AirPodsだけでTwitter投稿も!SiriからTwitterにバックグラウンドで投稿する
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iOS 13で強化されたSiri、ショートカット.appは、筆者が以前より思い描いていた音声コンピューターの輪郭を描く程度に具現化させるものとして感銘を受けています。
バイク運転中など、手や視覚が塞がった状況でのSiriの便利さに気づき、Siriの可能性を柔軟に拓くショートカット.appに最近は着目しています。
バイク運転中はSiri使用の気恥ずかしさもありませんし、Siriがバリバリ活用できます。
もくじ
Siriを活用し始めてまず不満に思ったのが、SiriだけでTwitterへの投稿が完結しないことです。
ショートカット.appにはTwitter投稿する機能がありますが、それを動作させると投稿画面が開いたり、公式Twitterクライアント、Tweetbotを起動することになったりで画面を操作する必要があったり、ロック中ならロックを解除する必要があったりで、声だけで完結するSiriの醍醐味が味わえません。
そこで、Siriだけで、つまり声のやりとりだけでTwitter投稿が完結するようショートカットを作成してみました。
「バックグラウンドでツイート」と名付けたショートカットです。
これは単体では動作せず、受け取ったテキストを問い合わせなしにツイートするだけの働きをします。
別のショートカットから呼び出すことを前提に作ってあります。
Twitter投稿のためのテキストを組み立てるショートカットと組み合わせて使うのです。
ショートカットだけで独自にTwitterの認証を通すのは無理であるため、「バックグラウンドでツイート」は、渡されたテキストをIFTTT(イフト)に投げ、IFTTTがTwitterへの投稿を代行するという形にしています。
それが可能になるように、IFTTT上の設定が必要になります。
IFTTTのアプリをインストールし、設定を行っていきます。その手順を紹介。
IFTTTアカウントを作っていなければ作ってログインします。
手順が長いですが、長いだけでどうということはありません。
「Add Ingredient」をタップし、「Value1」を選択。
「Finish」をタップ。
続いて、「バックグラウンドでツイート」のインストール手順です。
「バックグラウンドでツイート」をインストールしただけでは、受注側のショートカットが存在するだけで機能しませんので、冒頭に掲載したこの図でいう「投稿用テキスト生成ショートカット」の方をインストールします。
とりあえず3つ作りました。名前のところのリンクからインストールできます。
ショートカット名 | 機能 |
---|---|
新規ツイート | まずはSiriに促され、音声認識で自由文を入力。確認の問い合わせの後、ツイート。 |
ナウプレイングを投稿 | 現在ミュージック.appで再生中の曲情報を問い合わせなしにツイート。デフォルトの書式は以下。
僕はマボロシ / プラムソニック from ピカピコロジカル #NowPlaying from Siri |
位置情報を投稿 | 現在地を住所、GoogleマップのURLと共に問い合わせなしにツイート。デフォルトの書式は以下。
現在 東京都世田谷区三軒茶屋x丁目(高度37.7m)にいます。 Googleマップ: https://maps.google.com?q=35.xxxxxxx,139.xxxxxxx&hl=ja-JP&gl=jp from Siri |
「位置情報を投稿」の動作には、「農研機構Web APIで現在地の住所を取得」も必要です。
ミュージック.appで再生中にSiriを起動して「ナウプレイングを投稿」と頼むと、問い合わせなしにTwitterに曲情報が投稿されます。
移動中、Twitterの仲間に自分の居場所をアピールしたくなったらSiriを起動して「位置情報を投稿」と頼むと、問い合わせなしにTwitterに位置情報が投稿されます。
バイクの運転中などで手を離せないときにTwitterに自由文を投稿したくなったらSiriを起動して「新規ツイート」と頼むと、Siriから何を投稿するか促されます。音声認識が行われた後、「はい / いいえ」の確認が入り、「はい」と答えるとTwitterに自由文が投稿されます。
要するにショートカット.appで何らかのテキストが生成できればそれをSiriからツイートできるということです。
ショートカットは自分で編集できますので、これらを参考に「バックグラウンドでツイート」を活用していただければ幸いです。