GPD WINの使いこなしに必須の「固定キー」機能を知っていますか?
2016/12/13
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2016/12/13
今、弊ブログでイチオシのキーボード付きWindows 10搭載小型PCの神機「GPD WIN」。
Amazonなら63,800円。
海外通販なら39,200円程度で買うことができます。
「GPD WIN」に搭載のキーボードは小型に過ぎて、テーブルの上に置いて複数本数の指でタイプするのには向いていません。
圧倒的に向いていないので、それを期待して買うと失望は大きいといえます。
その代わり、両手で持って2本の親指でタイプするには恰好のキーボードです。
「GPD WIN」を両手でホールドするので、立ちながらでも、寝っ転がりながらでも、ソファーで寛ぎながらでも使える点がメリットです。
通勤時間などの隙間時間は、スマートフォンでのSNSやゲームに費やしている人が少なくないと思うのですが、「GPD WIN」はそれを創造的、生産的なものに変えることができる可能性があります。
GPD WINで路上Emacs https://t.co/XCbciLhN2t pic.twitter.com/VZF5TJBuFV
— moyashi (@hitoriblog) November 5, 2016
様々な理由で机にとどまることが困難な場合でも、細切れの時間を有効活用できるようになります。
スマートフォンやタブレットでもできるといえばできるのですが、こうした親指タイプの環境では前向きになれても、スマートフォンやタブレットではやる気になれない、ということが自分にはあって、このエントリも「GPD WIN」で書いたものですが、こんなエントリをスマートフォンやタブレットで書く気にはなれたことがないんですよね。
GPD WINで親指2本タイピングしている場面を動画でお見せします。まだ不慣れですが、ご参考くださいまし https://t.co/XCbciLhN2t pic.twitter.com/JjhM7Zr6Lj
— moyashi (@hitoriblog) November 7, 2016
スマートフォンやタブレットでは往々にして不便なテキスト編集周りの機能を、キーボードショートカットで縦横無尽に使えることが大きく影響している気がします。
スマートフォンやタブレットで生産的なことをする気になれたことがない人は、親指タイプ環境で変われる可能性があるかもしれません。
親指タイプがもたらす効能は素晴らしいものなのですが、問題もあります。
それは、複数のキーを同時押しするのが困難であるということです。
幸いにして「GPD WIN」にはキーボードの両サイドに頻用するShift、Alt、Ctrlがあるため、フルサイズキーボードとは運指を変えればそう困ることもないのですが、普段コピペなどは全部左手で済ませているため、つい左の親指が二つのキーを押そうとしてしまいます。
複数のキーを押そうとすると困る。そんな親指タイプの欠点を補う設定があります。
それは、コントロールパネルの「コンピューターの簡単操作センター>キーボードを使いやすくします」にある「固定キー」(Sticky Key)という設定。
「キーボードショートカットで一度に一つずつキーを押す」ことでもOKにするものです。
「固定キー」機能は親指タイプ同様、同時に使える指の数に制限がある方のためのもので、1本指での操作でも複数のキーが絡む操作ができるようになる、Windows標準搭載の機能です。かのhp 200LXは、ファームウェアレベルで対応していました。
GPD WINとの比較ということで200LXでの変形親指タイピングの動画も録画してみました。現役ではないので、これぐらいで勘弁して。こんな芸当ができるのは、この機種しかない。これが200LXにこだわる人の所以。 https://t.co/XCbciLhN2t pic.twitter.com/1vhXJpVNTk
— moyashi (@hitoriblog) November 7, 2016
これを設定すれば、例えばコピーの操作はCtrlを押しながらCではなく、Ctrlを押して離し、続けてCとすればよくなります。
GPD WINにNTEmacs64の25.1を入れた。固定キー機能を使うと「Ctrl、x、Ctrl、f」と順次押しすればいい(同時押しが必要ない)ので親指タイプでもまあまあ不便がない https://t.co/XCbciLhN2t pic.twitter.com/VAOeJdlmfz
— moyashi (@hitoriblog) November 3, 2016
「固定キー」機能を設定してもCtrlを押しながらCも同時に有効なので、運指状況に応じて柔軟に使い分けることができるようになっています。
キーボードの左側にしかないWindowsキーがらみのキーボードショートカットも、左の親指一本で操作できるようになります。
CORTANAを起動し、「固定キー」と入力。
「ショートカットキーの有効化」という設定項目が検索結果に出てくるので、それを起動。
「入力しやすくします」のところに「固定キーを有効にします」という選択肢があるので、チェックボックスをオンに。
「固定キー機能の設定」のリンクをクリックし、設定階層を降ります。
「固定キー」機能の設定です。
上記の設定項目を設定したら、ウインドウ下部の「OK」ボタンを2回押して確定します。
こんな説明でピンときましたでしょうか?
親指タイプ歴17年の僕ですが、この「固定キー」機能は親指タイプにおいてぜひ欲しいもの。
「GPD WIN」生活に取り入れてみてください。
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