家庭用シュレッダーはいいぞ!特に気が散りやすい人には、という話
2018/11/12
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2018/11/12
先日意を決して我が魔窟の大掃除をやったんです。
とにかく使っていないものはできるだけ捨てるという方針でやりました。
その前に立ちはだかったのは、他人に知られたくない内容の書類や、個人情報入りの郵便物など。
バンバン捨てようと思っているところに簡単に捨てられないものが交じっていると落ち着かなくて、たちまち大掃除が滞りました。
会社にシュレッダーや機密書類廃棄箱があれば会社で処分をすればいいんでしょうけれど、筆者にはそういう選択肢がなくて困りました。
筆者は非常に気が散りやすく、またシングルタスク気味なのでそういうことがあると本当に何もかもダメになってしまうダメダメマンのダメ野郎なのですが、今回は家庭用のシュレッダーを買うことで問題を解決しました。
シュレッダーというと事務所用という認識の方がいるかもしれませんが、パーソナルユース向けのものも売っています。
最も簡易的なものはシュレッダー機能のあるハサミ。
100円ショップでも確か売ってました。
箱型のシュレッダー然としたタイプもあります。
変わり種では隠したい部分に押す個人情報保護スタンプ(判子)というものもあります。
箱型のやつは大きく手動式のものと、電動式のものがあります。
電動の普通っぽい感じのやつで5,000円もせず、意外と安いものです。
特に手動式のものの安さは度を超していて、やや簡易的っぽいタイプのもので600円しないで買えてしまいます。
「600円やるからシュレッダー作れ」って言われても即答で断るレベルです。
カード類やCDが処理できるもの、できないものという製品バリエーション。
切り方にもバリエーションがあります。短冊状に細長く切るものと、マイクロカットといって、交錯する刃によって細かく裁断するものがあります。呼び名は会社によって少し違ったりします。
筆者が選んだのは手動のマイクロカット式で、CD、カード対応型。
処理すべき書類はたくさんあったのですが、それが一段落すれば日常の生活でシュレッダーすべき書類はほとんど出ないし、本棚に収納できるのは手動式だけだということ。(※)
※この記事を書いていて、本棚に入りそうな電動シュレッダー(しかも安い)を見つけてしまいました……。
そして、何が入っているかよく分からないCD-Rが部屋にたくさんあって、それらを裁断する用もあるだろうと思い、その条件に合うものに決めました。
ちなみに、CDやカード(クレジットカード)はさすがにマイクロカットされません(笑)。
家に小さい子供がいるので、電動式はちょっと怖かったということもあります。
本体サイズの問題は、収納のみならずシュレッダーそのものを捨てる際に不燃物として出せるか、粗大ゴミになるかの問題でもあります。手動式は概ね四方30cm以下なので、地元世田谷では不燃物として出せます。
掃除のための道具が邪魔になっては本末転倒ですからね。
購入した物はOHM(オーム電機)のマイクロカット ハンドシュレッダー HS-KRM2TK。
価格は1,600円ぐらいでした。
一度に処理できるのはA4判2枚までで、ホッチキスがある場合は外さねばなりません。
マイクロカットタイプは、どう見ても復元不能なほど粉微塵になる代わりに一度に処理できる枚数が少ないかもしれません。しかし、短冊状にカットするタイプは若干復元できそうな心配が付きまといます。
制限枚数内ではハンドルの回し心地は軽快で、サクサクと処理できます。
この制限を超えて無理して処理しようとすると途端に詰まりを起こし、ハンドルが壊れる事態になりかねないので注意を要します。
実際に使ってみると、不要なことは明白だがそのままでは捨てづらい書類がすぐさま粉微塵になって目の前から消えていく体験は実に素晴らしく、非常に掃除が捗りました。
これは自分だけの問題かもしれませんが、「ああ、これには個人情報が」、「これは絶対人には見せられない」という事情で処理をペンティングし、そうした書類が部屋に残っていると、掃除のモチベーションが如実に落ちるんですよね。
そういうものがたちまち目の前から消えると、すぐ次の仕事に取りかかれます。
僕のような落ち着きのない人間にとっては、不要だが迂闊に捨てられない書類を1枚1枚目の前から消していくのはとても重要なことのように思いました。
処理すべき書類は全部で数百枚程度のものでしたが、それを数日で処理しようと思うと肉体的には結構キツく、手の平が部分的に腫れるほどだったのでその最中は手動式を買ったことを後悔しましたが、それを終えた今、シュレッダー本体は本棚に片づけてスッキリしており、もはやシュレッダーすべき書類は月に数枚程度のものなので手動式で何も問題はありません。
家人が自室にあるシュレッダーに目を付け、価値を認めてくれたのはいいのですが、シュレッダーに時々書類が刺さっていて腹立たしく感じることがあります。(※)
※そこまで来たならハンドル回していけ
今回の大掃除でのシュレッダーの八面六臂の活躍により、どうにも動かしづらい書類がマリンスノーのように蓄積されていっていたことが心の重しになっていたところもあったのかなと、それらを粉砕して捨てたことで気付けたようにも思います。
片づけ下手で、つい書類を溜め込んでしまう人は、家庭用のシュレッダーを買って一つ一つ目の前から書類を消し去ってみると、大分頭も部屋も整理されると思いますよ。
特に、捨てにくい書類をどうしようか考えているうちに別のことを始めてしまい、いつまで経っても書類は片付かないまま、という状況が続いている人は、シュレッダーを買うと「シュレッダーですぐ処理できるなら」と不要な書類探しに熱中し始め、全部が逆転してうまく書類が捨てられるようになる可能性があります。
あまり興味を向ける機会はないかもしれないが、買ってみると意外にも威力を発揮する家庭用シュレッダーの話でした。