HTML
  • CSS
  • JavaScript

非常に多機能かつ緻密に作り込まれており、カスタマイズの自由度に富んだ、PC用のエディタ顔負けの内容になっています。

きちんとしたドキュメントが存在するので、機能の規模に触れてみてください。

Pythonista同様、その可能性の大きさに魅せられたユーザーが公式フォーラムで活発に情報交換を行っています。

Editorialには、効率化のための機能が大きく二つあります。

  • 短文を登録して呼び出せるスニペット機能
  • 単機能のアクションブロックを組み合わせて複数手順が必要な処理を自動化できるワークフロー機能

これで組み上げたスニペットやワークフローを、以下のような方法で呼び出すことができます。

  • メニュー
  • Abbreviation(短縮形を登録し、それをタイプするやいなや展開というTextExpanderのような機能。TextExpanderにも対応しており、Editorialネイティブな機能とTextExpanderの機能の両方が共存)
  • キーボードショートカット(ワークフローのみ。スニペットをワークフローでラップしてキーボードショートカットを割り当てることは可能)
  • URL Scheme(ワークフローのみ。あまり意味はないが、スニペット機能をワークフローでラップすることは可能)

工夫次第で作業効率をガリガリと高めることができます。

Vim、Emacs、Sublime Textなどと同様、長く使い続けることのできる骨太なエディタです。

日本語に関する不具合

「日本語の扱いに難」と書きましたが、それほど深刻なものではありません。

日本語入力をすると最新の入力節が矩形で囲まれるのですが、途中で行をまたぐと矩形の描画が妙なことになる、というのが一番目立つ不具合。

Editorial for ios 13 beta 00001

また、日本語をAbbreviationに指定すると展開の挙動がおかしいので、Abbreviationを日本語にしないなどの運用上の工夫を必要とします。

折角のβテストの機会なので、解決に向けてレポートをしたい次第です。

ワークフロー機能プレビュー

ワークフロー機能のさわりを紹介。

ワークフローは出来合いのアクションブロックを組み合わせるScratch、Automatorのような手法で作りますが、Pythonスクリプトを実行するアクションブロックも存在し、Pythonスクリプトをワークフローに組み込めます。

PythonスクリプトにはネイティブのUIを付けることもできます。

例えば、これはカラーコードをカーソル位置に挿入するワークフローですが、Pythonスクリプトで書かれています。

Editorial for ios 13 beta 00003

内蔵のUIエディタで作ったものをPythonスクリプトから呼び出せます。

Editorial for ios 13 beta 00002

作ったワークフローは、Workflow Directoryで共有することもできます。

ワークフローに共有ボタンが付いており、Workflow Directoryに一瞬で公開できてしまいます。共有ページにある「Install Workflow」ボタンをiOS上のWebブラウザで押すと、Editorialにワークフローをインストールできる仕組みです。

Editorialユーザが作った有用なワークフローが多数公開されていますので、自作がキツイという人は、公開されているワークフローをツモってきて使うというだけでも便利ですよ。

このサイト自体にもAPIがあり、それを使ったワークフローインストーラーがユーザーの手によって開発されています。Editorialは開発環境でもあるので、このようなことはお茶の子さいさいというわけです。

これをストック状態で組み込むことはApp Storeの規約的に厳しそうですが、ユーザーが勝手に作る分にはOKですね。

自作のワークフローを使用しているところを動画にしてみました。

  • 自作のワークフロー(Pythonスクリプト)二つを実行
  • 一つは、ダブルクオート、ないしはシングルクオートで囲まれたテキストを選択するもの→「SelectTextBetweenPairsOfQuotes
  • もう一つは、再生中の音楽の曲名、アーチスト名、アルバム名をカーソル位置に挿入するもの→「NowPlaying
  • ワークフローはメニューから実行できるほか、キーボードショートカットや任意のテキストに割り当て可能(Abbreviation)
  • 段落をドラッグ&ドロップで入れ替え可能な便利機能も
  • 右スワイプで現れるアクセサリウインドウには、ドキュメントやWebブラウザ、Pythonコードエディタ、UIエディタ、Pythonコンソール、スクラッチパッド(Emacsの*scratch*のようなもの)などをタブで複数持て、Emacsばりの引きこもり作業環境を構築可能
  • Editorial 1.3 betaからはPythonでiOSのAPIにアクセス可能に。自分自身をもハック可能

再生中の楽曲情報を取得する機能は出来合いのアクションブロックや、添付されたPythonモジュールにもないので、β版であるEditorial 1.3から搭載されたobjc_utilモジュールを使って実現しています。

かように非常に楽しく実用的なので、Editorialを使ってみませんか?

βテストサインアップ: >>Editorial 1.3 Beta Signup

EditorialApp
カテゴリ: Productivity
販売元: Ole Zorn(サイズ: 54.7 MB)
全てのバージョンの評価: (12 件の評価)

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