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愕然!人気のスニペットツールTextExpanderが月額課金制に移行

   

TextExpanderがバージョン6で月額課金制へ移行

Textexpander 6

スニペットツールをお使いでしょうか?

登録した短縮形をタイプすると、関連付けられたテキスト片(スニペット)に自動的に展開するツールのことです。

僕はこの手のツールが大好きで、これなしでは作業ができないほどです。

気の利いたテキストエディタならこの手の機能が内蔵されていますが、スニペットツールの中にはシステム全体に適用できるものがあり、その便利さはとびきりのものです。

スニペットツールの先駆けで、僕も愛用していたTextExpanderは、その中でも最も多くユーザーを擁するのではないでしょうか。

TextExpanderは(Mac)OS X用として登場し、後になってiOSにも対応しました(iOSに関しては事情がちょっと複雑なのですが詳細は割愛します)。

ちょうどiPhoneを使ってブログを更新するのが流行し始めたころにTextExpanderがiOS対応したので、その筋では必携!と珍重されたものです。

iOSまで範囲を広げると代替のソフトウェアはありませんから、存在は大きなものです。

そのTextExpanderがメジャーバージョンアップしてバージョン6になるに当たり、これまでの買い切りの形態を改め、Adobe CCやATOK Passportなどのように月額課金制度へ移行しました。

TextExpander 5 TextExpander 6(個人) TextExpander 6(チーム)
価格 $19.95(買い切り) 年額一括払い $47.52(月$3.96) 年額$95.52(月$7.96)
月額$4.95 月額$9.95

スニペットをDropboxやiCloud上に置いて、iOSとOS Xでスニペットを同期できるのがTextExpanderの最大のメリットですが、それを自社のサービスに移し、チーム間のスニペットの共有が可能になりました。

また、今回からWindows版(Beta)が加わっています。

iOS版も、既に新しいスニペット同期システムに対応したTextExpanderの新バージョンが配信されています。無料アプリとして提供されるようになりましたが、利用にはTextExpanderのアカウントが必要になりました。旧バージョンとは別のアプリとして再出発しています。

Windows、OS X、iOSと3プラットフォームを横断してスニペットの共有を実現したアプリは初。

プログラミングをする職場ではコーディングルールの統一が図りやすいなどの分かりやすいメリットが出てきますので、導入を検討する会社も出てくるかもしれませんね。

しかし、個人ユーザー的には、買い切りで使えていたものが突然月額課金制に移行するのは抵抗が大きいといえます。

旧バージョンの残留を考える

折角の新バージョンですが、月額課金制移行に躊躇するなら、旧バージョン残留を考えましょう。

OS X版の旧バージョンは以下からダウンロードできます。

バージョン5系の最新版は5.1.4で、OS X 10.11 (El Capitan)とOS X 10.10 (Yosemite)に対応しています。購入も今からでもできます。TextExpander 5.x Single User Upgradeは日本円で税込¥2,302。

Textexpander 6 00002

TextExpander 5.1.4をダウンロードし、実行。

メニュー「TextExpander > ビューレジストレーション」から登録を実行すると、アップグレードライセンスの購入案内が出てきます。

Textexpander 6 00003

iOSでは、DropboxやiCloudでスニペットが同期可能なバージョン3系(最終バージョン3.5.4)は既に配信が停止されてしまっていて、今から購入することはできません。

ただ、過去に買ったことのある人であれば、iOSの「App Store > アップデート > 購入済み」からダウンロード可能です。

Textexpander 6 00004

iTunesの購入済みからはダウンロードできません。つまり、Mac側にipaをダウンロードしていなければ、ipaのバックアップができないということですね。

当面はこれで様子を見ることになるでしょうか。

iOSのTextExpander対応アプリの方はSDKが昨年の9月から更新されていませんので、とりあえず現状維持になりそうです。

既にTextExpanderに対応したアプリがサポートを止めることはなさそうですが、これからTextExpanderに対応するアプリは減るかもしれませんね。

代替アプリに乗り換える

TextExpanderと同じ機能を持ったアプリに乗り換える場合は、どのような選択肢があるでしょうか。

OS X編

Dash3

超速でリファレンスを引けるアプリで有名なDashですが、TextExpanderのようなスニペット機能も搭載されています。昔はDashExpanderというスニペットアプリがありましたが、なくなって統合されました。

ただし、機能はシンプルでスクリプトの実行などはできません。

価格 無料(¥3,600のアプリ内課金でフルバージョン)
スニペット同期機能 Dropbox
Dash 3 – API Docs & Snippets. Integrates with Xcode, Alfred, TextWrangler and many more.App
カテゴリ: Developer Tools
販売元: Bogdan Popescu(サイズ: 11.8 MB)
全てのバージョンの評価: (23 件の評価)

TypeIt4Me

TextExpanderのライバルTypeIt4Me。こちらが元祖だったでしょうか? 一時はApp Storeを去っていましたが、最近App Storeに舞い戻ってきました。

スクリプトの実行も可能で、TextExpanderの向こうを張っています。

価格 ¥2,400
スニペット同期機能 iCloud
TypeIt4MeApp
カテゴリ: Productivity
販売元: Riccardo Ettore(サイズ: 42.1 MB)
全てのバージョンの評価: (7 件の評価)

aText

TextExpander、TypeIt4Me同様のスニペットツール。

スクリプトの実行も可能。スニペットの中でスニペットを展開できる珍しい機能も。

スニペットのファイルを置く場所を指定できるので、間接的にDropboxを使った同期も可能。

¥600と安価なのもうれしいところ。

価格 ¥600
スニペット同期機能 iCloud(Dropbox)
aTextApp
カテゴリ: Productivity
販売元: Tran Ky Nam(サイズ: 1.5 MB)
全てのバージョンの評価: (0 件の評価)

Typinator
スクリプトの実行、計算、アプリケーションごとに設定を変えたり、入力欄を表示してフォームを埋める形式のスニペットの実行、正規表現への対応などなど、機能てんこ盛り。

最も高機能なのがTypinatorです。今回調べて初めて存在を知りましたが、なかなかよさそうですね。

価格 24.99 EUR(2016年4月6日現在¥3,137)
スニペット同期機能 Dropbox

これ以外にもあったら教えてください。

OS Xに関しては、TextExpander以外にも選択肢がたくさんあるので、iOSとのスニペットの同期を諦めれば、TextExpanderでなくとも特に困ることはなさそうです。

iOS編

iOSに関しては、TextExpanderがデファクトスタンダードの地位を確立しているため、ほかの選択肢がほぼないというのが現状。

TextExpander対応アプリはたくさんあれど、スニペットをインストールするのに必要な御本尊iOS版TextExpanderがTextExpanderのアカウント必須=月額課金前提ということになってしまい、本当に困ったものです。

唯一、Editorialというエディタが独自にスニペット機能を搭載しているため、月額課金を避けたいがスニペット機能が欲しいという場合には貴重な選択肢になるかと思います。

EditorialApp
カテゴリ: Productivity
販売元: Ole Zorn(サイズ: 54.7 MB)
全てのバージョンの評価: (12 件の評価)

どうなる?TextExpander

TextExpanderにはお世話になったのであまり悪いことは言いたくありませんが、このままではほかのアプリに乗り換える人が続出でしょう。

何とか思い直してもらいたいものです。

 - iOS, OS X

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