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300gでキーボード付き!夢のパームトップPC「GPD WIN」の資金調達・開発進行状況

   

パームトップPC「GPD WIN」は目標金額を超えて資金調達成功

Gpd xd 2016 limited edition 00002

先日紹介したクラウドファンディングサイトのINDIEGOGO(インディーゴーゴー)で出資者を募集中のキーボード付きパームトップPC、GPD WIN。

OSはWindows 10。5.5インチの液晶を搭載し、300gと軽量。

一言で言って、魅力的です!

本来的にはPC用のゲームを外で遊ぶための携帯ゲーム機としてのモバイルPCですが、キーボード付き、小さいクラムシェル型PC好きの心を捉えて離さない魅力に溢れています。

それでお値段299米ドル(2016年4月7日現在3.26万円相当)。

OQO model 01/02/03、Viliv N5、UMID mbook M1/M2、WILLCOM D4、docomo F-07Cといった機種にときめいた、あるいはPalm Top PC 110ならジュラルミンの外装各色合わせて10台ぐらい持っている、という人なら余裕でバッカーになる案件ですね。

スマフォで事足りるとかそういう問題じゃないんです。どこででも「PC」をいじくりたいんです。そうでしょう?

既に目標の10万ドルを突破し、2016年4月7日時点では、調達額は目標の3.4倍に達する34万ドルにもなっています。

久しぶりのパームトップPCだけに、資金調達段階での頓挫にならずに安心しました。

募集締め切りである2016年4月27日までに、どこまで伸ばせるかに焦点は移ったことになります。

プロジェクトの進行状況については、以下のページのUpdatesタブで情報が逐次更新されています。

CPUとWiFiチップが変更されてややパワーアップ

最近のトピックとしてはCPUの変更があります。

以前はIntel Atom Cherry Trail X5-Z8500の採用がアナウンスされていましたが、2月に登場したばかりのより新しいX5-Z8550の調達に目処が付いたことで、X5-Z8550の採用が決定しました。

X5-Z8500とX5-Z8550の違いはステッピング。CステッピングからDステッピングに変わりました。CPUにおけるマイナーバージョンアップのようなもので、ステッピングが新しくなったことで省電力性能や動作クロックに差が出ることがありえます。

しかし、X5-Z8500とX5-Z8550の動作周波数はどちらも1.44GHzですので、省電力性能アップに期待がかけられるぐらいでしょうか。元々6,000mAhのバッテリーを搭載し、バッテリーの持ちはよさそうですが、さらにポテンシャルが上がるのだとしたら楽しみですね。

そのほか、Wi-Fiチップが変更され、2.4GHzのシングルチャンネルのものから、2.4GHzと5GHz、そしてWiDi(ワイヤレスディスプレイの規格)をサポートするデュアルチャンネルのものになりました。これにより、サポートするプロトコルは802.11b/g/nから802.11 a/b/g/nになりました。ただし、ワイヤレスディスプレイの対応プロトコルとしてはMiracastのみサポートということです。

上記のページで、開発中の筐体の写真や、キーボードレイアウト図が掲載されていましたので紹介します(使用許可取得済み)。

GPD WIN開発進捗ページからの抜粋情報

まずはキーボードのレイアウト図から。

Gpd win work in progress 0001

英語キーボードの配列としては、意外に普通です。

右端にゲーム用のキーが並んでいるのが特徴的です。Xboxガイドボタンが追加されました。元々はPrintScreenだったキーです。Windows 10に移植されたXboxゲームをプレイする際に必要になるということでしょうか? PCとしての用途を期待する層には左に寄っていることが批判されているようです。

個人的には、こういう拡張キーのキーコードが取れるかどうかが関心事項です(笑)。USBのゲームコントローラーがつながっているという扱いなんでしょうけれど。

続いて、筐体のプロトタイプの画像です。Nintendo 3DS LLみたいな感じですね。

Gpd win work in progress 00002

開けるとキーボードのプロトタイプが見えます。かまぼこ状のキーボードでしょうか?

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内部構造の分かるCGも公開されていました。やはりキーボードはかまぼこ状の形状のようですね。SONY CLIE PEG-UX50を思い出しました。

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角の部分のオムロンのスイッチの存在が確認できます。こんなに小さくても、MicroUSB、Mini HDMI、Micro SDカードスロット、USB Type A、イヤホン端子(左から右へ)と端子がフル装備なところにも好感が持てます。

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アナログレバーはALPSのものを採用。ゲーム機を標榜しているだけあって、本物のゲーム機に搭載されている操作性のいいスイッチ、レバーの採用を強調しています。

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目標の10万ドルの調達に成功、仕様も詰まってきて、出荷開始の10月が待ち遠しいですね。

ストレージ倍増!Androidベースのゲーム機GPD XD Limited Edition

Androidベースのゲーム機、GPD XDのメモリ増量バージョンであるGPD XD limited Editionが、GPD WINと同じくINDIEGOGO(インディーゴーゴー)で出資者を募集しています。

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これは、上限64GBまでだったGPD XDの内蔵ストレージを128GBに増量したもの。

送料込みで199米ドルと市販のGPD XDよりお安くなっています。こちらも人気が出そうですね。

GPD XDは5.5インチ液晶、155x89x24mm、重さ300g。GPD WINは5インチ液晶、155x97x22mm、重さ300gということで、GPD WINとかなりサイズ感は似通っています。

7月出荷とGPD WINより早い段階で手にすることができます。

締め切りまであと1カ月を残すのみですが、こちらの達成率は7%とややピンチのようです。

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