「HuobiWatcher」仮想通貨取引所Huobi(フオビ)用短期取引支援ツール
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シンガポールの仮想通貨取引所「Huobi(※)」が最近人気のようです。
※フオビ、フォビ、フォウビなどと読む
そこでの短期取引を支援するツールを公開しました。
その名も「HuobiWatcher」。
同種のツールのネーミングの際、商標を避けるためにもじったものにしていたのですが、誤表記されることが多いので、今回もそのまんまにしてみました。
仮想通貨取引において大事な変動率。
仮想通貨取引所は前日比の指標を用意していますが、値動きが激しい仮想通貨の場合、前日比だと今この瞬間の値動きがどちら向きなのかを把握するのが難しいといえます。
もちろん、個々のチャートを見れば分かりますが、たくさんの通貨をリスト表示させた上で値動きをざっと把握したい場合に、それが困難になります。
例えば、24時間前は50円。12時間前に100円に達し、現在60円だとします。馬鹿げた変動のようですが、これが日常だからさあ大変。
前日比だと変動率は20%の上昇を示しますが、実際は下落局面に入っています。
このように、特に短期のスキャルピングを前提に取引をしようと思っていると、前日比は適切な指標とはいえません。
このことに不満を感じて作ったのが「HuobiWatcher」です。
核心の稼ぎ方はanさんが書いてくださっています。解説は同シリーズのBittrex版である「BTrexWatcher」を対象にしていますが、同じことです。
「HuobiWatcher」は、変動率を出す際の基準価格をユーザーが自由なタイミングで設定できる特徴を持ちます。
例えば、今この瞬間に基準価格を取得し、1分後、2分後の変動率を知ることもできます。(HuobiのAPIに取引所全体の状態を一括で取得するものがなく、現状通貨ペア個々にデータを取得しているため、1分間隔の更新になっています)
「HuobiWatcher」は基本的に取得した基準価格をユーザーが操作しない限りリセットしないので、逆に数週間、数カ月そのままにしておけば、数カ月前比といったこともできるようになっています。
「HuobiWatcher」は既存の弊Webサービスを「Binance(バイナンス)」対応にした改変版であるため、機能改善の歴史を背負っています。
そのため機能がたくさんついていますが、基本は前述の通りシンプルです。
最も単純な使い方をしようとするとき、触る必要があるのは「基準価格をリセットする」ボタンだけです。
このボタンを押すと、押したときの最新の価格、出来高を取得し、保存します。
すると、リストアップされる情報の変動率が全部0%にリセットされます。
そのまま待っていると、価格、出来高の変動に伴い、変動率が刻々と変わっていきます。
このように、任意のタイミングで基準価格を取得できるため、例えば暴落が起き、底を打ってリバウンドの局面を迎えようというその時に「基準価格をリセットする」を押すと、最も値戻りが強い銘柄を容易に発見することが可能です。
その他にも利用の便を図った様々な機能がありますが、恐らく利用を検討する人の9割方は、それを直感的に理解できず、複雑だと感じて、「HuobiWatcher」自体の利用を敬遠するのだろうという予感から、ここでは説明しません。
最低限使うべきは「基準価格をリセットする」ボタン一つだけ。
それを踏まえた上で、まずここで説明した基本の使い方をしてみてください。