Chrome機能拡張「Save to Google」Google純正オンラインブックマークが新登場
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Chrome ウェブストアに、Google純正の機能拡張「Save to Google」が登場していました。 最も古いコメントが6日前なので、そのころのリリースのようです。
「Save to Google」をインストールするとアドレスバーの右に「このページを保存」というアイコンが増え、タップすると表示中のページの保存が完了。タグを追加することもできます。
保存したページはGoogle上のMy Savesから一覧できます。このページ、人によっては404になる場合があるようです。パラメーターを削るだけで404になるのは確かです。
左サイドバー上にあるタグアイコンをクリックすると、追加したタグ別の表示になります。
「My Saves」上では、保存した項目に備考としてテキストを追加することができます。この備考も、後述の検索対象になります。
「Save to Google」というからには、保存したページはGoogleのキャッシュのように、あるいはWayback Machineのように、あるいはWeb魚拓のように元ページからファイルをダウンロードして保存するものなのかどうかが気になるところですが、保存したページをクリックすると、そのまま元ページに飛んでいます。
「Save to Google」は、オンラインブックマークの一種といっていいようです。
「Save to Google」には検索窓があります。ここで検索をしてみました。保存したページ上にあるテキストを検索してみると、それにヒットしたエントリのみ残りました。
おおよそ全文検索が可能のようですが、ものによってはあるはずのテキストにヒットしないこともありました。検索にヒットしてもヒットしたエントリがあることが分かるだけで、その場所に導いてくれるわけではなく、便利感が乏しい感じです。
検索が機能するということは、Google側にキャッシュが保存されていることの証左となりますが、それを直接参照する手段はない、ということになります。
「後で読む」的な使い方をするなら、Pocketのように、オフラインキャッシュができるサービスを使いますし、オンラインブックマークなら既に皆が使っているものがあるでしょうし、Google自身もGoogle+コレクション、GoogleキープやGoogle Bookmark Managerといった似た機能拡張やサービスをリリースしています。
Webページの「保存」ということなら、Google Driveの機能拡張でもできます。
これらの中に混じってどう使い分けるのかという問いに対する答えを「Save to Google」は持っているのでしょうか。
ちょっと使ってみた限りでは、それがよく分かりませんでした。
プラスアルファの差別化要素に期待したいところです。