【自腹買い】ハウスダストアレルギーに絶大な効果!帝人のマイクロシルスターを使った寝具カバー
2018/10/26
価値ある情報をユーザー視点で発信するブログ
2018/10/26
ハウスダスト起因のアレルギー性鼻炎に長年悩まされてきた僕が出会った、帝人のマイクロシルスターを使った寝具カバーとの出会いについて書きます。
もくじ
ハウスダストアレルギーが中学生のころに発症し、以来アレルギー性鼻炎と長年付き合ってきました。
○○歳、木造一軒家の実家を出て、鉄筋コンクリートのマンションに引っ越し。
部屋から布のものを極力排除。結果、大分楽に。
新しい環境での生活では実家で生活していたころのような激しい症状は出ず、小康状態といった感じになりました。
実家時代に点鼻薬(塩酸ナファゾリン)の常用(※)から患った慢性鼻炎は残ったものの、一念発起して断薬。
※市販の点鼻薬を常用してる人は一刻も早くやめよう
遠赤外線電気ヒーターを買い、禁断症状が出たらタオルで目を隠した上で鼻をストーブで暖めるということをやって、断薬後の辛い時期を乗り切りました。
本題から逸れますが、これは一時しのぎとしては大変効果的。点鼻薬なしで症状を緩和させたいなら、チンしたタオルより試す価値あり。鼻だけピンポイントで温めるために、顔の高さを何かで調節し、細身の遠赤外線ヒーターを使って、寝た状態で当てるといいです。
点鼻薬常用からの慢性鼻炎は断薬の努力の甲斐あって良くなっていったものの、寝起きの辛さは残りました。
今思えばこれは布団のダニに起因していたのですが、ハウスダストアレルギーの原因になるダニは家中にまんべんなく存在すると考え、布団以外のファブリックを追放して一定の効果が出ていたこともあり、なぜだかあまり布団に目を向けないでいました。
アレルギー性鼻炎のレーザー治療を受けもしました。
▼治療後に医師に許可を取って撮影した写真
術後の回復期を終えると術前より鼻が通る(特に寝起き)ようになり、生活の快適度がアップ。しかし、2016年10月に受け、2018年9月の今は術前の状態にまで戻ってしまったようです。
このレーザー治療はもともと効果が永続しないものなので仕方がありません。
現在は症状がそれほど重篤ではありません。
しかし、アレルゲンの巣窟となっている実家への帰省時に激しく発症し、風邪をひいたようになってしまうのが困りものではあるし、時に活動のモチベーションに影響する程度には辛いこともあるので、再度のレーザー治療、ダニ舌下免疫療法を受けることを考えています。(→2018年10月2x日に2回目のレーザー治療を受けました)
以上、自分のハウスダスト起因のアレルギー性鼻炎について簡単に振り返りました。
現在部屋の大掃除をやっています。だいぶサボっていたこともあり、やり続けて約1カ月(笑)。
どんだけ魔窟だったのかと。
部屋の物を捨てに捨て、出たゴミが45Lのゴミ袋50袋ほど。(ゴミ出過ぎ)
自室は書斎兼寝室なので、部屋のものが埃だらけになるのが困りもの。
本棚以外に収納がないので、メタルラックに収納ケースを押し込んでキャビネット風にしたり、物という物を100円ショップのビニール製ソフトケースに分類して入れるなどの埃対策を実施。本棚に扉を付けて、さらなる対策をしようと思っています。
……しかしちょっと待てよ、と。
部屋の埃は主にベッドから来るのだからベッドに埃対策をするのが最初ではないか? そんな風に考えました。
布団カバーの新調を考え、早速Amazonで「埃 布団カバー」などと検索して出てきたのが帝人のマイクロシルスターを使った寝具カバー。
埃の発生が少ない上、布団の中にダニを閉じ込めるそれは理想的に思えました。
マイクロシルスターは、要するに非常に目の細かい特殊な生地で、埃やダニを外にほとんど漏らしません。いわば、寝具カバーの形をした埃フィルターです。
これまで寝具カバーの色はネイビー(紺色)で統一していたため、ライトブルーとベージュからしか選べないカラーバリエーションに抵抗はありましたが、部屋の印象を明るくしてもいいかなと思い直し、ベージュを一式注文。
シングルのベッドに寝ているので下記のような組み合わせになりました。
品名 | 価格(2018年9月時点) |
---|---|
枕カバー | 2,745円 |
掛け布団カバー(シングル) | 5,070円 |
ボックスシーツ(シングル) | 4,286円 |
合計 | 12,101円 |
ここで払った12,000なにがし円は、2018年最も価値のあるお金となりました。
敷き布団の場合はボックスシーツの代わりに敷き布団カバーになります。サイズはシングルからダブルまであります(※)。
※ダブル以上、例えばクイーン、キングサイズは残念ながらないようです
細かいレビューは置いておいて、要諦から書きましょう。
埃対策として買った帝人のマイクロシルスターを使った寝具カバーですが、ハウスダストアレルギー緩和効果を顕著に発揮しました。
一日の中で一番症状が重い、起き抜けの鼻づまりがほぼなくなり、朝一から鼻が通るようになりました。
部屋には化繊のカーテン以外に布を使ったのものはほぼベッドしかありません。
そのベッドから埃、つまり自分にとってのアレルゲンが出てくるのをマイクロシルスターでブロックするのですから当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが、症状がかなり軽減するという結果を得ました。
うたい文句通りの効果が発揮されている現れでしょう。
寝やすいかどうかは置いておいて、布団や枕にビニール袋をかぶせても同様の効果があると思いますので、購入を検討したいという方は70Lのゴミ袋を買ってきて継ぎ合わせ、試してみてもいいかもしれません。
レーザー治療をした後も同様に起き抜けの不快感が格段に減って感動したものですが、今回はマイクロシルスターを使った寝具カバーを使い続ける限り効能が持続する点が異なります。
使用した初日に思った以上の効果を体感して感動。
その翌日も同様で改めて感動。その翌日も……、今日もやっぱりという感じでしみじみ喜びを感じています。
埃の積もり方については大掃除以来こまめに掃除するようになったためはっきりとは差が分かりませんが、黒いディスプレイや黒いScanSnapの上にたまる埃の量を見る限りはかなり減っているように思います。
布団から埃が出にくくなるだけで、これほどハウスダストアレルギーに影響が出るとは思っていませんでした。
アレルギーを発症する自分自身の方だけに目を向けて、環境の方を変えることを軽視していたように思います。
もし、同様の認識の方がいらしたら寝具カバーを変えてみることを強くおすすめします。
効果には個人差があると思いますが、アレルゲンを物理的にブロックするという単純な因果関係から、家の中に別のアレルゲン発生源がなければ効果はあるはずです。
ここまで症状が違うと俄然布団に興味が出て、アレルゲンとなっている羽毛布団自身にも目が向きました。
さらなる症状軽減を期待して、ダニ対策になるポリエステル綿を使った布団を買ってみました。
中綿に動物性タンパク質を使っておらずダニを寄せない効果は元より、洗える点が羽毛布団と異なります。
羽毛布団も業者に頼めばクリーニングできますが、自宅で気軽に洗濯できる点に強い魅力を感じました。
仮にダニが寄ってきてしまったとしても、洗濯してしまえば一網打尽にできます。
早速羽毛布団からポリエステル綿使用の布団に切り替えてみましたが、マイクロシルスターのカバーに入れている限りはあまり差はないようで、拍子抜けしてしまいました。
しかし、布団の中にダニがいて、そいつらが鼻炎のトリガーになっていたことがマイクロシルスターによってはっきりしたので、これからは掛け布団も定期的に洗濯していこうと思います。
洗濯できるにはできるものの、ちょっと困ったのが、洗濯時には洗濯ネットに入れる必要があり、10kg洗える洗濯機が必要という条件があったこと。
うちのドラム式洗濯機は9kgまでなので、ややスペックが足りていません。
洗濯ネットのことをよく知りませんが、掛け布団が入るほど大きい洗濯ネットというのは簡単に手に入るのでしょうか?
まだ買ったばかりですが、今度試しに洗濯してみようと思います。
一番肝要なハウスダストアレルギーへの影響については書いたのでもう役目を終えた気分ですが、一般的なレビューも書いておきます。
商品が届いて最初の感想は「違うものを買ってしまったかな?」でした。
寝具カバーに期待する容積の半分以下といった感じの外見に、思わずそう思ってしまいました。
例えるなら、枕カバーはハンカチに、ボックスシーツは枕カバーに見えました。
マイクロシルスターは目が細かい。つまり、使っている糸も細いわけで、薄手の布となるわけです。
日常的には全く目にすることのない高密度な布で、綿の生地とは一線を画しています。
薄手で、薄い色のカラーバリエーションしかないため、柄ありの布団や枕を使っていると、その柄が浮き出てしまいます。
※柄ありの羽毛布団から、柄なしのポリエステル綿の布団に変えてしまったので、透け状況を写真としてお伝えできず……。
肌触りはサラサラとして清潔感があり、糊でパリっと仕上げた、おろしたてのシーツのよう。冬の寒い時期はモフモフしたものが恋しくなるかもしれません。
目の詰まった生地ということで吸水性を心配した人もいるでしょう。しかし、試しに水を垂らしてみると瞬時に吸い込まれて周囲に広がっていくため、その点は大丈夫そうです。全く撥水する感じはありません。
掛け布団カバーの構造に特徴があります。ファスナーが取り付けられ、布団を入れる口があるのが短辺側となっており、あたかも封筒のようです。
結果、非常に布団を入れづらい。布団を入れる際、完全に布団カバーの中に全身入り込んでの作業となってしまいます。
恐らく、ファスナー取り付け部の埃・ダニブロック能力が落ちるため、できるだけファスナーの長さが短くなるように考えられているのだと思います。
使うときはファスナー部が足元を向くようにしています。
高密度でサラサラとした生地であることから、毛玉が付かなそうです。
また、髪の毛などのゴミがまとわり付かず、布団用の吸口を付けて掃除機で、あるいはコロコロを使っての掃除がやりやすくなっています。
全体的に時間の経過の割にキレイな状態が保たれており、髪の毛などのゴミは、寝巻きの方にまとわり付いているか、床に落ちている模様です。
表面がサラサラなマイクロシルスターの意外な欠点に、枕がずれやすいということがあります。
最近は成り行きで抱き枕を枕にしていて座りが悪く、ずり落ちることが少なくなかったのですが、マイクロシルスターにしてからほぼ確実にずれて落ちるようになったため、枕を変えました。
楔状の形をしているテンピュールのミレニアムネックピロー Mです。
この枕は高さがある方を足の方に向けて置くので、枕が頭から逃げていきません。
薄手の生地なので、洗濯後の乾きがとても早いです。
ちょっとした晴れ間で乾かすことができるので、洗濯に対するハードルが低いといえます。
今の季節は掛け布団以外に毛布は使っていませんが、寝心地としてはダニや埃から守られている安心感と、サラサラとした肌触りが気持ちよく、まだそんなに寒くはない今の季節としては全く問題ありません。
毛布を併用する場合は、掛け布団カバーの中に重ねて入れてしまうとよいそうです。
これまで木綿のやわらかなカバーやシーツを使っていたので抵抗があったのですが、サラサラとした肌触りのマイクロシルスターも、これはこれでアリと思えました。
むしろこれになれるとサラサラの清潔感が基準になり、アレルギー性鼻炎への低インパクトも相まって、マイクロシルスターへの信仰心が育まれていく感があります。
これまで、夜の間に鼻から口に下りてきた鼻水を洗面所に吐きに行き、鼻をかむというのが朝起きてすぐの習慣になっていましたが、マイクロシルスターを使った寝具カバーを使うようになってかなり緩和されました。
相変わらずうっすらと痰は出てるし、鼻もかむことに違いはないのですが、辛さが明らかに違います。
これまで掃除をすると埃が立って鼻が辛いのであんまり掃除をしなかったのですが、マイクロシルスターとの出会いのきっかけになった大掃除以来、生活圏から埃を遠ざけることの大切さに気づいたため、マメに掃除をし、部屋自体にも埃対策をするようになって大分生活が変わりました。
布団にこれといった対策をしないまま、ハウスダストアレルギーの症状に悩んでいませんか?
もしそうなら、何はともあれ布団に対策をしてみてはいかがでしょうか。おすすめします。
■枕カバー
■掛け布団カバー
■ボックスシーツ(ベッドの場合)
■敷布団カバー(敷布団の場合)
■テンピュール低反発枕
■埃が出にくい洗える掛け布団