「Amazon Fire TV Stick(New モデル)」テレビで動画配信サービスを楽しむ定番デバイスが刷新
2017/03/01
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2017/03/01
AmazonがFire TV Stickの新型、Fire TV Stick(New モデル)の予約受付を開始しています。
発売日は2017年4月6日。
価格は送料、消費税込みで4,980円。
もくじ
Fire TV Stick(New モデル)は、Amazonビデオ、Hulu、Netflix、YouTube、AbemaTV、dTVなど、動画配信サービスを家庭のテレビで楽しめるようにする小型のデバイス。
テレビのHDMI端子に接続して使います。
あなたが今画像内で注目したのは、きっと音声認識リモコンの方です(笑)。その下に敷かれているUSBメモリのようなものがFire TV Stick(New モデル)本体。
Fire TV Stick(New モデル)は2015年に登場したFire TV Stickの後継機で、2世代目に当たります。
特別な機能を持たない普通のテレビを簡単にネットワーク対応にでき、またその異常ともいえる低価格から、非常に人気があります。
Huluなどの定額制の動画見放題配信サービスの普及で、大分テレビの視聴スタイルが変わりましたよね。
上記動画配信サービスはPCのWebブラウザ、スマートフォン、タブレット用のアプリでも視聴できますが、テレビ向けのUIを持つFire TV Stick(New モデル)をテレビに接続しての視聴は没入感が高く、テレビで育った世代にはしっくりくるユーザー体験が得られます。(意訳: スマフォやWebブラウザでは気が散って最後まで見られねぇよ!)
Fire TV Stickはまた、定額制の映像配信サービスに月額料金を払うまでもないライトユーザーにも受け入れられています。
理由は、Amazonプライム会員なら追加料金なしで視聴できる動画配信サービス、Amazonプライム・ビデオのコンテンツも楽しめるため。
最新深夜アニメや、少し古めのアニメが楽しめる上、最近はAmazonプライム・ビデオでしか見られないオリジナルコンテンツも充実してきました。(←普通の映画やドラマも見られることに言及した方がいいんじゃ?)
人を選ぶかもしれませんが、「グランド・ツアー」なんて車好きには最高の番組です!
Amazonプライム会員なら、手に入れておくとそのありがたみが増して感じられるでしょう。
Fire TV Stick(New モデル)はWiFi、CPUがパワーアップし、より快適に使えるように進化。
具体的にはCPUはデュアルコア→クアッドコアに。WiFiは802.11ac非対応→対応のデュアルバンドに。メモリは512MB→1GBに倍増!
※表は左右にスクロールします
機種 | Fire TV Stick (旧モデル) |
Fire TV Stick (New モデル) |
Fire TV |
---|---|---|---|
CPU | Broadcom BCM28155 ARM Cortex-A9 (デュアルコア 1.0 GHz) |
MediaTek MT8127D ARM Cortex-A7 (クアッドコア 1.3 GHz) |
MediaTek MT8173C ARM Cortex A72(デュアルコア 2GHz) ARM Cortex A53(デュアルコア 1.573GHz) |
GPU | Broadcom VideoCore IV Capri VC4 |
ARM Mali 450 MP4 | Imagination Technologies PowerVR GX6250 |
ハードウェアデコード 対応形式 |
H.264 | H.264、H.265、VP9 | H.264、H.265 |
メモリ | LPDDR2 1GB (システム512MB、ビデオ512MB) |
LPDDR3 1GB | LPDDR3 2GB |
ストレージ | 8GB | 8GB | 8GB |
USBポート | × | × | USB 2.0 |
microSDスロット | × | × | microSDXC 最大128GB対応 |
Bluetooth | Bluetooth 3.0 (HID、SPPプロファイル対応) |
Bluetooth 4.1 (HID、A2DP、AVRCP、GAVDP、IOPTプロファイル対応) |
Bluetooth 4.1 + LE (HID、HFP、SPPプロファイル対応) |
WiFi | デュアルバンド802.11 b/g/n 2×2 MIMO |
デュアルバンド802.11 b/g/n/ac 2×2 MIMO |
デュアルバンド802.11 b/g/n/ac 2×2 MIMO |
有線LAN | × | × | ○ |
旧モデルは1GBのメモリのうち、半分の512MBをビデオメモリとして使用していたところ、Fire TV Stick(New モデル)ではGPUが変わり、同じ1GBのメモリをフルに使えるようになりました。
メモリの種類もより速いものに変わっています。
旧モデルではややモタつきを感じた部分が改善されるでしょう。
また、従来添付しないモデルが選べた音声認識リモコンが標準添付に。
膨大なコンテンツの中から希望のものを探すには検索が不可欠ですが、リモコン操作が基本となるFire TV Stickでは文字入力の面倒がありました。
音声認識リモコンがあれば入力の手間を省けるため、より快適なコンテンツ視聴体験が可能となっています。
従来、音声認識リモコン付きのFire TV Stickは6,480円だったので、4,980円に値下げになった、あるいは音声認識リモコンがタダになったという言い方もできます。
音声認識リモコンは、日本以外ではパーソナルアシスタント「Alexa」用としても使用可能になっています。「Alexa」はiPhoneでいうSiriのようなもので、Fire TV Stick(New モデル)以降対応。
日本語に対応した「Alexa」はまだ存在しませんが、日本でもそのうち使用可能になるはずです。
※表は左右にスクロールします
旧Fire TV Stick | 旧Fire TV Stick (音声認識リモコン付属) |
Fire TV Stick(New モデル) (音声認識リモコン付属) |
|
---|---|---|---|
価格 | 4,980円 | 6,480円 | 4,980円 |
Fire TV Stick(New モデル)は、USBメモリをほうふつとさせる小ささで、持ち運びが容易!
テレビにセットするものだからといって、家の中にとどめておくことはありません。
旅先に持っていって、ホテルのテレビにセットするのだって当然あり。
よく旅先のテレビがつまらないことを想定して、タブレットの中にめいいっぱい動画を詰め込んでいく、なんてことがありますが、ネットワーク環境さえあれば膨大なコンテンツを持ち歩くも同然のFire TV Stick(New モデル)があれば、そのような面倒は必要ありません。
ただし、Fire TV Stick(New モデル)は有線LANには対応していないので、ポケットWiFiを忘れずに。
Hulu、Netflixで完全武装。あるいは、YouTubeのプレイリストにおすすめ動画を溜め込んで、友人宅に乗り込んでビデオパーティーなんていうのもいいですね。
くれぐれも、不用意な閲覧履歴が露呈しないよう、事前のチェックを入念に。
Fire TV Stick(New モデル)は無線ディスプレイ伝送技術であるMiracastに対応。
また、アプリ「AirReceiver」をインストールするとmacOS、iOSのAirPlayにも対応。
様々なOSから、無線で映像を送ることができます。
この機能を活用すると、スマートフォンの中の写真などをテレビに映すことが可能となります。
Fire TV Stick(New モデル)に搭載されたOSは、Android OSを元に作られたFire OS。
Android OS向けの多くのアプリが楽しめます。2017年2月27日現在、2,154本のアプリが配信されています。
このほか、apkをサイドロードすることもできるといえば分かる人には分かるでしょうか?
個人的にFire TV Stick(旧モデル)を2台使っていて、テレビの高機能化デバイスにおいて「Amazon Fire TV Stick(New モデル)」のライバルは不在だと実感しています。
あまりパっとしないApple TVが取るはずだった市場を、後からきたFire TVシリーズがさらっていった感じでしょうか。
多少もっさりしたところがあるので、高速化が図られたFire TV Stick(New モデル)は渡りに船。僕も1台予約しました。
Fire TV Stickで特に気に入っているのが、電源ボタンがないところ。Fire TV Stickは放っておくとスリープモードに移行。リモコン操作すると復帰するので、電源ボタンが必要ないのです。
この電源周りの仕様ってどこもやらないですよねぇ。でも、この地味な仕様が日常の使用においては非常に便利なのです。
家人って大抵テレビに接続した機器の電源を管理できませんよね? テレビの電源は入切できるけれど、レコーダーやらアンプやらの電源は入れっぱなしになってしまう。
Fire TV Stickならあたかもテレビの一機能であるかのように動作するので、家人でも困惑することなく操作ができるのです。
新型の登場といういい機会ですし、「Amazon Fire TV Stick(New モデル)」をシステムに加えてみませんか? それだけで「見るものがない」、「テレビがつまらない」ということが全くなくなりますよ。
その活躍っぷりを目の当たりにすれば、「これで4,980円かよ!」と何度もじんわりとした感動を反芻してしまうはずです。