「Anker PowerCore 26800」これは胸熱!従来の2倍のスピードで本体充電可能な大容量モバイルバッテリー
2016/12/17
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2016/12/17
Ankerが、モバイルバッテリーの新製品Anker PowerCore 26800を2016年10月18日に発売しました。
かなり好物系の製品なのでノリノリで紹介します。
同社同クラスとの比較表をご参照ください。(表は左右にスクロールします)
メーカー | 型番 | LEDライト | 出力ポート数 | 1ポート当たり最大電流 | Quick Charge対応 | 出力調整機構 | 搭載セル容量 | 価格 | 1円当たり容量 | 重量 | 1g当たり容量 | 入力電流 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Anker | Anker PowerCore 26800 | × | 3 | 最大3A (合計最大6A) |
× | PowerIQ VoltageBoost |
26800mAh | 5,999円(直販) | 4.46mAh | 498g | 53.7mAh | 2A × 2 |
Anker | Anker Astro E7 | ○ | 3 | 最大3A (合計最大4A) |
× | PowerIQ | 26800mAh | 5,999円(直販) | 4.46mAh | 489g | 54.8mAh | 2A |
Anker | Anker PowerCore+ 26800 | × | 3 | 各ポート毎に最大2.4A 3ポート合計最大6A QC以外の2ポート合計最大3A |
Quick Charge 2.0 入力/出力両対応 |
PowerIQ VoltageBoost |
26800mAh | 7,999円(直販) | 3.35mAh | 589g | 45.5mAh | 5V / 2A 9V / 2A(QC2.0) |
Astro E7と比較すると、LEDライトが無くなり、1ポート当たり最大電流が増え、VoltageBoostを搭載し、入力電流が2倍に。重さは10g程度増えている点が異なります。
Anker PowerCore+ 26800と比較すると、1ポート当たり最大電流が増え、Quick Charge 2.0は非対応になり、入力電流は2倍に。重さは100g軽くなっている点が異なります。
Anker PowerCore 26800は、26,800mAhの大容量を持つモバイルバッテリー。
iPhone 7なら10回以上、Samsung S7なら6回、iPad Airなら2.5回満充電にする容量に相当します。
出力は3ポート3台同時合計最大6Aの範囲で急速充電が可能です。
これだけの電流があれば、スマートフォンのみならず、タブレットを交えて充電しても余裕があります。
Anker独自技術の充電電流自動調節機能であるPowerIQと充電電圧自動調節機能であるVoltageBoostに対応しており、機器に最適な状態で効率的な充電が可能です。
Androidデバイスで普及が進んでいるQuick Chargeには非対応という点は、注意が必要です。
同クラスのQuick Charge対応製品にはAnker PowerCore+ 26800がありますが、ポケモンGOブームの影響でしょう、品切れで転売価格になっています。
Anker PowerCore 26800最大の注目ポイントが、入力のMicroUSB端子が二つあり、その両方に同時接続することで最大4Aで本体充電が可能であること。
本体充電とは、モバイルバッテリー自身への充電のことを指しています。
これはAnker初の試み。入力を2ポート設け、本体充電の高速化を図ったモバイルバッテリーの前例にEasyAccのPB20000MSがありますが、非常に有用な機能なので、ぜひ評判を勝ち取って他グレードにも展開してもらいたいものです。
通常のモバイルバッテリーは最大2Aの入力が1ポートですから、2倍速での本体充電が可能ということになります。
これにより、空の状態から、わずか6.5時間(390分)で本体へのフル充電が可能ということです。
様々な機種での実測データを取っていますが、Anker PowerCore 26800の効率を62%、実容量を16,616mAhと想定します。これを390分で満充電可能とすると、ペースは42.6mAh/分。
入力2Aのモバイルバッテリーの最速の部類で19mAh/分〜22mAh/分なので、42.6mAh/分はまさに2倍速! しかも速い方と比較しての2倍速なので凄いことです!
効率62%との想定はやや低めの見立てで、それを超える効率のモバイルバッテリーはそう珍しくありません。仮に66%と想定した場合には1分当たりのペースは45.3mAh/分で2倍+αというスピード感になってきます。
ちなみに、格安モバイルバッテリーの火付け役、2012年発売の「cheero Power Plus 10000mAh」の本体充電スピードは9.8mAh/分でした。
スピードの差は45.3 ÷ 9.8 = 4.62倍!
Quick Charge 2.0の入力に対応し、9V / 2Aで本体充電可能なAnker PowerCore+ 26800の場合でも、本体充電には8時間〜9時間がかかるとのことなので、それをはるかに上回るスピードを発揮することになります。
これは凄いことになってきました。入力2Aが当たり前になってきたモバイルバッテリーですが、次の争点は入力2A × 2のありなしで間違いないですね!