iPhone用地下鉄通勤最強Google ReaderクライアントはBylineからSylfeedへ
2016/03/16
価値ある情報をユーザー視点で発信するブログ
2016/03/16
Photo: runnx
通勤の地下鉄の中では、Google Readerの未読を消化して過ごすことが多いです。
駅間はもちろん、駅に到着してもしばらく圏外ということが多くてストレスがたまりますがしょうがありません。
そんな地下鉄通勤者の自分を救ってくれたのがBylineでした。
Byline Free
カテゴリ: ニュース
価格: 無料
もくじ
Bylineは、RSSは元より、元ページを画像ごと根こそぎダウンロードしてくれるオフライン指向のGoogle Readerクライアントで、ページ閲覧は元より、未読フラグの操作、スター、共有メモ、Twitter投稿までオフラインでこなしてくれます。
オフライン中の操作はオンラインになったときに、まとめてサーバに反映してくれるのですね。
オフライン指向のGoogle Readerクライアントは事実上このBylineしか無く、地下鉄通勤者にとっては選択の余地がありませんでした。
自分の場合、RSSは読むだけでなく、コメントを付けて、それをTwitterに投稿までしたいタイプ。
BylineのTwitter投稿機能は、URLしか貼ってくれないので使いものにならず、共有メモ機能が生命線になっていました。
共有メモを起点に、Reeder2TwitterというWebサービスを経由して書式の整形をし、Twitterに投稿していたのです。
これができるおかげで、そうした欠点も致命的なものにはなっていませんでした。
(最終的にはBylinePatcherというアレを作ってねじ伏せましたが、今後はJailbreakが不可能な状況を想定する必要があるように思います)
しかしながら、GoogleはGoogle+をモノにするために自社サービスのSNS機能をGoogle+に集約する方針のようで、その指針の元にGoogle Readerの共有メモ機能が削除されてしまいました。
Google+
カテゴリ: ソーシャルネットワーキング
価格: 無料
Googleのオカチメンコ! Googleのオタンコナス!
Google Readerの共有メモ機能が削除された今、Bylineに残されたコメント付けの手段はTwitter投稿機能だけです。
しかし、既に書いたようにBylineのTwitter投稿機能は直接Twitterに投稿するにはいただけない作りで、書式を整えるには手動でやるか、ワンクッション挟むためにTwitterの別アカウントを取って、そこへの投稿を加工して本アカウントに投稿するような、まどろっこしい仕組みを作るしかなくなりました。
困ったものだとモヤモヤしていると、iPhoneクラスタ界隈でSylfeedという国産Google Readerクライアントが話題に挙がるようになり、試しにと買ってみたら、この辺の悩みは一気に解決してしまいました。
Bylineがオフライン指向Google Readerクライアント界のフェラーリなら、SylfeedはスカイラインGT-Rです。
Sylfeed (Version 2.1.0) | ||
カテゴリ: | ニュース | |
価格: | ¥170 | |
デベロッパ名: | GACHANET | |
リリース日: | 2010/12/01 | |
対応デバイス: | ||
現Ver.の平均評価: | (4.5 / 6件の評価) | |
通算の平均評価: | (4 / 82件の評価) | |
Game Center: | 非対応 |
リリース自体は2010年12月と少したっていますが、そこからの1年で熟成を重ね、最近のバージョンでBylineばりのオフライン機能が追加、さらに巡回の高速化が図られ一気に評価を上げたようです。
▼オフラインでも、あらかじめ一括ダウンロードしておいたRSS、元ページが読めます。(アドオンの「Webページの先読み」の購入が必要)
アドオンの「Webページの先読み」を付加したSylfeedは、自分にとっては完全にBylineの上位互換オフライン指向Google Readerクライアントとして使えています。
肝心なTwitter投稿機能においては、自分の好きに書式を設定することができます。投稿フォームを開いたとき、カーソルが先頭に移動します! これをしてくれることで、どれだけの苦痛が和らげられることか……。完璧すぎる……。
▼好みの書式でTwitterに投稿(予約)できます。オフラインでも!
あまつさえ、SylfeedはBylineと比較して各種連携サービスへの対応度が高い。国産なので、はてなブックマークにも対応しているのはポイントが高いです。
これらは全部オフラインでも投稿予約として動作するんですよ(Mobilizer/Safari連携を除く)。あのいまいましい「圏外です」というダイアログを見ることはありません。
▼つぶぞろいの連携サービス。欲を言えば、WebのGoogle Readerの「リーダー設定>送信先>カスタム リンクを作成」に相当する機能が欲しいですね。openURL:じゃなくてNSHTTPRequestでリクエストを投げるやつを。
Bylineばりのオフライン機能を持つSylfeedですが、バックグラウンド動作にもぬかりがありません。
更新ボタンを押すと、フィード、ならびに設定によっては元ページまで巡回して一斉ダウンロードが始まりますが、始まった後はHomeボタンを押して別のアプリを起動するなり、ロックボタンを押してポケットに突っ込むなりをしていいようになっています。これはBylineもそうでした。
元ページまでダウンロードする設定にしているとどうしても時間がかかりますが、このような動作をするようになっているので、巡回中手もちぶさたになったりすることが無く、誠に便利です。
▼巡回が始まったら、ロックをかけても、別のアプリを使ってもOK。巡回が終わると通知されます。(設定による)
朝起きたらSylfeedを起動、巡回を開始したら身支度開始。
地下鉄に乗り込んだら、RSS、そして根こそぎダウンロードされた元ページを読む。気になったエントリがあったら、地下鉄の駅間の圏外状態であってもスター付与、Twitter等への投稿予約、こうしたことがストレス無くできるSylfeedは本当に素晴らしい。
僕にとっては完全にGoogle Readerクライアントの主役格です。
Sylfeed
カテゴリ: ニュース
価格: ¥170
Sylfeedは、ここで紹介したことに限らず優れた特徴をたくさん持っていますが、とりあえず地下鉄通勤者のツールとしての紹介をしてみました。
もっと詳しく知りたい方は、公式ページをご覧になってください。
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