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iPhoneのロック画面に天気情報を表示更新する神アプリ

      2016/03/16

@sei_n さんからの情報。

Jailbreak無しでiPhoneのロック画面に天気情報を表示する神アプリ「Lock Screen Weather」が出現しました。動作にはiOS 5.0以降が必要です。

Appleの冬休み、鬼の居ぬ間を狙ってのゲリラ的なアプリでしょうか? 以前にも、そんなものがあったような気がします。(続きは[Read More]から)

Lock Screen Weather (Version 1.0) App
カテゴリ: ユーティリティ
価格: ¥85
デベロッパ名: CrowdCafé
リリース日: 2011/12/21
対応デバイス: iPod touch (3rd Gen) / iPad Wi-Fi / iPhone 4 / iPod touch (4th Gen) / iPhone 3GS / iPad 2 Wi-Fi / iPad Wi-Fi+3G / iPad 2 Wi-Fi+3G
現Ver.の平均評価: (5.0 / 1件の評価)
通算の平均評価: (5.0 / 1件の評価)
Game Center: 非対応
 

既にあるロック画面利用天気予報アプリの酷評

類似のアプリは既にあって、それらは酷評されています。

酷評の理由は、アプリを起動したときにロック画面用の壁紙として天気情報を埋め込んだ画像を設定するものの、その後の最新情報への更新のためには、ユーザーが再度手動でアプリを起動しなければならないからです。

自動的に最新情報に更新してくれないのだから、手動で更新しない限り、古い情報を見続けることになります。

ユーザーとしては自動更新を期待しますから落胆するのは当然ですが、iOS SDKの制約上、マトモにやったらこういうアプリになるのは致し方ありません。

Lock Screen Weatherのヤバい点

Lock Screen Weatherは、既存のそういうアプリとどう違うのでしょうか?

何と、iPhoneのロック中(電源ボタンを押してスクリーンをオフにした状態)も、Lock Screen Weatherは情報を更新し続けるようなのです。

Lock Screen Weatherを起動したところをお見せします。

IMG 0705

「一度Enableにしたら、アプリをバックグラウンドに回しても結構です。そして、生まれ変わったロック画面をご確認ください」とあります。

ロック画面を確認すると、こんな感じ。Jailbreak環境で使える拡張の、Lockinfoのようです。ただ、注意したいのは、これはただの画像であり、タッチに反応して何かの機能が発動するといったようなことは無いことです。

IMG 0703

その下に、場所の設定。さらにその下に、5日分の天気予報を表示するか否か、温度の単位(摂氏か華氏か)、そして興味深いバックグラウンドサウンドという項目があります

IMG 0706

バックグラウンドサウンドがミソ

このバックグラウンドサウンドがLock Screen Weatherのミソ。

iPhoneのスリープ状態には浅いスリープと深いスリープの2種類あり、特に用が無ければロック後は深いスリープに移行し、ほとんどのプロセス、アプリケーションは動作を停止します。これによって、iPhoneの高い節電性能が実現されています(iOS 5でのグダグダはご存知の通りですが)。

しかし、それには例外があり、音が鳴っている間は深いスリープに移行しないのです。iPod機能で曲を聴いている間などは、もちろん深いスリープに移行しません。

これは、システム標準のアプリケーションに限りません。巡回に時間がかかりがちなRSSリーダーの分野では、Bylineなども、この仕組みを利用してRSSの巡回が終了するまでロック中も動き続けるようにしています。

これをロック画面の更新に応用したのがLock Screen Weatherというわけです。

Lock Screen Weatherのバックグラウンドサウンドは、各種環境音5種類から選べます。しかし、ここで注目したいのはSilence(無音)です。

iPhoneを使っている間中、ピヨピヨチュンチュンザワザワと環境音を鳴らし続けたい人は居やしませんから、作者の意図はSilence(無音)に設定することにあるのに間違いありません。無音以外の4種は、審査対策でしょう。

Skitched 20111231 024907

無音では深いスリープに移行してしまうのでは? と思ってしまいますが、音の入っていない音ファイルを再生しているのでしょう。Silence(無音)に設定し、一度ロック。Homeボタンを押してロック画面を表示させると、音の再生中を示すインジケーターがステータスバーに見えます。

Skitched 20111231 021843

こうして、ロック中も深いスリープへの移行を阻止し続け、Lock Screen Weatherのバックグラウンドかつロック中の動作継続を担保させているわけです。

そして、このバックグラウンド動作中に、インターネットから取得した天気情報を元に、画像を生成。バックグラウンドで鳴らす音にアートワーク(ジャケットの画像というと分かりますか?)を設定。新しい画像をアートワークに設定した音データが出来たら、次のループ時にそれを再生することで、情報の更新を実現しているわけです。

この動作はLock Screen Weatherが機能している間、ロック画面でHomeボタンを2回押しし、現れた再生/ポーズスイッチを押すことで確認できます。ポーズすると、ロック画面がデフォルトのものに戻ります。再生ボタンを押すと、再び天気情報を埋め込んだアートワーク(ジャケット画像)が表示されます。

▼ロック画面でHomeボタン2回押し、ポーズスイッチを押すと天気情報が消える。このことで、画像表示がバックグラウンドサウンドに埋め込んだアートワーク(ジャケット画像)であることが確認できます。

IMG 0709 IMG 0710

実際に使ってみると、iPod機能等で音楽を再生するとLock Screen Weatherで鳴らしているバックグラウンドサウンドが途切れてしまうので、不便に感じます。
一度途切れたら、Lock Screen Weatherのバックグラウンド動作は、再度Lock Screen Weatherをアクティブにし、バックグラウンドサウンドの再生を再開しないと、当然のことながら機能しなくなります。

iPod機能等と衝突せず、ステータスバーに再生のインジケータを表示させずに音を再生し、深いスリープへの移行を阻止する方法もありますが、それでは片手落ちです。ロック画面に壁紙を設定するAPIが公開されていないからです。普通のやり方ではロック画面に壁紙を設定できないので、あえてこのような実装になっているわけです。

こういう仕組みなので、当然バッテリへのインパクトはあります。

iOS 4までなら、深いスリープへの移行を阻止し続けても1日持たなくなるということはない程度の影響でしたが、元から電池の持たないiOS 5でどうなるかは、ちょっとテストしてみないと何ともいえませんね。

また、Lock Screen Weatherがバックグラウンドで動いていないと、当然ロック画面は更新されません。

この点でJailbreak環境でのロック画面拡張と差が付いていますが、App Storeのレギュレーションギリギリに挑戦していることは間違いないので、存在意義は大きいと思います。

年明けのAppleの始業後に動きがあるか?

要するに、Lock Screen Weatherは、天気予報情報表示アプリなのではなく、環境音専用のジュークボックスアプリというわけですね。

全く、凄いことを考える人がいるものです。

先日こんなことがありました。

iOS 5の通知センター利用アプリが続々リジェクト!消える前に確保したい対応アプリ | ひとりぶろぐ iOS 5の通知センター利用アプリが続々リジェクト!消える前に確保したい対応アプリ | ひとりぶろぐ

全部公開APIで作っていても、脱法的な作りのアプリを許さないのがAppleです。

一休さんばりに頓知をひねったLock Screen Weather、Appleはリジェクトできるでしょうか?

これがダメなら、MediaPlayerを使ったアプリは全部ダメになってしまいます。今回も、目的の部分を問うでしょうか?

もし、このLock Screen Weatherの手法をAppleが認めるなら、それはそれで夢が広がりんぐですね。正月明けのAppleの動向に注目したいと思います。

Lock Screen Weather App
カテゴリ: ユーティリティ
価格: ¥85

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